準決勝・対戦形式&スタメン
十九日目
トーナメント図は
https://kakuyomu.jp/users/kawanohate/news/16816927859106780499
実況「ということで、ベスト4には隋・唐、バルト帝国、オスマン朝、秦・楚が残りました」
ヘロドトス「隋・唐とオスマンは強豪候補だったから納得だが、バルト帝国と秦・楚は意外な勝ち上がりだった」
ハルドゥーン「作者は北欧・東欧が好きだから、アメリカに勝ったあたりまではバルト帝国の躍進を喜んでいたけれど、更にビザンツにまで勝って慌てている」
司馬遷「何といっても女性戦が強いからなぁ。武もクリスティーナ・ユレンシェーナで打ち止めかと思ったら、そうでもなさそうだった。女性戦になる確率は2/10だが、他もそれなりに対抗できるところに女性の強みがあるというのがマッチした感覚がある。オスマンにしても隋・唐にしてもやはり女性の層も厚い」
ヘロドトス「もっとも、それを言うと秦・楚はそうでもないのも事実だが、ここは対戦相手も決定打にかけるところが多かったのに救われたか。より正確にはマジャパヒト王国がモンゴルを倒した後に力尽きたのが全てかもしれない」
司馬遷「モンゴルの敗北も痛恨だった」
実況「さて、対戦の前にベスト4に残った国のここまでの対戦経歴を振り返っていきましょう」
隋・唐
一回戦:フレグ・ウルス
○女王・武:平陽昭公主
二回戦:元
○女王・文:上官婉児
三回戦:チャールキヤ朝
○野戦:李靖、王玄策、高仙芝
四回戦:イタリア王国
○個人戦学術:玄奘
○料理王
準々決勝:カペー~ブルボン朝
○動物王
○海戦:薛仁貴、劉仁軌、蘇定方
司馬遷「すごいな。一戦も落としていない」
実況「はい。ここまで全部の対戦で勝利。無敗で勝ち進んできています」
スウェーデン・バルト帝国
一回戦:スコータイ朝
○幸運王
二回戦:ナポレオン帝国
○女王・武:マリア・エレオノーラ
三回戦:ヴィジャヤナガル王国
○野戦:クルト・クリストフ・フォン・シュヴェーリン、カール10世、マグヌス・ステンボック
四回戦:アメリカ合衆国
○攻城戦:グスタフ・アドルフ、レンナート・トルステンソン、カール12世
○個人戦・学術:アルフレッド・ノーベル
準々決勝:ビザンツ帝国
○女王・武:クリスティーナ・ユレンシェーナ
●料理王
〇女王・文:クリスティーナ、カタリナ・ストピア、マリア・ダウエアー
実況「敗戦はシュールストレミングを持ち出した料理王のみです」
ヘロドトス「あれは死ぬかと思った」
ハルドゥーン「ただ、大分駒を使ってしまってはいるね。五戦勝負の準決勝を戦い抜く体力があるだろうか?」
オスマン朝
一回戦:パルティア
〇個人戦・武術:バルバロッサ・ハイレッディン
二回戦:古代ギリシアポリス連合
〇攻城戦:オスマン・ベイ、オルハン・ベイ、カラ・ムスタファ・パシャ
三回戦:シュリーヴィジャヤ王国
〇攻城戦:バヤジッド1世
四回戦:十字軍
●幸運王
〇料理王
〇海戦:ジェザイルリ・ガーズィ・ハサン・パシャ、ピリー・レイース、クルチ・アリ
準々決勝:マリ王国
〇幸運王
〇女王・武:トゥルハン・スルタン
ハルドゥーン「それなりに使ってはいるが、まだ余力はあるのがオスマンの強みだ」
司馬遷「ベスト8を一人だけで切り抜けられたのは大きいな」
秦・楚
一回戦:マムルーク朝
〇料理王
二回戦:チャクリー朝
〇個人戦・武術:項羽
三回戦:ムガル朝
〇個人戦・武術:項荘、項伯、李信
四回戦:鎌倉
〇女王・文:虞美人、越姫、貞姜
〇動物王
準々決勝:マジャパヒト王国
●女王・文:宣太后
〇野戦:不戦勝
〇個人戦・学術:商鞅
実況「秦・楚は女性の数が少ないのに、結構使っています。残り二試合でどうなるか気になるところですね」
ハルドゥーン「それでは、いよいよ準決勝の対戦形式決定だ!」
十九日目
第一試合
隋・唐 vs スウェーデン・バルト帝国
①個人戦・武術
②女王・文
③女王・武
④幸運王
⑤個人戦・学術
第二試合
オスマン朝 vs 秦・楚
①幸運王
②攻城戦 (攻城側:秦・楚)
③野戦 (ホーム:オスマン朝)
④幸運王
⑤個人戦・武術
実況「更に! 準決勝を面白くするために、決勝の対戦形式も先に発表しちゃいます! ジャーン!」
決勝
①個人戦・武術
②幸運王
③個人戦・武術
④攻城戦
⑤海戦
⑥野戦
⑦女王・文
ホーム・攻城側は準決勝終了後に決定
司馬遷「決勝は野戦、攻城戦、海戦と全部入ったわけか」
ハルドゥーン「準決勝第一試合は、女性分野が二つ入ったから、バルト帝国にはかなり有難い展開ではある」
司馬遷「ただ、学術系女性は隋・唐が有利だろう。バルト帝国はクリスティーナら切り札クラスを全員使ってしまったが、一方の隋・唐にはまだ則天武后と独孤皇后が残っている」
楊貴妃「私もおりますわよ (ぼよーん、ぼよーん)」
司馬遷「そうだな (白目)」
実況「個人戦武術と女性学術は唐が有利、女性武術はバルト帝国が有利な印象です。勝利はジャンケンと個人戦学術に拠るところが大きくなりそうですね」
司馬遷「隋・唐が勝った場合、名将クラスを決勝に全部投入できる。捕らぬ狸の皮算用をすべきではないが、隋・唐には魅力的な対戦形式だ」
ハルドゥーン「そうだね。第二試合はオスマン朝が有利なのは間違いないが、攻城戦と野戦に主力を投入するか、決勝に温存するかという問題が出てくる。いくらオスマンでも決勝まで含めて5戦分の主力はいないはずだ」
ヘロドトス「秦・楚は元々の層が薄いからこの連戦は正直不可能だ。個人戦武術もかなり使っているから、準決勝の最後の一戦も厳しいかもしれない」
実況「更に決勝では個人戦武術が二回入ってきます。最後の最後で武術系が必要になってきますね。それでは少しお待ちください」
ヘロドトス「何かあるのか?」
ハルドゥーン「準決勝以降は、先にメンバーを発表するらしい。今、4か国がメンバーを厳選している」
司馬遷「なるほど。だから決勝の対戦形式も先に出したのか」
二時間後。
実況「それでは、準決勝第一試合のメンバー発表です。もちろん、使われることなく決着がついた場合、そのメンバーは決勝にも出ることができます」
①個人戦・武術
隋・唐:尉遅敬徳
バルト帝国:ハンス・アクセル・フォン・フェルセン
②女王・文
隋・唐:武照、独孤皇后、長孫皇后
バルト帝国:ウルリカ・エレオノーラ、ヘドヴィグ・エリサベト・シャルロッタ・アヴ・オルデンブリ、クリスティーナ・フォン・ホルシュタイン=ゴットルプ
③女王・武
隋・唐:陳碩真、徇忠県君(高氏)、浣花夫人
バルト帝国:エメレンティア・クラコフ、エバ・ステンボック、バルボロ・スティグスドッター
④幸運王
⑤個人戦・学術
隋・唐:房玄齢、魏徴、狄仁傑
バルト帝国:アクセル・オクセンシェルナ、ユーハン・ユレンシェーナ、グスタフ3世
実況「実際に発表されてみると、最終戦を除く全種目で隋・唐が圧倒している印象です。女性の武術で既に平陽昭公主という超級カードを使っておきながら、更に三人揃えられるのはすごいと言う他ありません。しかも調べた限りでまだ二人いましたからねぇ」
司馬遷「中国で認められている女帝一号は則天武后だが、自称でOKなら第一号は陳碩真だ。このクラスが出てくるのが隋・唐の凄いところだ。ムーラン抜きでも余裕で編成できる」
ヘロドトス「スウェーデンに勝ち目があるのは個人戦学術くらいだろうか? とはいっても、隋・唐も弱いわけではなく、強いて言うなら、というくらいだが」
実況「確かに。バルト帝国がこの最後の個人戦学術に全力モードですので、これで決まるとなると厳しいかもしれませんが、正直ここまでかからないのではないでしょうか。得意と思われていた女性分野で隋・唐が明らかに格上なのは厳しいですし」
司馬遷「尉遅敬徳とフェルセンも話にならないくらい差があるからな」
実況「続いて、準決勝第二試合の登録メンバーです!」
①幸運王
②攻城戦 (攻城側:秦・楚)
オスマン:メフメト1世、キョプリュリュ・ムスタファ・パシャ、トゥラハンギュ・オマール・ベイ
秦・楚:王翦、樗里疾、項燕
③野戦 (ホーム:オスマン朝)
オスマン:セリム1世、ムラト1世、ムハンマド・アリー
秦・楚:扶蘇、白起、蒙恬
④幸運王
⑤個人戦・武術
オスマン:エルトゥールル、スレイマン・シャー、バヤジッド2世
秦・楚:任鄙、烏獲、孟賁
司馬遷「秦・楚は後先考えないが、オスマンは決勝を意識しているな」
ハルドゥーン「スレイマン、メフメト2世、ソコルル・メフメト・パシャは残っているからね。ただ、隋・唐みたいに決勝戦仕様のメンバーがフルで残っているわけではなさそうだ」
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