第6話 冬の駅

「冬の駅」


悲しみさえも暖かい

いつも誰かがいてくれた

長い列車がやってきた

同じ景色の冬の駅


絶望さえも包み込む

いつも灯りが点いていた

長い列車を見送った

同じ景色の冬の駅


暮れにはきっと帰るから

お土産持って帰るから

それまで元気でいるんだよ

身体を大事にするんだよ


後悔ばかりこみあげる

汽笛空しく冬の駅

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