フォロワーオリジナルシナリオ
モノトーンミュージアム
モノトーンミュージアム「アルとリリスの物語」
11月7日(日)に走り抜けて来ましたー!!
これほんとは5月くらいに話題にのぼってたんですが、私の仕事の都合でズレにズレ込んでこのタイミングになったシナリオのような気がする。誠に申し訳ございません。
言い訳になるけど、現行モノミュ卓を数ヶ月やってるから、5月にやるよりルール周りとか戦闘の流れとかがわかってて上手くやれたんじゃないかなーと思ってます。剥離値上昇キメるの楽しくてよ。
今回のシナリオはこと氏作。毎度毎度お世話になっております。こと氏のモノミュ単独シナリオは初めて?だよな?どのシステムも上手くお話をまとめるなぁ…と感心している。
不死者で豪商の娘リリス(PLもの)と、人間で天涯孤独アルヴィ(PL蒼依さん)の恋の物語でした。今回のシナリオテーマは「避けられない悲劇」「身分違いの恋」だったように思います。重めのテーマでしたが、それを臨場感たっぷりに描写するチカラが流石。前半出てきたNPCが面白かったり、フレーバー戦闘とかで場をあっためるのも上手ですよね。
そしてリリスの過去を知るらしいキーパーソンも出てくる。その人が屍人だったのがニヤニヤしてしまいますね…
同卓者はモノトーンミュージアム初シナリオ「こどものくに(作:フーカ氏)」を一緒に通過した蒼依さん。
私、マジで蒼依さんのRPが死ぬほど好きで、こどものくにのログ全人類椅子に縛り付けて見せたい。見せないけど(独占欲)
また蒼依さんと二人でシナリオ回れてニコニコです。
蒼依さんはRPを拾うのも広げるのも上手なので、完全におんぶにだっこ状態でした。NPCとの掛け合いも上手い!たまに鑑賞している時間がありました。NPCが亡くなったシーンは胸が痛くなった。
NPCとしたかったけど出来なかったことを吐露して、いつもNPCの態度に手を焼いていたアルヴィが後悔を滲ませるところ。ひとつひとつは小さなことだけど、その子が居なくなってしまったら何もしてあげることができないんですよね。一緒に過ごしてきた年月が濃いものだったんだと察させるのがとても上手い。
そして、彼はリリスのことが大事で大切なので、危険な目に遭わせたくないから離れることを選択するシーンもね。やばかったね。
リリスは一緒にいたいし、一緒に居れば何も辛くないよと言うけど、それはリリスの世界が狭いからなんですよね。これ以上の困難、苦労があることをアルヴィは知っているから、優しさで離れることを諭すんです。リリスに困難を経験してほしくないから。
結局リリスの従者NPCに説得されて、リリスと共に歩むことを受け入れてくれます。正直な人なので、リリスに「これ以上の辛いことはたくさんある」と伝えてくれるんですよね。「俺だけは最期まで味方だ」とも。
「最期」なの。ココ重要。人間と不死者だから、「最期」なんです……(とんでもないエモに巻き込まれてぐちゃぐちゃになる絵文字)
リリスの過去を知る人物に次の目的地を教えてもらった彼が、リリスとこれからどのような道を歩んでいくのか。GMのみぞ知る……
私はプロGMとPLに囲まれてしゅげぇ〜〜〜ってただ楽しんでた一般人です。兆候表振るのたのし〜〜〜〜。
リリスの生まれ故郷はすでに滅亡しており、そこで唯一残った赤子だったリリスを拾ったのが商いの国の豪商だった……という設定だったんですが、リリスは育ての家族からは「家族」として見てもらえず。不死者だと知っている育ての父は大切に扱われすぎるがあまり一線置かれており、不死者と知らない義理の兄からは、父からの特別待遇ゆえに疎まれていました。
リリスはそんな義兄に「リリスのことが羨ましいのね」と声をかけましたが、実の親が血の繋がった我が子より養子を可愛がっていたら、そりゃ実子は嫌ですよね。そういう意味では、この豪商の家も不幸だったのかもしれません。結果的に伽藍となってしまった義兄に家は壊されてしまうし。
リリスは生まれ故郷と同じくまた自分だけ生き残ってしまった状況に、不死者なりの悪運高さというか……そういうのを今回ようやく感じ取ったんじゃないかな。紡ぎ手として、アルヴィの隣に立つものとして、自分の生まれ持った性質をどう活かしていくか考え始めることでしょう。
そして、この見た目のまま永久の時間を過ごしていくことを、なんとなく理解したかもしれません。
「全てを護る」なんてことは夢物語で、「みんな末長く幸せに」なんてことも夢物語だと今回の騒動で学んだリリスが願うことは一つだけです。ただ好きな人に見つめてもらいたい、そんな小さな願いですが……これ死ぬまでってなったら相当重い女なんだよな。
そんなリリスに対して、「生涯かけて叶えてやる」と言ってくれたアルヴィ漢すぎる。
あ、そう、アルヴィの方が早く死んでしまうんですよね。身分違いって、社会的地位だけの話じゃないんです。ここの二人。
アルヴィが死ぬその時までリリスは彼のそばにいるでしょうし、どんなに辛いことがあってもアルヴィのことを好きでいる限り、一人で逃げるなんてことは出来っこないね。15歳にしてすでに重い女の片鱗を見せつけているリリスですが、どうか引かずに付き合ってやってください。PLもアルくんのことが好きなので……お願いだ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。