第409話 説得開始

「問題の解決をする気がない? 何を言って――」


 アイザックの言葉に驚いたウィンザー侯爵だったが、すぐに理由にたどり着いた。

 アイザックが訪ねてくると聞いた時、最初に思い浮かんだ理由だったからだ。


「まさか、二人を別れさせようとしている……とでも?」

「ええ、その通りですよ。パメラさんを、あのような男に渡すつもりはありません。私の妻として迎えようと考えております」

「貴様っ、この奸賊が!」


 ウィンザー侯爵は立ち上がり、カップに入ったお茶をアイザックにかける。

 もう公爵に対する敬意など見えない。

 ウィンザー侯爵は、アイザックの事を、ただの反逆者としてしか見ていなかった。


「誰か、誰かおらぬか!」


 リード王国の貴族として、到底見過ごせる発言ではない。

 ウィンザー侯爵は外で待っている者に声をかけ、アイザック達を捕らえさせようとする。

 だが、アイザックは冷静だった。


「本当に人を呼んでもよろしいのですか? 例え、ウィンザー侯が訴え出たとしても、私が罪に問われる事はありませんよ」

「王族への罪は、公爵といえども裁かれる。その事を忘れたわけではあるまい!」


 アイザックが問題ないといっても、ウィンザー侯爵の怒りが静まる事はなかった。

 怒りに満ちた顔でアイザックを睨みつける。

 昔ならその目を見て震えあがっていただろうが、アイザックは何度も修羅場をくぐり抜けてきた。

 アマンダとロレッタが自分を奪い合う姿を見るのに比べれば、まだ耐えられる。

 今ではウィンザー侯爵から視線を逸らさずに済むようになっていた。


「ええ、よくわかっていますよ。その上で言っているのです。話を最後まで聞かれた方がよろしいのでは?」

「この話には、ウィンザー侯爵家に大きな利益があると保証しましょう。聞かねば家が滅びかねないという事もです」


 モーガンが、アイザックの言葉を保証する。

 彼もウィンザー侯爵を味方につける重要性をわかっている。

 アイザックが王位に就いた時、ウィンザー侯爵がいるといないとでは大違いだ。

 国を奪うだけではなく、運営を考えれば是非とも味方にしておきたい相手だった。


「いかがなさいましたか?」


 ドアをノックしたあと、秘書官が部屋に入ってきた。

 彼にはアイザックが返事をする。


「お茶をこぼしてしまってね。タオルか何か持ってきてくれませんか」

「かしこまりました」


 この時、ウィンザー侯爵は「兵を連れてこい」と命じなかった。

 これはアイザックの言葉よりも「モーガンまでもが、アイザックの行動を支持している」という事が影響していた。

 仮にも外務大臣として権力の中枢にいる者が、宰相を相手に叛意を露骨なまでに見せているのだ。

 その自信が何によるものかを確認せねばならない。

「自信の根拠を知ってからでも遅くはない」と思ったので、黙ってアイザックを睨み続けるだけにとどまった。


 秘書官が使用人を連れて戻ってきた。

 彼はウィンザー侯爵がアイザックを睨み、ローザがオロオロとしているのを確認する。

 その理由を、アイザックの姿から勝手に想像していた。


(和解の条件が合わなかったんだな)


 お茶をこぼしたという割には不自然な事に頭から濡れている。

 しかも、ウィンザー侯爵のティーカップが空になっていた。

「ウィンザー侯爵が激昂して、お茶をぶっかけた」というのが本当のところだろうと考えた。

 わざと怒って見せるのも交渉の駆け引きである。

「エンフィールド公相手に、こんな方法を取れるのは閣下だけだろうな」と考えながら、粛々とアイザックの体を拭く。

 一通り拭き終わると、綺麗なタオルを置いて退出していった。

 彼らがいなくなると、ウィンザー侯爵が口を開く。


「反逆罪は一族郎党にまで累が及ぶ重罪。それをどのように逃れるというのだ?」

「簡単ですよ」


 アイザックは襟元を開き、首を垂れた。

 まるで首を差し出すように。


「ウィンザー侯は仲裁の条件が気に食わなかったご様子でした。粘り強く説得したものの、逆恨みされてしまいました。私に王家への叛意ありと報告されたのも、私への嫌がらせでしょう。ですが、もし……。もし、わずかでも陛下が本当に『反逆の疑いあり』と思われているのでしたら、この首をお刎ねください。それがリード王国の安定に繋がるのでしたら、私としても本望でございます」


 話し終わってから、アイザックは顔を上げる。

 ここで勝利の笑みを見せれば、ウィンザー侯爵の感情を逆撫でするだけである。

 それでは意味がない。

 アイザックは無表情で押し通した。


「さて、陛下はどちらの言葉を信じられるでしょう?」

「このっ……」


 ウィンザー侯爵は、ワナワナと体を震わせる。

 考えるまでもなく、彼もわかっていた。


 ――エリアスは、アイザックの言葉を信じるだろうという事を。


 エリアスにとって、アイザックは最高の家臣だ。

 無茶な命令を成功させ、欲深い要求をせず、時には苦言を呈する事もできる忠臣である。

 宰相である自分の言葉よりも、アイザックの言葉を信じるだろうと思ってしまうくらいには信頼が厚い。

「アイザックが、パメラを奪うために謀反を起こす算段をしている」と言っても、信じてもらえないだろう。


 ――裏切りの言質を取ったのに、エリアスには信じてもらえない。


 下手にアイザックに手出しをすれば、逆に自分が罪に問われてしまうかもしれない。

 ウィンザー侯爵は、非常にもどかしい思いをしていた。

 言葉を残して、人に聞かせる手段があればいいのにと考えてしまう。


「落ち着いてください」

「落ち着いていられるか!」


 目の前にいるのは、ただの反逆者である。

 ウィンザー侯爵は、公爵に対する言葉遣いをやめた。

 だが、アイザックは努めて落ち着いた態度を取ろうとしていた。


「先代のウォリック侯のように倒れられては困ります」

「だったら何も言うな! 口をつぐめ! 下劣な反逆者が! ウェルロッド侯、貴様も同罪だぞ!」


 ウィンザー侯爵の怒りは、アイザックを抑えようとしないモーガンにも向けられた。

 モーガンも余裕のある態度を崩さない。

 交渉には、それが重要だと知っているからだ。


「反乱を考えるのが、そこまで悪い事ですかな?」

「なにっ!」

「色香に惑い、婚約者である宰相の孫娘を無下に扱う王子がまともだとでも? そのような男に国を託すべきだとでも?」

「それは……」


 ウィンザー侯爵も「殿下はおかしくなったのか?」と思わざるを得ない状況だった。

 仮にパメラがニコルを蹴り落としていても、罪に問われる筋合いはないからだ。


 パメラは王太子の婚約者である。

 その立場は強い。

 侮辱してきた男爵家の娘を処罰しようとも、本来なら責められる筋合いなどない。

 それに彼女を軽んじるという事は、未来の王太子妃・・・・・・・という立場を軽んじているという事でもある。

 パメラへの侮辱は、間接的にジェイソンへの侮辱になる。

 だから、本当は蹴り落としていたとしても、非難される筋合いはない。


 それに「側室にはふさわしくない」と思った者を排除するのも、パメラならば許される行為だった。

 ニコルは美貌や教養を身に付けていても、品性は持ち合わせていない。

 側室という立場であっても、社交界ではリード王家の者として扱われる。

 未来の王太子妃として、リード王国の顔にふさわしくない者を遠ざけるのは当然だ。

 階段から蹴り落とすという方法には多少の問題があるものの、パメラがやったとしても平手打ちされるようなものではない。

 パメラに厳しい態度を取ったジェイソンには、ウィンザー侯爵も不満に感じていた。

 彼の態度を見て、モーガンが動く。


「殿下の姿を見ている限り、リード王国の未来に希望を持てません。家の存続を――リード王国の存続を考えれば、リード王家を見限る頃合いでしょう」

「それでも支えるのが臣下というものだ!」

「そうでしょうな。では、陛下の方はどうでしょう? 陛下が即位する前から宰相として国を支えてきたのに、ぽっと出の若造ほどの信頼も置かれていない。その事に不満はありませんか?」

「不満がないわけではない。だが、不満があるからといって、軽々しく国を乱していいというものではなかろう!」

「それもそうかもしれませんね。しかし、我らも危険を感じている以上、ただ座しているわけにはいきません。行動せざるを得ないのです」

「ならば、説得するなど方法がいくらでもあるだろう! 行動するのは最後の手段だ」


 モーガンが説得しようとするが、ウィンザー侯爵は聞く耳を持たない。

 正論を返すばかりだった。

 だがモーガンも、このように返される事は計算済みである。

 気が付けば、ウィンザー侯爵は反逆者への弾劾・・・・・・ではなく、会話・・をさせられてしまっていた。

 聞く耳をもたないというのであれば厳しいが、話ができるようになればアイザックの出番である。


「それでは、ウィンザー侯爵家にまで危険が及ぶとすればどうでしょうか? このままではパメラさんだけではなく、ウィンザー侯爵家にも悪い影響が出るでしょう」


 モーガンのあとを引き継ぎ、アイザックがウィンザー侯爵を説得しようとする。


「ジェイソンが他の男達同様、パメラさんと別れる事でネトルホールズ女男爵への愛を証明しようとした時、ウィンザー侯爵家の存在をどう思うでしょうか? ランカスター伯爵家やハリファックス子爵家などとは比べ物にならない政治力を持ち、発言力もある名家。当然、報復を警戒するでしょうね。ならば、怖がる必要のないように力を大きく削いでおこうと考えても不思議ではありません」

「そのようなはずがない! 仮にパメラと別れたとしても、王家がウィンザー侯爵家を害するなどあるはずがない。これまで、リード王国にどれだけ貢献をしてきたと思っている」


 ウィンザー侯爵は、アイザックの言葉を否定した。

 これまでの貢献を考えれば、そのような行動をするはずがないからだ。


「本当にそう思われますか? 当時九歳だった私ですら、兄上を生かしておけば厄介な事になるとわかっていました。だから、後腐れのないように排除という手段を取ったのです。今のジェイソンならば、ウィンザー侯爵家を残しておく危険性を十分わかっているでしょう」

「それはパメラと別れるという決断を下した時の想定でしかない。ネトルホールズ女男爵を側室に迎える事で満足するかもしれん。勝手な想像で行動するなどあり得ん事だ」

かも・・しれませんね。ですが、それも想像でしかありませんよ。ジェイソンを一番近くで見ている人物の意見を聞いてみてはいかがですか?」


 ここでアイザックは、パメラに話を振った。

 他人の言葉よりも、身内の言葉の方が受け入れやすいはずだ。

 話を振られたパメラは戸惑いを見せるが、家族に話すいい機会だと勇気を振り絞る。


「殿下は……、もうダメだと思います。ニコルさんに夢中で、私の事など眼中にありません。事件以来、殺意のある視線を向けられる事もあるくらいです。身の危険を感じる事もあります。エンフィールド公の仰る通り、ウィンザー侯爵家にも危険が及ぶと思います」

「馬鹿な! 何を言っている!」

「あなたが殿下を信じなくてどうするのですか!」


 ウィンザー侯爵夫妻がパメラを責める。

 これには理由があった。


「そのような事を捏造してまで、この男と結婚したいのか? 忠臣面して、腹の中では裏切りを画策していたような男だぞ」


 ――「アイザックと結婚したいから、ジェイソンの事をわざと悪く言っているのではないか?」という疑いがあったからだ。


「もちろん、アイザックさんと結婚したいという気持ちがないとは言いません。ですが、私だって王族との婚姻関係の重要性は理解しているつもりです。殿下の事を婚約者として好きになろうと努力をして、実際に好きになっていました。それでも今では『すぐに距離を置かねば身が危ない』と感じさせられているのです。エンフィールド公は、私の身を案じて行動してくださっているのです」

「パメラさんだけではありません。義理の家族になるであろう方々の安全も考えています。だから、こうして考えを打ち明けているのですよ」

「お前達は……」


 これはもう孫娘の言葉を信じるか信じないかという問題ではない。

 アイザックの計画に乗るか、王家を信じるかのどちらかを選ばねばならない段階にまで来ているのだと、ウィンザー侯爵は悟った。


 すでにアイザックは行動すると決めているらしい。

 しかも、パメラに計画を打ち明けており、内容にも自信があるように見えた。


 すぐさまエリアスに報告したいところだが、信じてもらえるかわからない。

 それどころか、逆にこちらがアイザックを誹謗したと咎められかねない。

 それに本当のところは、積極的に報告したいと思う気分ではなかった。

 アイザックの話を聞くだけ聞いた方が良いような気がしてくる。


(……まさか!)


 ウィンザー侯爵は、一つの可能性に気付いた。


 ――パメラとジェイソンの関係が悪化している。

 ――アイザックが反乱を起こそうとしていても、その報告をエリアスが信じない。

 ――ジェイソンの行動に反感を持ち、積極的に王家の味方をしたいとは思えなくなっている。


 現状があまりにもアイザックにとって都合が良すぎる。

 まるで、何者かがこの状況を作り出しているようにしか思えなかった。

 そのような事をする人物の心当たりは、一人しかいない。


「そうか、おかしいと思っていたのだ。あれほど良好だった二人の関係を壊したのは……。お前だな」


 ウィンザー侯爵は、アイザックを強く睨む。

 ジェイソンは王太子として、未来の国王として十分な資質を持った若者だった。

 いくらニコルがどれほど美しく、妻にしたいと強く思っても、昔のジェイソンならパメラを蔑ろにしたりなどしなかった。

 少なくとも、パメラに暴力を振るったりはしなかっただろう。

 ならば、彼の心を狂わせた者がいるという事だ。


 ――すべての元凶が目の前にいる。

 ――しかも、仲裁をする振りをしてやってきた。


 反吐が出そうなほど胸がムカついてきた。

 今すぐにでも殴りかかってやりたい気分だった。

 だが、アイザックは若く、戦場でも活躍している。

 人並にしか身に付けていない格闘技術では、あっさり返り討ちに遭ってしまうだろう。

 それに、これまでの人生で身に付けた経験による直感が「敵対するべきではない」と危険を知らせている。

 感情的に殴りかかるような真似はできなかった。


「その問いには、その通りだとも言えますし、違うとも言えますね。私がやったのは、ネトルホールズ女男爵に資金を提供しただけです。あとは彼女が自分を磨き、周囲の男をたぶらかしていっただけです。私が特定の誰かを口説き落とせと命じたわけではありませんよ。もし私が指示していたのなら、ジェイソン以外の男には手を出させませんでした。チャールズに手を出すなどもってのほかです。すべて彼女が自分の意思でやった事ですよ」


 アイザックは「ニコルの自由意思による行動だ」と主張する。

 だが、この言葉を信じる者はパメラだけである。

 モーガン達は「はいはい、そういう事にしておこうね」と思い、ウィンザー侯爵達は「白々しい」と思うばかりだった。

 日頃の信用というものは、やはり重要である。


 ――だが、信用がないのはアイザックだけではない。


「ところでウィンザー侯に伺いたいのですが、現在のリード王家をどう思われておられますか?」

「……どうとは?」

「忠誠を誓うに足る相手だと思えますか?」

「もちろんだ」

「そうですか」


 アイザックはニヤッと笑顔を見せる。


「どうやら私の考えが間違っていたようです。長年宰相として仕えているのに、若造の私よりも陛下の信用がない。先ほどはその事に不満を持っておられると仰っていました。ウィンザー侯は、まだ子供だった私に『貴族を舐めた平民に思い知らせろ』と命じられるほど誇り高いお方。陛下に軽んじられている事に、不満どころか怒りに震えているものだと思っていたのですけど」

「…………」


 ウィンザー侯爵は返事をせず、無表情でアイザックを見つめていた。

 その反応が答えだろう。

 そう、信用がないのはアイザックだけではない。

 エリアスも、ウィンザー侯爵の信用を失っていたのだ。


 ウィンザー侯爵は、エリアスが即位する前に宰相に任じられていた。

 アイザック達が生まれる前からである。

「国王が変わっても、国政が安定していたのは自分の働きが大きい」という自負もある。

 その自分がポッと出のアイザックと同じか、少し劣る程度にしか信頼されていない事に思うところがないわけがなかった。

 目立つ功績はアイザックの方が上ではあるが、長年の忠勤という点では負けてはいない。

 発言の重さでは、まだまだ自分の方が上で当然だと思っていた。

 だが、実際は違う。


 ――エリアスは、アイザックの言葉に重きを置くだろう。


 ウィンザー侯爵がそう考えてしまうほどに、アイザックはエリアスの信頼が厚い。

 その事実がウィンザー侯爵のプライドを傷つけていた。

 これはアイザックの言う通りである。


「思うところはある。だが、それと忠誠は別物だ」

「そうでしょうか? まぁ、今はとりあえずそのお言葉を信じましょう。では、ウィンザー侯爵家が断絶してでも忠義を尽くすべき相手だとお考えですか? 私の計画に乗っても乗らなくても、このままでは危ないですよ。私はパメラさんだけではなく、ウィンザー侯爵家・・・・・・・・も助けようと考えているのです。話を聞いてはいただけませんか?」


 アイザックが問いかけるが、ウィンザー侯爵は睨むばかりで返事をしなかった。

 ただ黙ってアイザックを見ている。

 アイザックは彼の意図を読み取った。


(はいはい。聞き返したりしないから、勝手に話せって事ね)


「どんな計画を考えている?」などと聞き返せば、アイザックの計画次第では賛同するという姿勢に取られかねない。

 アイザックが何を話そうとしているのか気になるが、万が一の事を考えて返事をしないのだろう。

 言質を取られないようにしているようだが、それはそれで都合がいい。

 家の存続・・・・に関する内容は無視できないという意思表示なのだから。


 アイザックがネイサンを殺した時、マーガレットが怒った大きな理由は「跡継ぎの予備を失った」という事だった。

 モーガンがアイザックの計画に賛同したのも「このままでは家の存続が危うい」と考えていたからだった。

 家の存続は、それだけ貴族にとって重要なものである。

 それを絡めて話せば「ウィンザー侯爵家は最低でも中立を保ってくれる」という自信がアイザックにはあった。

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