娘の進路
長女は、今更のように、周りに、自分は悪くない!
悪いのは、すべて毒親の父だ!と言っているのを回り回って、よく耳にする。
毒親上等!そう思うけれど
中学3年生の時、進路を決めるタイミングで、あなたのしたいこと、行きたい
学校を自分で決めるとなって、お父さんは、最初、一切の口出しはしていない。
けれど、あなたの成績が、本当に低いレベルで、行ける学校に限りがあった
のが、現実で、仕方なく、生活は苦しかったけれど、塾に通わせたんだ。
その塾も、アスペという事を考えれば、マンツーマンの塾でないと、確実に
ついていけなくなるのもわかっていたから、費用は高いけど、どうにか稼いで
支払っていくからと、お母さんを説得し、マンツーマンの集中コースという
お母さんの月の給与より高い塾に通わせたんだ。
結果、成績は確実に伸びたよね。
だから、行ける学校の候補も、多少なりとも増えたんだ。
けれど、その候補を見ても、行きたい学校も選べないし、やりたいことも
ハッキリしない。だから、いっぱい考えて、色々な人に相談して、
あなたにあったものって考えた時に、あの学校なら・・・って思ったので、
あなたには、どうかなぁ?向いていると思うよ!って勧めたんだ。
合格発表の通知が郵便で来た時、お父さんは覚えているよ
あなたは、本当に、漫画みたいに、喜んで飛び上がったよね
合格は嬉しいものだけど、そこまで喜ぶの?って思ったんだ。
だから、その時点で、お父さんは、あなたに言ったよ
合格したから、最悪は、この学校に行けばいい
けど、併願にしているのだから、落ちてもいいから
行きたい学校、受けてみたい学校を選んでチャレンジしても
いいんだよ、今なら成績も伸びているし、他にも可能性
あるんだし、決めるのは、あなただけど、どうするの?って
そしたら、ここへ行く!他は一切受けない!って決めたのは
あなたなんだよ。
高校の3年間、確かに、あなたはアスペさんだから、友達を作ることは
難しくて、人間関係的には、嫌な思いもあったのかもしれない。
けれど、お父さんが見る限り、本当に楽しそうに通っていたよ。
偏差値的には、かなり低い学校だったけど、塾の特訓は無駄になった
けど、あなたが楽しそうな姿が見れたから、行かせて良かったって
思ってたんだよ。
大学は、私立だから、エスカレーターで上がる道もあったけど、あの
時も、他に行く道もあるよ、って言ったのに、あなたが、受験勉強して
試験を受けてっていうのが嫌だし、資格を取ることは維持でも取りたい
から、他にやりたい事もないから、このままエスカレーターで上がって
卒業の時に資格を持った上で、就職するか、編入するか考えるって
あなたが言ったんだよ。お父さんが無理矢理になんて一切ないよ。
大学も、最初のうちは、本当に楽しそうだったし、しんどい事もあった
のも知っているけれど、実習なんかも見ていたら、本当にむいているな、
頑張ってるな、うまくいけば、このまま、スルって資格とって、就職しちゃ
うんじゃ?って思うほどだったし、本当に、頑張って、いい子に育った
なって関心してたんだ。
けれど、お父さんが、カード詐欺被害にあったせいで、授業料の遅延が
あって、学校に責められた事、それが、きっかけで、あなたが、本当は
苦しくて、追い詰められたのをお父さんは気づかなかったし、あなたは
大丈夫!って言ってたから、全くわからなかったんだ。
それがきっかけで、荒れていったのかもしれない
けれど、ちゃんと支払ったし、特に学校も問題にしていない。
どちらかと言えば、本当のところは・・・
あなたが、コロナの時期に、ネットばかりして、授業を受けず、
気が付けば単位を落としまくり、それを嘘で隠し、お父さんを騙し
バレるのも時間の問題ってとこまで来て、そこで、嘘をつかず、
本当の事を言ってれば、確かに多少は怒るけれど、修復はできたんだ。
学校にお父さんは、頑張ったけど、サボってないけど、レポートが
苦手で、ミスが連発して、こういう結果になったと、あなたが言った
嘘を信じて、必死に謝って、なんとかしてほしいって、お願いしてた
お父さんって、ただの馬鹿じゃん。
それを嘘に嘘を重ね、お父さんを騙したのが、怒られるのが嫌で、
やった事だと思いたいけど、実際、日記なんかを読む限り、自分で
自分の事を下に見て、出来ない馬鹿な子って決めつけ、遊ぶ事が
楽しくて、そっちの誘惑に負けた結果、単位を落としたのが、現実で
それを人のせいにして、ごまかしているだけだよ。
バレて怒られそうになったから、逃げたって思われても仕方ないよ。
そういう風に追い詰めたのは、お父さんなのかもしれないけど、
お母さんと違って、お父さんは、ちゃんと怒るけど、反省してる
なら、すぐに許して、普通に戻って、ネチネチ責めたりしたことない。
あなたが、あなたなりに、必死で、頑張っていたのを知っていたから
そういう風にしてきたのが、大きな間違いだったのかな・・・
もう、そのすべてが、今は、わからないけど。
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