飛行艦
飛行艦
飛行艦【ひこうかん】
・魔晶石エンジンを利用して飛行する船舶の総称。
・詳しい原理は省略するが、魔晶石のパワーを利用して、重力慣性フィールド(FGフィールド)を形成、浮揚・飛行を可能とする仕組みで航行する。
飛行艦のメリット
1.航続距離はほとんど無限。
2.地形に関係なく地球上のどこへでも移動できる。
3.MLなどの光学兵器が使用可能。
4.対物バリアを展開できる。
5. 1000キロ近い遠距離からの攻撃が可能
などの利点から、同じクラスの海軍艦艇と比較すると、単純でも3倍程度の戦闘能力を有するというのが一般論である。
艦艇の種類
・全長3メートル程度のランチから500メートル越の『信濃』級まで多種多様。
・ただし、魔晶石は大型化すると精霊体を管理する必要が生じるため、精霊体の存在の有無をもって大体の区別をつけることが出来る。
主な区別は以下の通り
1.軍民種別
・カテゴリーC~民間用を含む非武装の艦艇
・カテゴリーF~軍用の武装した艦艇
2.精霊体の有無
・Aクラス~精霊体が発生しない低レベル出力艦艇。例:ランチなど
・Bクラス~精霊体が発生しないが、Aクラスより出力が大きい。
例:大型連絡艇や作業船。カテゴリーCはほとんどこのレベルまで。
これ以上の精霊体発生機関は国家や軍が民間へ放出したがらないため。
・Cクラス~精霊体が発生する。
このクラスから、精霊体管理のためコントローラーが必要となる。
軍用艦の場合、必要な魔力は、武装に機関出力共に同一源(1つの魔晶石エンジン)から利用する=軽
装備の魔法兵器のみ搭載する。
例:駆逐艦やメサイア上陸艇クラス。
・Dクラス~精霊体が発生する。
機関出力の関係から、武装がある場合、機関と武装の魔力供給源が別となり、大抵3つ程度の魔晶石
エンジンを搭載。
例:巡洋艦や飛行空母など、ほとんどの軍用飛行艦がここに該当。
・Fクラス~精霊体が発生する。
Dクラス以上、4つ以上の魔晶石エンジンを搭載する超大型艦。
例:『信濃』『ワシントン』
火器管制システム
・近衛の場合、火器管制はメサイアのそれと同じくメサイアコントローラーが行う。つまり、命中率が格段に高いのが特徴。
・米軍をはじめ、各国軍はコンピューター制御によるFCSを使用しているが、この原因には、いくつか説がある。
説その1:個人差によるバラツキを嫌った。
・つまり、メサイアコントローラーの個人差により命中率が上下するため、能力にばらつきが出ることを嫌ったため。
・答え:×。
・実戦に耐えられるレベルとされるCレベルメサイアコントローラーの場合でも、「ランダムボール1000-20判定」(1000キロ先をランダムに飛行するバスケットボールほどの飛行物体20を同時に狙撃するケース)における撃墜率は最低でも85%。Aクラスは1000%越(1回の攻撃で全部撃墜するのが100%としたら、「10回は余裕で全部撃墜できる」という意味らしい)というワケわかんない数値になる。
・言い換えれば、誰がやっても「最低8割阻止は余裕」ということ。ついでにバリアあるし。
・なお、同判定におけるコンピューター制御FCSの命中率は、米軍でも45%を下回るものの、任務をミサイルや航空機の撃墜と考えれば、コンピューター制御によるFCSでも十分実戦に耐える事が出来るから問題はない。
説その2:艦司令部の火器管制委譲忌避
・つまり、艦司令部が、メサイアコントローラーに艦の火器管制すべてを委譲することが忌避し、命中率云々よりも、一般の軍人が火器管制を行う方を重視する。
・答え:○。
・最大の見せ場である戦闘までコントローラーという「特別な存在」に奪われてはたまらないということ。
・「艦乗組員志気維持のため」とも言われている。
説その3:実戦に耐えられるだけのメサイアコントローラーの不足
・答え:○。
・本音はこっちかもしれない。
・優秀なメサイアコントローラーは騎士団に優先配備されるからなかなか艦隊には回せない。
・近衛が多数を配備できるのは、日本が魔晶石と魔法騎士、メサイアコントローラーについて、民族・国土的に、なぜか資源潤沢という超ご都合設定のおかげ。
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