銃弾の設定について
妖魔に対する弾丸の有効性について
●最低レベルで有効な目安
オーク兵(魔族軍標準歩兵)
・50口径マグナム弾(甲冑非着用時)
・7.62ミリ弾以上のライフル弾(甲冑非着用時)
・9ミリ以上のライフル弾(甲冑着用時)
・推奨:12.7ミリ弾
インセクトタイプ(昆虫型小型妖魔)
・7.62ミリ弾以上のライフル弾
・50口径マグナム弾
この世界の弾丸規格について
・これに対して、世界各国で使用される銃弾は国によってかなり異なる。
・現実世界のような国際共通規格は、この世界では成立していない。
・弾丸がそのままその国の影響力や勢力圏を示す目安となっているため、安易に他国の規格を導入することを各国ともに嫌う。
・新型、かつ、高性能の銃が出たとしよう。それが本当に導入すべきと判断されたら、その国の規格に変更した銃を導入するのが基本。
主立ったライフル用弾丸の規格
+7.7mm x 56 ブリティッシュ弾(英国連邦圏)
+7.5mm×54(フランス・スイス)
+7.92 mm×57 モーゼル弾(ドイツ・中東)
+7.62x39mm(ロシア・東欧・中国・東南アジア・中東・日本)
+7.62x51mm(アメリカ)
+5.56x45mm(アメリカ・東南アジア・中東・日本)
+5.8x42mm(中国・東南アジア)
+5.45x39mm(ロシア・東欧)
嫌がられる世界基準化
-現実世界における5.56mm弾は、妖魔との戦闘で「殺傷力の低さ」を問題視された結果、ごくマイナーな存在扱いと見なされている。
-この世界にはNATOは存在せず、アメリカの介入もヨーロッパでは「新大陸の陰謀」扱いされて嫌われる。
-各国軍は勝手に自国の規格を作っているので、ヨーロッパの統一した軍事規格は存在しない。
-アメリカはともかく、銃器メーカーのほとんどは民間ではなく国営企業のため、たかが規格と思うなかれ。
・銃には全て国家のメンツがかかっていのだ。
-ヨーロッパ各国は、アメリカ大陸やアフリカや南米などで共に戦った経験があって、その都度、規格の違いが補給や弾薬の融通の面で問題を痛感して「今度こそなんとかしよう」と言うものの、戦争が終わればすぐに忘れてしまう。
-挙げ句に各国共に「あんな国と同じ弾なんて使いたくない!」と意地を張る始末。特にイギリスとフランスはその最右翼で、この二カ国に規格統一を持ちかけたら激怒されるのがオチ。ドイツは唯我独尊。
-一時期、アメリカが経済圧力をかけてまで7.62㎜弾規格を欧州に押しつけようとしたが、ヨーロッパ各国は大反対。経済的な損失を受けて尚、自国の規格を守りぬいた根性まで見せた。
-例外は外交詐欺に引っかかったドイツとベルギーとルクセンブルクくらい。ベルギーは輸出に力を入れており、正直、自国の防衛力からしたら規格なんてどうでもいいところがあるし、ルクセンブルクほど小さくなると、銃も一緒にくれるならなんでもいいとなる。
-ドイツはこの一件があってから、アメリカとの軍事的交流の一切を断絶している。
-性能故に各国で使われているのは、9㎜拳銃弾と12.7㎜弾機銃弾くらいなもので、それさえ赤色戦争前に一世を風靡したルガーやベレッタ製自動拳銃の大流行、もしくはM2重機関銃の各国へのライセンス配備による大量普及が原因だ。
-口径だけじゃなくて、互いに技術的な所もオリジナルを尊重しているので、どこかの国が銃を開発するとその構造を巡って国際問題化することもある。
-対立が激しすぎたり、ライセンス契約がどうのともめることがコスト高騰を招く原因で、ヨーロッパ各国の銃器メーカーが中国やロシア、アメリカにビジネスで勝てない理由だといい加減、気付いた方が良さそうなものだが……。
-9.7mmヘルマーチ弾が統一規格化されたのはむしろ奇跡。
質問:マグナム弾がなんでライフル弾より強く設定されているの?
答え:演出です!
・ライフル弾の方が強いから、50口径マグナム弾なら5.56ミリ弾の方が強いんじゃ?
・そう思って当然でしょう。
・答えは簡単。“単にそっちのほうが面白そう”だから。
・真面目な考察にのっとっての判断ではありません。
・そもそも、5.56ミリ弾をくらった敵兵がそのまま突っ込んできたなんて話はベトナム時代からチラホラありますし、オーク兵のようなバカはそもそも痛みに鈍いし……。
・人間より強いはずのオーク兵が人間でさえ死ぬかどうかわかんない銃弾一発で死ぬなんて面白くないでしょう?
・殺傷力が高いとか、そういう科学的、実証的な考察は文系コテコテの作者にはわかんないから、マグナム>ライフル弾の図式が現実的かは、作品ではあまり考えていない。
・数字でいろいろと説明してくれてるサイトがあるけど、「????」の世界でしかないから無視。
・作者としては、マグナム弾の中でも44口径以上が熊が殺せるサイズとあることに着目しているだけ。面白いから。
・マグナムが小型妖魔を殺せるなら、どうしてデザートイーグルや普通の自動小銃を登場させないかといえば、それじゃあ作品がつまらないから。
・作者は歩兵対妖魔については、大好きな第二次大戦当時の雰囲気でこの作品は作りたいのです。
・それと、作者が大口径拳銃の戦場での有効性には懐疑的なこともあります。
・デザートイーグルの反動について大抵書かれているこの一言―――「射撃姿勢や扱い方に注意を払えば全く問題は無い」。
・んなわけあるか。
・戦場で両手でしっかり構えて腰落ち着けて、脚踏ん張ってマトをしっかり睨んで明鏡止水の気持ちで―――ぶっ放せるか!?
・サバゲや、サバゲがわかんなかったら銀弾鉄砲、戦争ごっこでもいいけど、撃ち合いをやった経験があればわかるだろう。
・ただ敵と遭遇しただけで小心者はビビってやたらと撃ちたくなる。
・その時のためにどんだけ訓練されていたとしても、そんな姿勢を一々思い出すとは考えられない。
・第一、こんな撃ち方いちいちやるなんて、ヤクザの鉄砲玉だけだろう。イメージ的に、戦場で生き残れると思えない。マグナムをぶっ放して手首壊した米兵は、恐怖に負けて撃った奴らを想定している。
・とにかく、拳銃弾にすぎないマグナムが小銃弾より威力がある表現には賛否あるだろうが、んなことは大目に見て欲しいのが作者のお願い。
・作者はどっちも撃ったことないからわかんないし、なによりこの世界でこのテの銃を撃つ相手は人間じゃない。
・熊相手に7.62㎜弾と5.56㎜弾のいずれかを1発だけ発砲するのと、50口径のマグナム弾を1発だけ発砲するのと、どっちが結果として熊を殺傷する可能性が高いか……たとえ話で考えるならそんな話になるだろう。現実世界でも、アメリカクロクマがショットガン三発、拳銃五発、猟銃二発の銃撃を受けようやく倒れたケースもある。オーク兵を含め、小型妖魔は熊より余程頑丈な生き物と設定されているから5.6mm弾では死なないのが基本設定。
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