第二十章 大陸統一編
第686話 十九章の主な登場人物
※ファーガス
アイザックの秘書官。
以前にも登場していたものの影が薄く「ノーマンの代理の名前ってなんだっけ?」と思い出せない時があったので十九章の登場人物にメモられていた。
カルビン・フランクリン
フランクリン大統領の息子。
ファラガット共和国西部一帯に広がる規模の運送業を営む。
父が大統領になったので「中部にも手を広げよう」と考えていたところで戦争が始まった。
戦後は父と共に土地の測量などに従事する。
ジョーダン・メイフィールド
ファラガット共和国外務大臣。
ギルモア子爵を侮り、リード王国がファラガット共和国に攻め込む隙を作ってしまう。
フランクリン大統領やメイヒュー財務大臣を差し出して降伏しようとするが、グリッドレイ公国の裏切りによって失敗してしまう。
保身に走った卑怯者として、彼の一族はグリッドレイ公国軍の手によって処刑された。
ハリー・スミス
ファラガット共和国軍大将。
シューティングスター城に駐留する第三師団長。
実際に攻め込んではこないと聞いていたものの、一応防衛体制だけは整えていた。
しかしながら地元の商人が要塞への商品納入を後回しにしていたため、食料不足に陥りやむを得ず降伏した。
ジョンソン・コナー
シューティングスター城の建築設計者で、新機軸の要塞を使った戦い方を兵士に教えるため臨時の要塞指揮官を任される。
彼の紛らわしい名前と経歴のせいで、この戦争中、アイザックに最も警戒された男であった。
だが彼は人類抵抗軍の指導者でもなければ、民主主義を守るために人生を賭けるような者でもなかった。
しかしアイザックに警戒されているため、他の者達から引き離されて王都に家族と共に連行されている。
ハミルトン・ペスター
モナハン州知事。
リード王国軍の侵攻により、最初に捕虜になった権力者。
エルフが奴隷にされている事を知っていたにも関わらず助けようとしなかった罪で、他の者達と同じくウォーデンで処刑される。
ブラウン・マーロウ
マーロウ大臣の息子。
マーロウ家は貴族時代の領地を拠点としており、籠城していたダールグレン要塞も個人所有の城を長い年月をかけて改修したものだった。
軍人ではないが軍事教養は身に着けていた。
その力を発揮する事なく捕虜となり、測量作業に従事させられる事となった。
ジャスティン・マーロウ
マーロウ大臣の孫で、ブラウンの息子。
彼自身もマーロウ家の例に違わず貴族被れなところがあり、貴族としての義務を果たすために戦闘技術などを磨いていた。
しかし、擲弾兵の前に惨敗。
測量作業に従事する際、放心状態だったマーロウ大臣と再会し、無事な姿を見せて彼を喜ばせる。
デクスター・フォレット
ファラガット共和国の元帥。
実家は海運業を営む資産家。
家に箔をつけるため、与野党問わずに多額の献金を行って元帥に就任できた。
戦場から部下を置き去りにして逃亡し、誰にも庇われる事なく処刑された。
アーヴァイン・グリッドレイ
グリッドレイ公国の公太子。
絶望的な状況だからと諦めず、最後まで抵抗しようとする気概と実力を持つ。
だが相手が悪すぎた。
彼が取った行動は裏目になってしまうばかりで、それがアイザックにグリッドレイ公王家の族滅を決断させてしまう要因となった。
デレク・リヴィングストン伯爵。
グリッドレイ公国の外務大臣。
モーガンとの密約協定にサインする。
公王家とは違い、彼は目立つ事なく粛々と処刑された。
ヴォルフラム
ドワーフが派遣した観戦武官であり、後に軍の指揮官も任された。
普段は話が通じるタイプではあるが、さすがにウォーデンでの同胞の扱いに理性が吹き飛んで暴れた。
その際、物作りを覚える前のドワーフの恐ろしさをウォリック公爵軍の兵士に植え込む。
のちにウォーデンを破壊したあと、リード王国軍に協力してグリッドレイ公国軍を追い込んだ。
ダン・クルーセル子爵
ウォリック公爵の従兄弟。
従兄弟と従姪のアイザックへの執着の強さに、正直引いていたくらいウォリック公爵とは違って常識的な人物である。
だがアマンダが結婚した事で「時にはしつこいほどの押しの強さも必要なのだな」と実感し始める。
トーマス・クレイヴン侯爵
グリッドレイ公国軍元帥。
アイザックのような発想力はないが、状況に合わせた命令を出せる司令官。
「小競り合いを口実に攻めてくるかもしれない」と想定した命令を出していたが、本気で攻めてくるとまでは予想できなかった。
予想を超えたドワーフとエルフの共同作戦により、要塞と共に水没。
マグフォード将軍
ファラガット共和国北部のクーンツに駐留するグリッドレイ公国軍ファラガット共和国北部方面司令官。
レイモンドやポール達の決死の演技を受け、軍を撤退させる。
クレイヴン元帥の駐留する街へ大人しく撤退していたが、その道中で伏兵に遭い戦死。
シミオン・アーガス
アーク王国の外務大臣。
アイザックが留守の間に同盟破棄を一方的にリード王国へ通達した。
彼個人としては名目上だけでも同盟関係を続けるべきだと考えていたが、アーク王家の意向には逆らえなかった。
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