151 私たちはすごい(きっとたぶん)

 こんにちは。

 

 SNSで、日本が大好きな外国の方がツイートしているのを時々目にするのですが、本当に日本語がお上手。

 私の友達のフィンランド人も日本語が上手なのですが、彼よりももっと上手。「こなれている」ってこういう事なんでしょうね。


 フィンランド人の友達も実はバイリンガルどころか数か国語話せるそうで。

 フィンランドの中でも言語が違う地域がある?らしいので、その言葉や英語・ドイツ語・イタリア語……とか言っていたなぁ。その上日本語を話すだけじゃなくツイートするのに書いていたりするのだから、すごいものです。

 因みに彼は日本語はアニメとニコ動で学んだらしいです(笑)


 第一の関門は敬語などの使い分けや方言。もちろん文法自体日本語は結論を後回しにするから、その辺りも慣れるまで難しいでしょうね。

 言葉のグラデーションも細かいらしいし。


 そして日本語は話すだけならまだしも、読み書きするのはハードルが高いですよね。

 漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットを組み合わせて使い、「お」「を」「オ」「ヲ」「わ」「は」「ワ」「ハ」などの使い分けなんかも。ここまで色んな表記をする民族は珍しい。

 漢字の読み方だってそう。よく例に上がるのは「生」という字。日本人でも難しい時があります。

 英語が堪能な人だったら、どこまで日本語に直していい単語かという事も、日本語社会に浸っていると無意識にできる事が難しかったり。


 私の大学の時の先生が帰国子女で、ケイタイのストラップをヒモと言って笑われたと言っていた。

 先生からしたら、ストラップは英語であり身近な言葉なんだけれど、英語をあまり話さない日本人にとってどれくらい浸透している英語単語なのかという事が掴みにくいらしい。


 同じような事が日本語の中でもあって、文章を書く時、どこまでの漢字を使うかとかも無意識に判断している。これはセンスの問題になるけれど「為」「居る」「事」「有る」「言う」「所」など簡単な言葉でも、漢字にした方が良いだろうか?とかそういう事を瞬時に判断している気がする。

 狙ってそういう・・・・雰囲気を出したい小説の場合を除いては、固く感じてしまうような漢字を使わないでひらがなで書いた方が良い事があるし、この辺りは……本当に好き嫌いが分かれるところだけれど。

 

 少し話は変わりますが。

 前にも書いたかもしれないけど、いや、書いたな。

 私は「隠そう・・・としても作者の頭の良さが透けて見えてしまうバカバカしいお話」が好物なのですが、こーゆー作者の特徴として、頭の良いキャラや荘厳な雰囲気のキャラは、本を読みこんだり勉強したりしていないと出ない言葉遣いや単語を使っていて、そうじゃない普通のキャラやあほなキャラは全く頭の良さそうな単語を使わないという特徴がある。

小説の場合は地の文でも作品のレベル(自分がマーケティングしている層に合った)の言葉に揃えているか。

 当たり前やん!って思うのだけれど、それがなかなか出来ないんですよ……気を付けて見ているとプロでもこの間違いをしてしまっている。

 素人ならなおさら。

 ちょっと頭が良さげに聞こえそうな言葉って、知ったら使いたくなるし、知りたてじゃなくても入れたくなるものなのですが。そこをぐっと自制して使わない。そこがね、すごいんですよ。

 その判断ができる所も、自制出来る所も。


 ずーーっと(いい意味で)頭が悪いお話が続いて、忘れた頃にキラッと見せる頭の良さ、みたいな。しかも背伸びして無理をしている感じも無く、さらりと。

 キャラクターで、昼行燈とか能ある鷹は爪を隠す、みたいなタイプがモテるのは分かるのですが、私は作者萌えなんでしょうね(笑)


 ほんと、日本語って難しい。

 そんな日本語で文章を書いている私たちは素人であろうとすごいという事ですね!←

 

 (そう思いたい……)

 (どんな終わり方だ……)




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