第3話 顔合わせ




詩音は··········『バンッッッ』といきよいよく扉を開けた·····


そして詩音は勢いよく開けたのと同時に叫んだのだった。


『凛音!·····?』


だが、その場にいたのは凛音ではなかったのだった。

扉を開けた先に立っていたのは2人の男子だった。


『び、びっくりした!だ、誰だ?』


水翔は勢いよく開けられ、急に叫ばれたことにびっくりしていた。


『多分だけどさっきの感じをみると、俺ら3人とも、ここに来た理由は大切な者のため......ってことだろうな』


そしてもうの男子··········空秦は、そう言った。


『え?そ、それって··········』


詩音は空秦の言葉にひとつ思い浮かんだ。

だが、詩音がその思い浮かんだことを言う前に、水翔は挨拶をしたのだった。


『俺の名前は、黒邊水翔くろなべ すいと。俺は白西麗華しろにし れいかって言う彼女を探しに来たんだ。葛井ってやつがここに行かせたらしくて··········』


水翔がそう言い終わると次に挨拶をしたのは空秦だった。


『俺の名前は、黒垣空秦くろがき くうしん。俺は白橋怜奈しろはし れいなって言う俺の彼女を探しにここに来たんだ。怜奈も葛浦ってやつにここに来させられたんだ』


そして、水翔と空秦の2人の挨拶が終わった。

そして詩音は、ふたりの言った聞き覚えのあるに反応したのだった。

だがすぐに詩音も挨拶をしたのだった。


『葛井?葛浦?………なんであいつら生きてんだ?あ、いや僕の名前は、黒宮詩音くろみや しおんです。俺は白宮凛音しろみや りおんって子を探しに来ました。何故かここに用事があるって言って走っていったので追いかけたんですが··········』


詩音がそう言うと水翔が声を出した。


『そういえば、俺ら3人以外誰もいねぇよな.........』


水翔がそう言うと、空秦も反応した。


『そのようだな.........』



その時、突然大きな音がなった。

いや、正確には音と言うより叫び声に近いものだった··········


『ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ』



『な、なんだよ今の!·····叫び声...か?』


その声に最初に反応したのは水翔だった。

そして次に反応したのは空秦だった。


『み、みたいだな··········てか扉閉まってねぇか?』


空秦がそう言うと、皆、扉の方を見たのだった。

そして、詩音が扉に近ずきドアノブをひねった。


『あれ、扉があかない』


だが、その扉は開かなかったのだった。

その事態に··········

水翔と空秦は叫んだのだった。


『『え?嘘だろ!!』』


そして、2人は声が揃ったのだった。

次に声を出したのは水翔だった。


『なんであかねぇんだよ!!』


水翔がそう言うと、空秦が水翔と詩音に質問をしたのだった。


『でもよ?俺はもちろんだが、お前たちも自分の女を見つけるまで出るつもりは無いだろ?』


空秦は2人にそう言った。

すると···············


『そんなのは··········当たり前だ!』


まず最初に水翔が反応した。


『うん、もちろん!』


続いて、詩音も直ぐに反応したのだった。

2人の返事を聞いて、空秦はこう言った。


『ならば、扉のことは大切な人を見つけたら考えよう。それか探しながら考えようか。それに急がないと行けない気がするしな』


空秦がそう言い終わるとどこからか謎の音が聞こえてきたのだった。


『·····?この音·····まさか··········!?』


詩音はその音に反応したのだった。



―――ドスン、ドスン、ドスン



館の廊下から響き渡る謎のでかい音·····歩いているような··········


3人はそう考えたいた、


その時だった、突然近くの部屋の扉がいきよいよくひらいたのだった。


――――バンッ


その中からは、めちゃくちゃ大きくて異常に発達している体の出て来たのだ。




この感じ.........体と脳がこの場から逃げることを進めているようなこの感覚.........そうか.........この感覚はまずいな.........


詩音はそう思い2人に叫んだ。



『2人とも逃げるぞ!!』



··········詩音は2人に逃げることを叫んだのと同時に走り出した、館の中を必死に走りながらその場から離れた。逃げるために。



············································································



〘3階 3〇2号室〙


水翔は2つ分の階段を駆け上り、3階の部屋に逃げてきたのだった。


『はぁ、はぁ、ヤベェ.........なんだよあれ!急いで麗華をさがさねぇとやばいな.........ん?なんだこれ?鍵?2〇1号室って書いてあるな。念の為にもうちょいこの部屋を調べるかぁ』





············································································



〘2階 2〇3号室〙


空秦は1つ分の階段を駆け上り、2階の部屋に逃げてきたのだった。


『ハァハァ、なんだ今の!ぜってぇやべぇやつじゃねぇか。早く怜奈を見つけないと............

ん?いつの間にこんな鍵落ちてたんだ?3〇1号室って書いてあるな.........後で行ってみるか。他にはなんかねぇかな、武器になるような者ねぇかなぁ』





············································································



〘1階 1〇1号室〙


ドスン···············ドスン····················


やはり、まだ外で聞こえている。

の足音が............


詩音は走り出したあとすぐに1階の部屋に逃げ込んだのだった。


『はぁ、ほんとになんなんだよ.........あれはよぉ。

でかいしなんかやばい気がするしよぉ。

ん?鍵?0号室?どこだよそれ、ん?こ、これって··········』



詩音は目の前にあるとある箱の蓋を開けた、そして中にある物入っていた。


『こ、これは···············なんでが···············』


その箱は一つだけではなく、この部屋だけでも6つはあったのだった。

詩音はとりあえず全部回収した。ひとつの箱に1セット入ってるいるようだった。


詩音は気づいたのだ、使えると。


(詩音)『後で渡さないとなあの二人に··········』





············································································



ある2つの部屋·····



············································································


〘2階 ???号室〙


(?男子)『··········出れねぇ、急いがないといけねぇのによぉ··········』


(?女子)『どうしよう!私、怖いくなってきた··········』


(?男子)『··········なんとかこいつだけでも助けねぇと··········』




············································································


〘3階 ???号室〙


(?男子)『··········頼む!!開いてくれよ!!急がないといけないんだよ··········』


(?女子)『ねぇ··········私、怖いよぉ··········』


(?男子)『··········ちくしょう一体どうすれば··········どうにかこの子だけでも··········』




············································································






2階の???号室と3階の???号室には謎の男子と女子がいたのだった。

この4人の子達は一体誰なのか··········

それとどうしてこの4人はここに入ったのか··········


··········そしてここに入ったのはこの4人だけなのか···············他には居ないのか··········




続く·····

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