16強・対戦形式

十五日目・対戦形式

トーナメント表は、

https://kakuyomu.jp/users/kawanohate/news/16816700429570753827


第十五日

第一試合

アケメネス朝 vs カペー・ブルボン朝

①個人戦・武術

②幸運王

③幸運王

実況「いよいよ16強が出そろいました。そして、ここから三本形式での対戦ということになります」


ヘロドトス「今までよりも、より戦力が必要とされるな」


実況「その第一試合ですが、何と個人戦武術の後はジャンケン二回という極端な対戦となってしまいました」


司馬遷「あれね。三本勝負だけど、別々ではなくて下手したら同じ対戦形式が三度続く可能性もあるわけね」


ハルドゥーン「逆に野戦三回とか人が減りまくる可能性があるケースもあるわけだ。対戦形式が勝ち抜けにも大分影響するな…」


ヘロドトス「また、二戦続けてとった場合には三戦目は行わない。人数温存という点ではなるべく早めに取ってしまいたいな」


実況「ジャンケン二回が勝敗の鍵を握りますので、正直予想が立てづらいですね。個人戦武術はそれ系の人が強いカペー・ブルボン朝が有利ではないかと思いますが」


ルイ14世「朕はトーナメントである」


ヘロドトス「そうなるといいな」



第二試合

隋・唐 vs イタリア王国

①個人戦・学術

②料理王

③個人戦・武術

実況「二回戦で清、三回戦でハノーヴァー朝に勝ったイタリアはまさに台風の目というべき存在。一方の隋・唐は比較的安泰な感じで進んできています」


ハルドゥーン「料理王は互角として、個人戦学術と武術か」


司馬遷「武術系についてイタリアはもうタネ切れだと思われる。学術は何とも言えんな」


実況「イタリアはルネサンス時代が入るわけではないので、どこまでの布陣がいるのかは未知数です。一方の隋・唐はもちろん学術系も強いですから、全体的には隋・唐が有利だろうとは思いますが」


ヘロドトス「それでもイタリアには勢いがある。料理をものにして、学術を取れば、三度目のアップセットもありえないわけではない。隋・唐も気が気でないだろうな」



第三試合

バルト帝国 vs アメリカ合衆国

①攻城戦 (攻城側:バルト帝国)

②個人戦・学術

③女王・武

実況「第三試合のバルト帝国対アメリカ合衆国はバラエティに富んだ対戦となりました」


ヘロドトス「女性の武力系についてはアメリカの方が有利な気はするな。個人戦学術も若干有利だろう。スウェーデンは攻城戦を何とか取って、どちらかでハンデ逆転という目しかなさそうだ」


司馬遷「スウェーデンは指揮官系の人間が沢山残っているからな」


ハルドゥーン「とはいえ、攻城戦も簡単にはいかないと思うよ」



第四試合

共和政ローマ vs ビザンツ帝国

①女王・文

②個人戦・武術

③女王・武

実況「ローマ対ローマという対戦がまた実現、ベスト8をかけたカードです」


司馬遷「女性の武力と学術が一つずつに、男の武術と個人能力の高さが問われる展開となったな」


ハルドゥーン「女性系二つは誰が出てくるか予想がつかないな。特に武力の方はそういう人がいただろうか」


ヘロドトス「現時点では何とも言えないな。というか、人数が広すぎて、適当な人選をするのも苦労しそうだ」



第五試合

十字軍 vs オスマン朝

①幸運王

②料理王

③海戦 (ホーム:オスマン朝)

実況「オスマンと十字軍の対戦は、幸運が要求される二つの対戦に、海戦が一つです」


司馬遷「ついにトルコ料理も出てくることになったな」


ハルドゥーン「三戦目はオスマンが有利だろうし、十字軍としては最初の二つをモノにして勝ち抜きたいところだろうと思う」



第六試合

マリ王国 vs 李朝

①野戦 (ホーム:マリ王国)

②女王・武

③野戦 (ホーム:マリ王国)

実況「元々中堅国が集まっていたグループでしたが、マリと李朝がベスト8を賭けて対戦します」


ヘロドトス「マリでの野戦が二回という随分偏った対戦形式になってしまったな」


司馬遷「ここまでマリは買収して買って…じゃない勝ってきているが、全盛期の王二人は既に登場済なのでどこまで戦えるか疑問ではある」


ハルドゥーン「ただ、李朝も切り札は出してしまっているので結構厳しいイメージはある。間に挟まっている女性戦が意外と鍵を握るかもしれない」



第七試合

モンゴル vs マジャパヒト王国

①野戦 (ホーム:マジャパヒト王国)

②幸運王

③料理王

実況「オスマン同様、モンゴルも戦力だけでは勝ちきれないもどかしい対戦形式を引き当てることになりました」


司馬遷「これでオスマンとモンゴルがツキなく敗れてしまったら、とんでもないトーナメントになってしまうな」


ハルドゥーン「そうだよねぇ。ここまででも、作者ですらびっくりするくらい波乱が続いているわけだし」


実況「20面体ですから、サイコロの気分でかなり勝ち負けは変わってしまいます。モンゴルは野戦を確実に制して、残り一つを何とか取りたいところですね」



第八試合

秦・楚 vs 鎌倉

①女王・文

②動物王

③女王・武

実況「秦・楚に鎌倉とも意外な勝ち上がりというイメージはあります」


司馬遷「秦・楚はムガルやロマノフ朝に比べたら若干薄いような気はしていたからな。鎌倉は対戦相手に恵まれた印象はある」


ハルドゥーン「ここも女性がカギを握る展開になったね。女性の武力系は鎌倉がかなり有利な気がする」


司馬遷「秦・楚にはそもそもあまりないからな」


ヘロドトス「楚にはでっかい女がいなかったか?」


司馬遷「それはキングダムの話だろう。実際にはおらん」



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