67 ニュー・ハレの日と月日の流れ

 こんにちは。


 なんか、もう夏は帰って来なさそうですね。


 私の住んでいる地域では、ここ最近は十一月の中頃までは暑い日があったりして、九月なんて、まだまだ真夏だったのだけれど。

 ここ数日、昼間が少し気温が高いかなぁと思っても、陽が沈むとひんやりとする。

 昼間だって、真夏のような湿気を感じないというか。


 どれだけ暑くても夏が好きな私はちょっと寂しい感じがしています。

 今年も夏のスタンプが全然貯まらなかったなぁ……と。


 だと言うのに、トキメクこともある。


 今日は日用品の買い物へ行ってきたのですが、雑貨屋さんでクリスマスの飾りを見ると、妙にトキメク自分を再認識してしまう。

 隠しきれない、高揚感。


 もうこのエッセイを読んでくださっている方なら知っていると思いますが、私はクリスチャンではありません。

 そしてご承知の通り、ドラマチックなクリスマスを過ごす相手もいません(苦笑)

 それでも、なぜかときめくんですよねぇ~


 なんなんでしょうね、日本人のクリスマス好き。(私だけかもしれないですが)


 もちろんその前に全国一斉かぼちゃデーがあるわけですが、それも好きだよなぁと。


 曜日なんて無かった時代は、休日という感覚はなく、お祭りやお正月が晴れの日でお休み。

 お祭りでみんなでハッスルして英気を養って、また日常へ戻る、という事を繰り返してきた日本人が、地域とのつながりが希薄になり、農業が職業になって。そんな中、八百万の神大歓迎の日本人にニュー晴れの日として受け入れられたのでしょうね。


 まぁ、そんな感じだから、信仰心とは関係がない。

 信仰心のある人たちから見ると、好い気はしないのかもしれないけれど、八百万システムにおいて、日本人のそれは気が多いとか、不真面目とかそういう事では無く、それなりに真面目なんです。

 便乗商売に乗せられている感もありますが、何も楽しみが無いよりはいいのかな?と。


 まだ九月で半袖を着ていると言うのに、もみの木の緑に赤色。

 ピンっと張った寒さと、温かい室内。

 かわいいコートとマフラー。


 冬は大っ嫌いなのに、遠い冬を想うのは大好き。他人ごとだから(笑)


 そういえば、今日、今季初めて冬用のCМを見た。

 風邪薬のCМだったけれど。

 それも、わぁ、もう冬支度しているやん。となった。


 秋向けのビールなどのCМがだんだんなくなり、クリームシチューとか冬のCМが幅を利かせて来るんでしょうね。


 明日は中秋の名月。

 秋ど真ん中だというのに、もう冬を感じているなんて。


 月日が流れるのを早く感じてしまうはずですね。

 

  

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