青天白日- 大乱闘ハイスクール-

七星北斗(化物)

プロローグ 入学式

 入学式の生徒会長の挨拶。 


 白髪に黒のメッシュの入った、見目麗しい少女が壇上に上がる。


 生徒会長へ特別に支給された黒い制服を装い。


 その制服には、心臓を位置する場所に誉れ高きホルラン勲章を身に着けている。


『よくきたな狂人達よ』


『喜べ、貴様らの大半が、早い段階で家畜となるだろう』


 壇上の少女が発したとは思えない、汚い言葉である。


 入学生達は聞き間違いではないかと、耳を疑った。


『ここは力こそ全ての学園だ』


『法やルールは、強者のためにあるものだ』


 しかし、目の前の出来事が、現実であることを入学生達は認識した。


『私が気に食わなければ、いつでもかかってこい。秒で沈めてやるから』


『入学したての貴様らに、学園のシステムを教えてやろう』


『各学年には、クラス番付や学年番付がある』


『各学年番付のトップ10人は、1年生なら、1st生徒会。二年生なら、2nd生徒会に加入できる』


『各学年別に生徒会があるわけだ』


 生徒会には特別な制度がある。だが、それは入ってからのお楽しみである。


『どうすれば、上位ランキング入りできるか?疑問に思うだろう』


『その答えが決闘システムだ』


 決闘システムとは、互いに相手戦闘不能にするか、ギブアップさせた方が勝ちである。


 勝者は敗者の所有するポイントを半分奪うことができる。


『貴様らの力を、この学園で示せ』


『以上』


 3rd生徒会長、新屋敷右鈴あらやしきみすず様のお言葉でした。


 名門の侍の息子や、忍びの族長の娘など、群雄割拠と言うに相応しい者達が、この学園へ入学した。

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青天白日- 大乱闘ハイスクール- 七星北斗(化物) @sitiseihokuto

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