交遊さぷろれぐにあ
水飴は
夜空にこぼれ
とろとろと
微睡みながら
スプーンで
かき混ぜられた
億年の
星の旅路を
辿るみたいに
てのひらを
浸せば、ほのか
冷たくて
ひんやりしてる
散りばめた
金平糖が
少しずつ
溶けてくさまは
花火みたいだ
金魚すくい
指はからめる
逃げないで
こわくないから
抱きしめた
胸のきずぐち
綿菓子が
毛布みたいに
包んでくれる
いちめんに
湛えた宇宙
みず草を
くぐりたわむれ
ひれを撫で
頬を重ねた
よろこびに
できた罅割れ
広げるように
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