134 色んな意味で「時間の流れ」
こんにちは。
今日はめちゃくちゃ久しぶりの友達と会ってきました。
どれくらいぶりだろう。
……今調べたら2014年が最後に会った年だった。
7年ぶり……
その間、頻繁に連絡を取っていたわけでもなく、時々はSNSで話したりはしていたけれど、それも数回。昔とアカウントも変えてしまっていたし、ちょっと特殊な繋がり方だった。だけれど、時々元気にしているだろうかと思い出していた。そんな特殊なつながりのある友達。
先日寝る前に、その友達が泊まりに来ていた日の事を思い出して「私はずっと友達のつもりでいるんだけどなぁ」と何の前触れもないのに、そんな事を考えていた。すると翌日、私の言葉を聞いたかのように、遊びに行ってい良いですか?という連絡が来た。
友達は関東に住んでいて私は関西。コロナ前でも会わなかったというのに、コロナ禍で遊びに来ると言う話自体が何だか不思議で急で。
もちろん私の返事はOK。
そして昨日の夜「実はあなたの事を思い出して考えていたよー」と。そうしたら友達も考えていたらしい。
シンクロニシティーという奴だ。
人の想いや深層心理の根っこは世界中で繋がっていて、欲しているところに信号が届くと言う現象。
私がお世話になったベーシストの方も、とある楽器奏者が欲しいなぁ~と思っていたところに、急にその楽器奏者と知り合ったり、相手も録音などができるプロデューサー的な仕事が出来る人(そのベーシストさんは出来る)を探していたという偶然があったり、シンクロニシティーってあるよね~と話していたのだけれど。今回のこれもまさしくそれだなぁと。
これは2007年にそんな話をしていたから……これも懐かしい話だなぁ、としみじみしてしまう。
けっこうそれから私はシンクロニシティーを信じているのだけれど、心底欲することを私はあまりしていない気がするなぁ……
強い思いだった場合、どうしても必要だと欲する場合、根っこに信号が送られ誰かがキャッチしてくれる。
まぁ簡単にはいかないのだろうけれど。選ばれるだけのスキルやポテンシャルが自分にも必要というか。
私ももっと読者が欲しいと信号を送るべきなんだろうなぁ……とか、そんな夢見がちなことを考えてしまったり(汗)
まぁ、その話は置いといて。
友達は夜行バスで来て新幹線で日帰りするという……弾丸京都観光がしたいと言うので、伏見稲荷大社と清水寺から祇園までの散策をしてきました。
私は各地の友達に京都案内をすることが昔から多くて、行き慣れた道なのだけれどコロナ禍で久しぶりの散策だったので、とても新鮮な気持ちで楽しかったです。
先週テレビで見たように、すごい人混みではあったけれど。飛び込みで懐石料理も食べたし。抹茶パフェも食べたし。(食べてばっかり)
変わったことと言えば、コロナ禍で撤退した店舗に新しいお店が入っていたり。というのは当然ですが、不思議だったのはレンタル着物。
外国の観光客が多かった時は、本当に申し訳ないのだけれど……夜のお仕事(安いお店限定)の方ですか?と言いたくなるような、品の無い色とデザインの着物の方が多かった。
太陽に照らされたポリエステルの生地がキラキラと、深みの無いピンクに大輪の花や蝶といった柄。髪型も盛り過ぎなくらい盛ったり。
着物業界の方は、着物に興味を持って着てもらうだけで有り難い、着物警察は迷惑と言うけれど、私も着物警察ではないのだ。
中にハイネックを着ても、ブーツを履いても、袖や襟からレースが出ていても、着物と帯の柄があっていなくても、季節に合わない柄を(枝付の花とか)着ていても、極め付けは衣のあわせが逆でも私は構わないと思っている。
二つだけ許せないことがあって、間違った
いや「間違い花魁」は絶対反対だけれど、品の無い柄は着てくれて構わない。
でも京都の街並みや文化に少なからず興味があってやって来たのだったら、ある程度町に合う格好をしてほしいな、と思うのだ。観光客も景観の一つになるのだから。
文化への理解。それが旅行をして、その土地を知り楽しむという事だと思う。
だから京都の町で見かけるレンタル着物が好きでは無かった。(柄によるけれど)
でも今日はレンタル着物の人が観光客全盛期に比べると少ないのは確かに少なかったけれど、確かにレンタル着物の方はいて、私が見かけたほぼ全員が町に合う柄の着物を着ていた。柄と色が良いから化繊の着物でも全く気にならない。日が当たっても安っぽく光らない。
髪型もリボンやレースやお花を使ってとてもかわいかった。
んーーーーー?どっちなんだろう?と。
レンタル業界が品ぞろえを見直して変わったのか、客の趣味が変わったのか(選ぶ人が変わったのか)。
また外国からたくさんの人がやってくるようになったらはっきりするんだろうけれど。
……あー、やっぱりそれでも決め手にはならないな。レンタル着物を利用する世代が平成という時代を謳歌した人から令和を謳歌する人に変わったという見方もあるな。やはり平成は浮かれた時代だったから。
世代の違いが原因だったとしたら、一時的に浮かれていただけで日本人の感性は壊れていなかった、ということに感涙してしまう。
別に外国の方が文化の違いで、日本人が選ばないものを好んでいても、そこはいいと思うんですよ。仕方がないというか。でもリスペクトを持ってほしいとは思うけれど。
そもそも最初は、日本人の価値観が変わってしまったのか?という思いで辟易していたから。日本人の美意識に多様性ができるのは良い事だけれど、古都と呼ばれる古き良きものを求めてやってくる人が多い土地なのに、絵柄を考える人も、着物を仕立てる人も、レンタル業界も売れなけば廃れるだけとは言え、それで本当に良いの?と。
プリクラとかアプリなどで不自然な画像加工をしたりしているのが、「本気で」ネタじゃなくて良いものだと思っている人がいるという事を知った時、価値観がすごいスピードで変化していると感じる恐怖と近いと思う。
写真って「真実を写す」と書くのに……と。なぜ真実の方をどうにかしないのかと。
と、熱くなってしまいましたが。
友達を最後新幹線の改札まで見送ってお別れしました。
本当に楽しい一日だった。
会わない時間が長くてもお互いが友達だと思っていれば時間なんて関係ないんだなぁとしみじみしました。
(取り留めなく書いて、なんか変な閉め方ですみません……)
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