はじめに
ここに書く事は、実際に今起こっている我が家の出来事で、全て隠さず
書こうと思って、これを始めた。
確かに名前や場所などは、今の生活に影響が出てしまうので、あえて
偽名などを利用はするが、書く内容は真実の今である。
特に、アスペルガーという発達障害の人を書く部分も出てくるし、
それが不愉快である部分もあるかもしれない。
実際に、アスペルガー症候群の方には、申し訳ないと思うところもある
し、私は、けっして、アスペルガーでも大丈夫!と言い切れる人ではない
から批判的な部分もあると思うし、その家族を応援するものでもないので
そういう批判的なものをされても困るので、あくまで、勝手な父親が
勝手に自分の記憶、経験、思いを書きなぐっているつまらない物という
程度で、読まないでいて欲しいとさえ思っているという事は理解願いたい。
ただ、いつか、奇跡的に、娘の周りの普通の人が、読む機会があって、
読んだ時に、娘の事情、本当の状況を理解し、娘の手助けをしてくれる
という人とのめぐり合わせがあった時のツールの1つにでもなればいい
と思うところもあり、そんな奇跡なんてありえないと思うけれど、
書き終えたとしたら、その時点で、一番読んで欲しいのは、娘の大事な
Twitterの中で、娘と繋がる相手にだけは読んで欲しいなぁとは思う。
我が家は5人家族。
私、妻、長女、次女、三女。
つまり、完全に、男は私一人。
医師いわく
私 残念ながら普通の健常者
妻 純粋に重度のアスペルガーで鬱傾向が強い
長女 明らかなる妻のコピーと言える程のアスペルガー
次女 妻からの遺伝はあるもののアスペルガーというより自閉に近い
三女 今は弱めのアスペルガー
いつでも、生活はキュウキュウで、明らかに生活保護でもおかしくない
程、苦しい生活の中で、娘を育てている。
もともと、私は、結婚前、年収1000万越えをしていた。
けれど、結婚を機に、徐々に崩れ始め、気が付けば、今の生活になっている。
その原因の根本は、私には明確にわかっている。
それは、全ての中心を【妻や子供が生きやすい環境を作る為に自分を捨てる】
という大きな課題があって、言い訳になるが、それをする為には、私が一家の大
黒柱として、稼ぎ頭として全力で走るという事が完全に不可能になってしまった
のが、最大の原因だと思う。
男としては、妻に家を任せ、自分は仕事でバリバリ働き、稼ぐという事が
一般的で、自分も、いつでもそうしたいと思う気持ちもあるが、妻を中心に
すると、全くそれがかなわない。
だって、アスペルガーだもん。
アスペルガーが中心で、妻や子供が生きやすい環境となると、かなりの
至難の業になってくる。
妻は、そういう生活になった時から、ある段階を越えた時点で、口癖になった。
【だってアスペさんにはわからないもん】はははは。
そうだよ、全くわかってもらえないよね。
理解して処理する能力ないもんね。
確実に、口にする言葉が本心かどうかもわからないし、自分の都合の悪い事実は、
記憶から完全抹消し、楽しい事、嬉しかった事も抹消し、残っているのが、辛か
ったこと、嫌な記憶や経験、嫌な事だけが鮮明な記憶で、被害妄想炸裂で、勝手
な思い込み全開で、生きにくい中、必死に、ふんばっているんだもんね。
けれど、私は、妻を見てきて思うところもある。
医者ではないので、違うかもしれないけれど、たぶん、アスペだってわかってい
るんだ。
心のかなり奥底に、理解している部分があって、人の気持ちもちゃんと
伝わっている部分が、そこにあって、けれど、口にする気持ちの表面に、全く
それが出てこなくて、頭で判断して出てくる答えが【わからない!】になってい
るだけであって、心の奥底を探らない限り、本当の姿が見えないだけであって、
そこを引き出す能力が0なだけであって、ちゃんと、奥底ではわかっているんだ。
気持ちをうまく処理できる能力がない、ただそれだけなんだ!
と私は今でも思っている。
だって、医者に行った時、催眠的に、行動療法をしていく中、妻は記憶を
遡り、出てきた記憶や思いの奥底の答えは、ちゃんと伝わっていたという事実
だったから、ただ、口にする言葉や行動とは全く違うけれど、周りには
全く何も伝わらないし、わからないけれど、ちゃんと根っこにはあるんだもん。
そう思っているし、その件は、妻の治療の途中で、医師にも聞かされた。
【この子が口にする言葉だけを信じてはダメ】
【これから地獄のような生活が待っているかもしれないけれど、この子は、確実に
あなたを愛しているし、大事な家族と認識しているのだから自信を持って下さい】
【あなたが、この子達の手を離したら、確実に、この子達は死ぬよ】
だから、長女のあなたに遺伝する事も知っていたし、医師の診断でも確実にある
のも聞いている。
けれど、妻とは違い、アスペだとわかって育てている私がいる。
だからこその生きやすい環境が、きっとつくれるはず、そう思って、必死に娘達を私は育ててきたんだ。
父であり母でもある、そういう二人分の役割を背負い、必死に、生きてきたんだ。
そんな私が綴る、今、この瞬間、起こっている事実のみを書き綴る記録としての
ストーリーなので、正直、つまらないですし、価値はないかもしれません。
けれど、娘に届けたい、私の生きた記録でもあるので、どういう結末になるのか
今はまだわからないけれども、書き続けたいと思います。
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