137 とあるアニメの主題歌
こんにちは。
昨日疲れすぎて筋肉痛で、何もやる気がおきません(汗)
ところで、今私は急を要する事態に小説の続きを執筆することを中断して、違う作業をしているのですが。(エッセイだけはどうにか書いている)
作業中に流していたアニメのオープニングをとある声優さんが歌っていると気が付いて。
もうかなり昔の話ですが、私がレコーディングでお世話になった方が、その声優さん……Fさんとしましょう。彼にキャラソンを書いた事があるそうで、私のレコーディングとほぼ同時期に歌と録ったそうなのです。
私はその頃まだFさんの事をほぼ知らなくて「ふーん」程度にしか聞いていなかったのですが。
レコーディングの折り、Fさんが歌の仕事は好きではないという話をしていたそうで、歌は不得意だから困っているけれど仕事だからやっている、という内容だった。
デジタルのレコーディングだから、パソコンの画面を見ながらマウス操作で、音程を一音ずつ調節して正しい音程に合わせることが出来るので、その作業をするのですが(アナログで録っている場合は出来ないですよ)その音程の補正後の曲を少しだけ聞かせてもらったのです。
たとえちゃんと音程を整えたとしても歌声の出し方や少しのタイミングやビブラートの使い方など(もちろんリズム感もですが)どうしても補正しきれない部分は出てくるのです。
それで「補正したけれど、下手の片鱗が消えていないでしょ」と。
Fさん本人も仕事だから渋々やっているけれど、下手なことは分かっていると言っていたらしい。
お二人の名誉のために言っておくと、私が話を聞いた方はFさんを馬鹿にしてないですよ。
その他に話してくれたのは、彼の真面目さや役者としての素晴らしさ、声色を変えても自然ですごい事、気さくに話してくれる人柄の良さなど賛辞の嵐で私も惹きつけられ、まだアニメ見る習慣の無かった頃だったのだけれど、アニメを見たりネットで調べてたりしました。
でもまだその時はFさんを知らなかったので「大変だよな~、裏方としてお芝居がしたくて声優になったのに、歌やグラビアやアイドルのような事をしなくちゃいけないのは」と思っていたのです。
しかし今回のオープニングを聞くに、人とは努力でうまくなる物なんだなぁ~と感嘆。
以前からアーティスト活動をされていたのは知っていたけれど、特別にファンでもないし(好きな声優さんですが)歌声を聞いていなかったので、驚いたのです。
多分音程は直されているんでしょうが(アニメのオープニングだし)、下手の片鱗がほぼ無い。
好きじゃなかった仕事を努力されたんだなぁと、素直に感動したしました。
今は周りの者たちを守らないといけない立場なので、責任感もあるでしょうが……
別の話ですが、Fさんの声はどんなに色んな楽器の音を周りで大きくしても埋もれなくて、すごい声の持ち主だったそうです。
特別な人は本当に特別なものをお持ちなんですね。
────
でも今から思えば、難解なというか、難しい楽曲を書くので定評のある方の作った曲を歌われていたのだから、もともとそれなりに上手かったのでは?と思ったりもしてきた……
私がその方の楽曲に歌詞を付けたものも難しかったしなぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます