第10話 寒波
「寒波」
明日は寒くなるという
僕はどうやって生きていこう
何の準備もしていないばかりか
君の思い出をまだ引きずっている
明日は雪が舞うという
僕はどうやって過ごしていこう
何のためらいもなく
まだ君のことを心配している
寒い夜が来る
風の音を聞きながら
じっと布団に包まって
孤独と過ごすことしかできないのに
明日は寒くなるという
この冬一番の寒さがくるという
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