第11話 第二章 成果

それから、数週間が経った。

俺は、清華とまた試練に来ていた。

試練には、いくつか、セーブポイント? みたいな場所があって、そこまで行くと外に出ることができた。


それによって週末には清華と試練に行き、日曜日には、帰るという生活を続けていた。

その結果、ステータスはこんなふうになっていた。


名前 田中 すすむ   Lv15

 職業  見習い槍使いLv5/15 

 深度  2

 HP 15/15

 MP 9/10

 STR   2

 DEF   2

 INT   1

 RES   1

 AGI   76(先駆発動時最大95)(神速

 発動時228)                         

LUK 1

 武具召喚 騎士槍ランス

 ユニークスキル 神速Lv3 思考加速Lv1

 スキル  先駆Lv5 暗殺Lv2 

      殺害適正Lv4

     短剣術Lv1、気配察知Lv3

      槍術Lv3 (鑑定)

 称号 ユニーク保持者 ゴブリンキラー


週2で試練に入ったおかげで、スキルもレベ

ルも結構上がった。


ゴブリンキラー……ゴブリン種に与えるダメージ50%増加。ゴブリン種を一日で100体倒すと取得。


これは、レベルを上げるためにゴブリンを狩りまくっていたときに取得した。

これは、STR(攻撃力)関係なくダメージが増加するため、とても助かっている。


何度も[先駆]を使っていたが、5からは上がりにくいのか、なかなか上がらない。 

 逆に先駆と同じくらい使っていた、[槍術]

と[気配察知]は、かなり上がった。


それでも、初日の成長ほどではない。

これ俺の予想だが、本気の違いが関係していると思う。

いっておくと初日以外は、本気を出していないわけではない。


しかし急に試練に巻き込まれ、ゴブリンによる死の恐怖、初めての殺害、不十分な装備、貧弱なステータス、いつ帰れるかもわからない不安、ゴブリンキングとの死闘。

こんな状況でのレベル上げと


充分な装備、豊富なスキル、

強力なステータス、

[殺害適正]による殺害、死の恐怖の克服。


この状況の差では、本気度が違っても仕方がない。


強くなりたいなら、前と同じように命をかけた死闘をすればいいが、

中学1年生にそんな勇気は無い。

だから成長率が悪くても確実にスキルとレベルを上げるしかない。


そう思いながら、ゴブリンを倒し続ける。


「グギャッ」「ガギャア」


そうしてしばらく倒し続けると、声が聞こえた。


【ゴブリン討伐数が1000体を超えたことを確認しました。

それが1名で行われていることを確認。

それが一ヶ月以内に行われている事を確認しました。

特殊ボス 憎悪の幽鬼を召喚します。】

 

「は?」


その瞬間近くに魔方陣が現れ、

3メートル位の身長、溢れんばかりの筋肉、真っ赤な肌、そして両手にメリケンサックを持っている。


鬼がそこに立っていた。




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