02 こんなにも好きなのに(1)
武虎はすごい奴だ。
人見知りな性格のせいで周囲にうまく馴染めず、一人も友達がいなかった小学生のころに優しくしてくれた彼と仲良くなってから、今までも今も私は確実にそう思っていた。
すごいのはすごいにしても、具体的に何がすごいと誇れるようなものはない。箇条書きにでもして「ほら、ここがすごいんですよ!」と誰かに自慢できるほどの客観的な事実がないとすれば、所詮は幼馴染のひいき目かもしれない。
けれど、理屈はともかく昔から一緒にいた私にはそう思えるのだ。
武虎はすごい。
……いや、どうだろう。私と比べれば、という言葉を付け加える必要があるかもしれない。
というか、たぶん私が弱すぎるのだ。道を横切るナメクジにひるんで尻餅をつくような、そんな弱キャラ丸出しの人生を送っていると言っても過言ではない。転がってきたサッカーボールを蹴り返そうとして足は空振り、足を踏み外さないように気を付けていても平均台を無事に渡り切ることはできない。
「あっ、すみません!」
まさしく今も人生の失敗ごとリストに項目を新しく書き込んだ。
誰の邪魔にもならないようにと道の端っこを歩いていたつもりだったのに、危うく自転車に引かれそうになったのだ。怒号の代わりにチャリンチャリンとベルを鳴らして去っていく姿を見送ってため息をつく。
どんくさいんだな、私は。世界に上手く適応できていないんだ。
そう思ったけれど、完全に元気を失って肩を落とすのはギリギリのところで我慢する。これから学校が始まるって時間なのに、朝早くからネガティブな考えに頭の中を支配されるのはよくない。違う違うと言い張るように唇をかみしめると精一杯に頭を振って、なんとか弱気の虫を心の中から追い払った。
ぐっとこぶしを握り締めて私は意気込む。
今は四月。そう、四月だ。三月下旬に開花宣言が出された桜は一か月も経たずに散ってしまったけれど、地元にある高校に入学して、初々しい新生活が始まったばかりなのだ。せめて四月のうちくらいは明るい気分でなくてどうする。
どうしても無理そうだというなら、がっくり落ち込むのは五月に入ってからでいい。それなら五月病で周りも理解してくれるだろう。
高校生になった私が掲げる目標は二つ。
一つ、武虎以外にも友達を作ること。一つ、先生に怒られない程度には普通に生きること。
悲しいかな、これだけで精一杯である。わら半紙に墨で書いて壁に張り出すには情けなさすぎるように我ながら思える。
そうは言っても私の実力は私が一番よく知っているのだ。
将来を見据えた壮大な目標なんて机上の空論でしかなく、掲げたところで努力しようもない。
「うん、よし……っと」
これまでの人生で武虎の他には自分から気安く声を掛けられる友達がいなかったこともあり、初歩的な部分においてもコミュニケーションには苦手意識がある。わかりやすく言えば奥手で臆病なのだ。明確な悪意を持って攻撃してくる具体的な敵がいるわけでもないのに、教室に入る前にはこうして小さく気合を入れなければ足が進まなくなる。
心に勇気をぎゅっと詰めて、無視されたらどうしようという不安を度胸で追い払って、それなりに大きな声を出そうと意識して挨拶をする。意気込むあまり堅苦しくなりすぎないように、あくまでも軽い感じで近くにいた女子に声をかける。
まだ友達にもなれていない相手に「よっ!」とか、「やあ!」とか、陽気に手を上げるのは私にとってハードルが高い。
だから選んだ言葉は「おはよう」だ。
「あ、おはよー」
相手が私だからというわけではなく、誰に対してもそうするであろう程度の声が響く。会話というには程遠いものの、なんにせよ挨拶が返ってきて私は笑顔になる。まずは無視されなかったことに安堵があり、なんと言っても無事に挨拶を交わし合えたことへの嬉しさがある。
小さくとも、これは大事な達成感だ。ラジオ体操に顔を出した証明としてスタンプカードにハンコを押してもらったような、朝から何かをやり遂げた気分になる。
ふふんと鼻息荒く自慢したい気分で席に着く。もっとも、こんなのは普通の人から見れば大したことじゃないかもしれない。
けれど、こういう些細な成功体験を積み重ねて周囲との好感度を積み重ねていくのだ。無理に友達を作ろうとして、剣道の試合で面を打ち込むように大きく踏み込んで他人との距離感を縮めることは私には難しい。数学だって最初は基礎的な問題を解き慣れてから応用問題に挑む。たとえ私にとっての難問が世間にとっては小学生の算数レベルだとしても。
そう考えていたら見慣れた姿が視界に入った。
「武虎、おはよう」
一般的に見れば何の変哲もないであろう平凡な男子の顔を見た瞬間、自然と声が出てくるのに任せて気負わずに挨拶ができる。あだ名や苗字などではなく、今の私にとって唯一はっきりと名前を呼べる存在だ。
ちっとも緊張せずに相手をできる唯一の友達。
それは武虎が私には優しいからだ。
なのに今日はおかしかった。
「…………」
阿吽の呼吸とまでは言わないまでも、打てば響くように返事が来るだろうと期待した挨拶は返ってこなかった。
それどころか反応さえなかった。挨拶と言っても公的な場でやり取りをするような格式張ったものではないから、友達である私に対して頭を下げるようなことは求めていない。
けど、ちらりとさえ視線も向けてくれないなんて。
過ぎ去りし背中に向かって思わず手が伸びる。
「ねえ……っ」
と、そこまで口にして言葉は思いとどまった。大した用事があるわけでもないのに「ちょっと待ってよ!」などと、向こうからの返事がなかった程度で呼び止めるのは自意識過剰かもしれない。ネガティブな解釈を捨てて、冷静になるタイミングはここだ。無視されたと断定するにはまだ早い。
そうだ、ただ機嫌が悪かっただけかもしれない。昔から朝に強いタイプではなかったから、まだ寝ぼけているのかもしれない。
こちらに気が付かなかっただけだ。私の声が小さくて、気が付かなかっただけ。教室のような騒がしい場所ではよくあることじゃないか。
でも本当にそうだろうか。
具体的に何かされたというわけでもないのに、胸がざわざわする。
簡単には整理がつけられそうにない釈然としない感情を抱えたまま、視界の端で去っていった後ろ姿を追う。顔ごと向けて注視していると、まるで私が彼に恋をしているみたいだから、それを力いっぱいに否定するつもりはないけれど、あくまでもさりげなく。
同じクラスとなった武虎の席は私よりも後ろのほうにある。だから椅子に座って正面を向いていてくれると、振り返った私から彼の顔がよく見える。いたって普通にしている表情から読み解く限り、機嫌が悪いとか体調がすぐれないとか、そういうことはなさそうだ。
じゃあ単純に眠かったんだろうか。周囲に気を配れないくらい、つまらない考え事でもしていたんだろうか。どうかそうであってほしい。
視線を前に戻して頬杖をつく。
なんだかなぁ……という気分になって視線が下がる。
ため息は我慢する。
中学を卒業する前、今年の二月くらいに武虎とは二人で夜に星を見に行った。どちらが誘ったというわけでもなく、ネットやテレビで流星群が話題になっていて、それなら思い出作りにちょうどいいんじゃないかと盛り上がって二人で見に行くことになったのだ。
まだ少し肌寒さを感じる夜。手をつなげそうな距離で並んで、きらめく星空を眺めていた。
燃えるような流れ星が一つ二つと夜空に軌跡を描いたのを見届けて、何かを願ったことは覚えている。不思議と記憶があやふやになっている部分もあるので、ちゃんと祈れたかどうか、自分でも確かなことは言えない。
それでも、あの時の私は武虎を近くに感じていた。
私の思い上がりでなければ、一番近い距離で恋人になれる気がした。
正直に言うなら、なりたかった。
けれど、なれなかった。
ここ数週間、意図的に避けているつもりはないのに、私と武虎は上手くコミュニケーションが取れていない気がする。まずは新生活に馴染むのが先だと気がせいていたのもあって、何があっても何がなくとも、武虎のことを考えるのを後回しにしていたのがよくなかったのかもしれない。
幼馴染として小学生のころから付き合っていれば、そりゃ喧嘩だって何度も経験してきたし、気まずくなった経験だって何度もある。
その度に仲直りしてこられたのは事実だけれど、今度も同じように仲直りできるとは限らない。小学生や中学生だったころと高校生になった今では、私たち自身も周りの環境も違う。
もやもやする。
高校生活の出足でつまずくわけにはいかないから、落ちこぼれ予備軍の私よりも基礎学力が高そうに感じる周りの生徒に遅れないよう勉強についていかなくては駄目だとは思いつつ、雑念が邪魔して授業にも集中できない。
新入生に負けじと張り切っている先生に見つかって目ざとく注意されても、やっぱり授業の内容は頭に入ってこない。
こんなことは子供っぽくて、わがままで、あまりにも直接的すぎるから決して口にはしないけれど、高校で一緒になれて、クラスも同じになれて、とんでもないくらいに私は嬉しくて仕方がないのだ。もっと仲良く、お互いに遠慮なく、いっそ甘えたいくらいに接したいのだ。
もしも違う高校に入っていたら?
クラスが違っていたら?
たった一人しかいない友達がいなくなることが怖いのではない。誰でもいい誰かではなく、私にとって大切な存在である武虎が遠くに行ってしまうことが寂しいのだ。
だから私は直接それを伝えることにした。
いつのころからか胸に秘めている恋心ではなく、まずは幼馴染としての気持ちを。
「武虎、ちょっと待って!」
なるべく明るい声色を意識して呼びかけると、そそくさと教室を出ようとしていた武虎はこちらを向いた。
それから私を見て、わざとらしく、ふぅ、と息を吐き出す。
「……何?」
びっくりするくらいに冷たい声だ。
面倒な奴に声をかけられたな、と言わんばかりの態度が心に痛い。
とはいえ、たかだかリアクションの一つが暗かったというだけの話。これだけで武虎に嫌われていると断定するには時期尚早ではなかろうか。たとえば声をかけるタイミングが間違っていたとか、私とは関係ない悩みやストレスを抱えているとか。
誰だって虫の居所が悪い日というのはある。あんまり表に出さないだけで私にだってあるくらいだから。
いきなり声かけちゃってごめんね、と申し訳なさが伝わるように一言。
精一杯に考えて、声をかけただけにふさわしい用事を作る。
「今日、一緒に帰らない?」
私は一緒に帰りたい、という前向きな気持ちを言外に込めて問いかける。
幼馴染だから。友達だから。
恋人になりたいと焦る気持ちが伝わってしまうのは、今はまずいかもしれない。
武虎は言った。
「思ったんだけどさ、高校からは一緒に帰るとかはなしにしようぜ。幼馴染だからといって、いつも一緒にいる必要はないだろう。高校では高校で新しくできた友達を大切にしたほうがいい。お互いにな」
わからなくはない。いくら仲が良くたって、思春期になるにつれて男子と女子がいつまでも昔と同じように仲良くするのは恥ずかしくて難しいものがある。
だけど、ここで今、それを私に伝えるのはどうしてだろう?
もしかして私が願っているほどには二人で一緒にいたいと考えてくれていないのだろうか。
今までたくさんのことを積み重ねて、結局はただの幼馴染でしかないのか。
「本気で言ってる?」
そうじゃないよね、とまでは怖くて聞いてしまえない。
問われた武虎は少しだけ迷ってから、最後には迷いなく頷く。
「嘘や冗談は言わないさ。美夜には嘘をつかないって決めたからな」
「そっか。ごめん」
こんな時でも嘘をつかないと言ってくれるのは嬉しい。でも、無邪気に喜べるような状況でもなかった。
つまり、これは、どういうことだろう?
まるで私のことなんか好きじゃないと言いたげじゃないか。
私の気持ちを全く知らないわけでもないだろうに、恋人になんか、絶対なりたくないと言いたげな。
「……そっか」
ふーん。
そっちがその気なら私だってそうする。
悲しくないと言えば嘘になる。だけど、いくらなんでも理不尽な気がして、むっとする自分がいるのも事実だ。
じゃあな、と言って武虎がどこかへ行ったのを見送って、そうやって意地を張ることで涙をこらえた私は立ち尽くす。
武虎のいなくなった教室が私一人を残して砂漠にでもなったみたいだ。寄る辺もなく、行き先を示してくれる道標もない、ただひたすらに
どこかへ向かって歩くのも嫌になる。
「美夜ちゃん、だよね? ちょっといいかな」
「あ、うん。えっと、私に何か……?」
一時停止の標識を無視して脇道から出てきた車に衝突を食らったように声をかけられて、悶々とした気分のせいで周囲への注意を怠っていた私は無意識に気を付けの姿勢を取った。
すみません、会話の準備ができました。
脳内でだけ、そう答える。
睡眠中、食事中など、油断した顔を見られるのは苦手だ。隠しカメラで盗撮されている気持ちになる。
「もしかして名前忘れちゃった?
そう言って、さらに一歩ぐいっと近づいてくる志賀さん。どんな用事で会いに来たのかわからないけれど、これ見よがしに持ち上げた手にはスマホを持っている。
何? と、こちらから尋ねる前に向こうから教えてくれる。
「クラスのみんなと連絡先を交換してるんだ。よかったら美夜ちゃんのも教えてくれると嬉しいな」
「あっ、そうなんだ」
あくまでも社交辞令だとは思うものの、どちらかといえばポジティブな理由で声をかけられたおかげで警戒心が裏返り、嬉しさが上回る。人脈と呼ぶには細すぎる糸であれ、スマホの中にいつでも連絡が取れる相手の名前が並んでいくと、実際はどうあれ自分も社会でうまくやっていけているんだという充実感がある。
急に呼び出しがかかって必要とされることはないにしても、スマホを見るたびに少しでもいいから私の存在を思い出してくれる人間が一人でも増えてくれれば、ここまで生きてきた甲斐があるというものだ。
ふふんと、本日二度目の自慢したい達成感が私の胸を心地よく満たす。
つい先ほど傷ついたばかりの心に安っぽい蓋をするように。
なのに、遠慮を知らないらしい彼女がえいっと蓋を開けた。
「さっきの武虎君だよね? 喧嘩でもしてるの?」
「え……」
質問に答えようとして、答える前に驚きが原因で口を閉ざした。
そんなに仲がよさそうにも見えないのに武虎のことを名字ではなく下の名前で呼んでいる。さて、どういうわけだろう。同じクラスであれば男女にかかわらず名前で呼ぶのだとすれば、私なんかには軽々しく真似できない、あまりにも速い踏み込みではないか。
そういえば私のことも名前で呼ばれていた。ちゃんと話すのはこれが初めてなのに、もう友達になったみたいだ。
だから弱音も漏らしたくなる。
「喧嘩、なのかな……」
激しく言い争いをしたわけではないから自信はないけど、じゃあ喧嘩じゃなかったかというと否定はできない。私が謝って解決できる問題なら何度だって平気で頭を下げるけれど、そう簡単な話でもないだろう。
おそらく、きっと、事情はわからないにしても武虎にとって何か重大なことがあったに違いないのだ。
そうでないと私には手の打ちようがなくなる。
理由もなく、意味もなく、自然な流れで嫌われたとしか思えなくなる。
それはあまりにも悲しいにすぎる。
「そっかぁ……」
うーんといった様子で困る彼女。私と同じように首をかしげているので、これは感情を共有することで私のことを慰めようとしてくれているのかもしれない。たった一言で困難な状況を打開できるようなレベルの答えを提供できなくても、相手の立場に立って話を聞いてあげるだけでカウンセリングの効果は十分にあるものだ。
実際、ほんのちょっぴりではあるものの気が紛れてきた。
ありがたい。
そう思っていたら、志賀さんに向けていた視界の外側からポンポンと肩を叩かれた。
「もしかして恋の話?」
「えっ……?」
今度は逆側から衝突された気分だ。思わず振り返って身構える。
大丈夫、そこにいるのは敵じゃない。じゃあ誰かというと名前は憶えていない。けど教室で顔を見たことがあるからクラスの女子だ。
危うくファイティングポーズをとりかけていた私の代わりに志賀さんが答える。
「もう、
「待って。私のことなら
「それ名字でしょ。呼ぶなら風香のほうがいいじゃない」
「名前で呼び合うことに抵抗感があるって程じゃないけれど、私、あんまり友達とか踏み込んだ関係は苦手なのよね。一歩引いて周りを見渡すのが好きっていうか、あれよあれ、人間観察が好きなの」
「とか言って余計な口を挟むんでしょ?」
「否定はしないわね。観察が好きと言ったけど、結果的に二人が結ばれるなら私は恋のキューピッドにも当て馬にも、ロミジュリ効果を生むような障害にもなりたいの」
ビシッと言いきって不敵に笑う閨崎さん。全然一歩引いてないじゃないかという言葉は呑み込んで、短い二人のやり取りを聞いていただけでも彼女の人となりがなんとなくわかった気がする。
人間観察が趣味だと公言してはばからない人間に普通の人間はいない、という失礼な偏見がある。語弊を恐れずに表現するなら、根っからの変わり者だ。
その閨崎さんが私に顔を向けてくる。
「それで、あなたたちがしていたのは恋する乙女の話?」
「ん、んん……」
どうだろうか。個人的には恋愛関係の話だとは思うけど、それを素直に認めると好奇心旺盛な閨崎さんが首を突っ込んできそうだ。場合によってはそういう積極的な第三者の存在が状況を好転させることもあるとはいえ、それに頼るのは最後の最後でいい。面白おかしく観察されるには、武虎に素っ気なくされたばかりで傷ついている私の心に余裕が足りない。
それとも面白おかしく笑い飛ばすくらいの方がいいのだろうか。
深刻なことを深刻にとらえると、ますます深刻になることだってある。
案ずるより産むがやすし。
かといって、はいそうです恋する乙女の話なんですと割り切るには難しいものがある。
「あんまりうまくいっていない感じね」
それはそうだけど、それをあっさり認めるのも癪な気がしてならない。
うまくいっていると願いたい。それが私の本心だ。
むむむと唸る寸前で口を閉ざしていたら、助け船を出すように志賀さんが私の肩に手をかけてきた。
「ね、時間があるなら今日の放課後、私と遊びに行かない? そこで色々と話をしようよ。友達になった記念にさ」
「う、うん。そうしようかな……」
なんということだろう。流れに身を任せていたら一人目の友達ができていた。
肝心の私が心からはそう思えていないにしても、友達のラインが人よりも低いらしい彼女がそう言ってくれるなら、ここは積極的に乗っておこう。
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