十七日目・第3、4試合
第三試合
オスマン朝 vs マリ王国
①幸運王
実況「オスマンからはスレイマン1世、マリ王国からはマンサ・ムーサが出てきました」
二人「行くぞ! 最初はグー! ジャンケン、ポン!」
スレイマン1世:パー
マンサ・ムーサ:グー
スレイマン1世「よしっ!」
ハルドゥーン「オスマンが取った!」
ヘロドトス「実力的には上なので、オスマンはこれでかなり有利に立てたな」
②女王・武
実況「人数決定です。オスマンは三人、マリは一人です」
司馬遷「オスマンが勝てば、マリに勝ち目はない」
ハルドゥーン「マリが勝っても勝ち目がどれだけあるか微妙だけどね」
実況「1-7でマリが勝ちました」
ヘロドトス「首の皮一枚つながったか」
実況「マリからはカンクです。えーっと、マンサ・ムーサ王の母親らしいです」
ハルドゥーン「厳しすぎる」
実況「オスマン朝からはトゥルハン・スルタンです! 17世紀にオスマン朝を完全に支配しました。この時代、領土的にはオスマン朝の最大領土となったことも特筆すべきでしょう」
ハルドゥーン「個人の武勇ではないけれども、何せマリが何も分からないからなぁ。ハンデは10くらいつけてしかるべきかな」
ヘロドトス「あのオスマンの最大領土を実現した時のトップだからな」
司馬遷「実際にはオスマンの官僚制の勝利というところなのだろうが…」
トゥルハン・スルタン「あとは相続の安定さね。オスマンが長続きしたのは、スルタンが死んだ際にお家騒動がほとんど起きなかったことがあるのよ」
ハルドゥーン「確かに。バヤジッド1世の死んだ後に11年くらい争ったけれど、その後はないよね」
ヘロドトス「当初は前代が死んだ後に次代と認められたものが残りの兄弟を皆殺しにするという斜め上過ぎる発想によるものではあるのだが…。中期は後宮が支配していて安定したという側面は否定できない」
実況「大分話が逸れてしまいましたが、判定を行います。オスマンの目は19! この時点で勝利です! マリも17と頑張るは頑張りましたけれど…」
第四試合
マジャパヒト王国 vs 秦・楚
①女王・文
実況「どちらも一人ということで決定しました。まず、マジャパヒト王国からは最後の女王ギャトリ・ラジャパトリが出てきました」
司馬遷「だが、調べると実はこれまで出てきた二人よりも優秀そうだった」
ハルドゥーン「無名国あるあるだ」
実況「一方の秦・楚からは宣太后です! この人をベスト16戦で使わずに済んだのは秦にとって大きかった!」
ヘロドトス「えげつないという点では宣太后の方が上だな。ハンデは3くらいだろうか」
実況「しかし! マジャパヒト王国は20! 一方の秦・楚は4。マジャパヒト王国の勝利です!」
ハルドゥーン「作者のサイコロはマジャパヒト王国を応援しているのか? そうとしか思えないくらいにサイコロが強い」
②野戦 (ホーム:秦・楚)
実況「第二戦の野戦です。これから登録メンバー発表なのですが、まだマジャパヒト王国からの提出がありません」
ハルドゥーン「ギリギリまで粘るのかな? あ、やってきた」
ガジャ・マダ「出せないんで棄権します」
ヘロドトス「またか!?」
実況「確かに秦が三人出してきた場合、もう出せる人がいません。しかし、何という割り切りの凄さなのでしょうか?」
③個人戦・学術
実況「マジャパヒト王国は一人、秦・楚は三人希望です」
司馬遷「重要なサイコロ戦だな」
実況「11-8! マジャパヒト王国が勝ったので一人です」
ヘロドトス「マジャパヒト王国はハヤム・ウルクだ。マジャパヒト全盛期の時の王で、この王の時代にはインドの方にも影響力があったという話もある」
実況「一方の秦・楚からは商鞅です! この人が法家を徹底的に進めたので、後々まで秦は強くなったという話があります」
ハルドゥーン「異色の対戦なのでハンデをどうしたものか難しいな。一応、商鞅に1をつけるか」
実況「マジャパヒト王国は7!」
司馬遷「マジャパヒトにしては低めで出たな」
実況「一方の秦・楚は15! 秦・楚の勝利です! 秦・楚、ベスト4進出!」
始皇帝「よくやったー!」
項羽「最高だぜ!」
実況「始皇帝と項羽が抱き合って喜んでいます! 正史からは考えられない光景が目の前に広がっています!」
ヘロドトス「だが、マジャパヒト王国もよくやった」
実況「確かに。マリ王国ともども王国の歴史内の使えるだけの人物を使ったのではないでしょうか」
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