六日目・第8試合
布陣図については
https://kakuyomu.jp/users/kawanohate/news/16816700429203458047
第八試合
実況「吐蕃と晋・五胡十六国・南北朝の試合、晋・五胡十六国南北朝は3人、吐蕃は1人で人数決定タイムです。5-17で晋・五胡十六国が勝ちました」
司馬遷「晋・五胡十六国・南北朝はとにかく人数にモノを言わせるしかないからな」
実況「うわっ! しかし、吐蕃、この試合に勝つことに全力を出すようです。ソンツェン・ガンポ、ティソン・デツェン、シャン・トリスミェを送り込んできました」
ヘロドトス「これはまずい。相手は吐蕃を本気にさせてしまった」
司馬遷「一方の晋・五胡十六国・南北朝は北魏道武帝こと拓跋珪、楊大眼、梁の武帝こと蕭衍が出てきた」
ヘロドトス「司馬懿は不在か」
司馬遷「楊大眼の方が強いだろ」
ハルドゥーン「梁の武帝がフラグなのではという気はする」
司馬遷「謝玄、符堅あたりも含めて、入れて良さそうな人は多いのだが決定的な人が少ないのはある。まあ、とりあえずこれが無難なのだろう」
実況「何といいましても、晋・五胡十六国・南北朝は中国を制御できなかった時代の人達ですから、帯に短し襷に長しという印象はあります。一方の吐蕃は突厥弱体後、唐の最大の脅威でしたからね。しかもこの試合、吐蕃は最強クラスを送りこんできました」
司馬遷「一時期だが唐の西半分くらいが吐蕃に占領されたこともあったからな」
実況「ハンデはどうしても吐蕃側についてしまうでしょう。防御側は長安に籠城することになりました。それではスタートです!」
ソンツェン・ガンポ「良いか! 我々は仏典を奪っていくぞ!」
司馬遷「むむっ、吐蕃はチベット仏教発展のために仏典を奪いたがっている」
ハルドゥーン「物欲に信仰も絡んで、チベット兵の士気は高い。籠城側は大変かもしれない」
楊大眼「ぬおぉぉぉぉっ!」
実況「おーっと、楊大眼、虎のいる檻の中に入っていきました。一体何を考えているのでしょう!?」
司馬遷「ぬおっ? 虎を殴り倒した」
楊大眼「大将のわしがこれだけ命を賭けておるのだ。おまえらも頑張らんかい!」
実況「虎を殴り殺したことで味方の兵士の士気が大いにあがっています! やっていることは無茶苦茶ですが、作戦としては成功でしょう!」
ティソン・デツェン「簡単にはいかぬか。ならば、次は…」
ハルドゥーン「ティソン・デツェンが城門に近づいてきた」
ヘロドトス「チベット最強の軍だけに侮れない」
梁の武帝「南無、南無…」
ヘロドトス「おっ? 梁の武帝が城門の上に立った」
梁の武帝「皆、これをやろう」
実況「おーっと、梁の武帝、仏典などを放り投げております」
チベット兵「仏典だー!」
司馬遷「チベット兵が仏典に夢中になっている!?」
ティソン・デツェン「いかん!」
実況「チベット兵、城の前で不用意に仏典を拾っています! 城内から攻撃を受けたら大変なことになりそうです!」
梁の武帝「南無、南無…」
実況「梁の武帝、何もしません! 仏教を広めて満足しているようです!」
楊大眼「何でやねん!?」
司馬遷「何だかよく分からないが膠着している」
実況「さあ、チベット最後の一人シャン・トリスミェが城に近づいていきます」
シャン・トリスミェ「良いか、いつも通りやればいいのだ。我々は唐にもアッバースにも勝っているのだから」
ハルドゥーン「ものすごい自信だ」
司馬遷「拓跋珪も腹を据えてかからんといかん」
拓跋珪「何ぃ? チベットの連中が来た? おまえら死ぬ気で働かんかい!」
実況「これは! 拓跋珪、将軍も兵も蹴飛ばして戦わせようとしています! パワハラそのものの有様です」
司馬遷「…晩年は変な薬を飲んで錯乱状態だったというからなぁ…」
兵士「おまえが戦えよ!」
実況「何ということでしょう!? 拓跋珪、兵士の反乱に遭って城の外に放り出されました!」
シャン・トリスミェ「敵将が放り出されたぞ! ボコれ!」
拓跋珪「うわぁぁ!」
実況「拓跋珪、ボコられてリタイア! 更にあけられた門からシャン・トリスミェの軍が長安になだれ込みました! ティソン・デツェンとソンツェン・ガンポも続いて、アッと言う間に吐蕃軍が長安を占領です! 吐蕃軍、見事に勝利して二回戦進出です!」
○吐蕃 (16-6-19) VS 晋・五胡十六国 (19-6-11)×
吐蕃、二回戦進出
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