第266話 十章の登場人物

ゴンザレス


王都の貧民街を巣窟にする裏社会のボス。

原作では、ニコルの家に盗みに入り、金目のものがない事に同情する。

アイザックが接触しようとしたが、ウォリック侯爵領に仕事の募集があったので、部下を引き連れて真面目に働きだした。




ルーファス・チェスター。


リード王立学院の学院長。

基本的に派閥に属さず、事なかれ主義で毎日をやり過ごしていた。

しかし、ジェイソン世代の入学により、忙しい日々を過ごす事になりそうな予感を覚えていた。




ナンシー・ウィルメンテ。


ウィルメンテ侯爵の妻で、フレッドとローランドの母。

良くも悪くも普通の貴族。

ルシアのような甘さはないが、ウィルメンテ侯爵家のような武官の家で息子をたくましく育てるほどの強さもない。




モニカ・ジェファーソン。


王立学院におけるティファニーの最初の友達。

父はウォルター・ジェファーソン男爵で、王都で働く宮廷貴族の娘。

少しでもいいところに嫁ぎたいので勉強を頑張っているが、友人のティファニーの一件以来、このまま勉強を頑張っていいものか迷っている。




ピスト。


二組の担任で、科学に命を捧げている。

アイザックが入学してくると聞いて、面倒だと思っていたクラス担任に立候補する。

アイザックとジェイソンのクラスは責任が重く、希望者が他にいなかったため彼が二組を担当する事になった。




クラン。


科学部所属の三年生。

アイザックとレイモンドが入部するまでは唯一の部員であり、廃部の危機を二人に救われた。

科学にも興味があるが、それ以上にピストに興味を持っている。




ルーカス。


ウィンザー侯爵家で働く官僚の息子で、パメラの幼馴染。

最初はアイザックと友達になれると思っていなかったが、パメラの指示でアイザックに接触した事をきっかけに親しくなり始める。

基本的にしっかりとしているが、アイザックのはっきりとしない契約書に雰囲気で署名するなど危ういところもある。

シャロンに片思いをしている。




シャロン。


パメラの乳姉妹で、パメラから強く信頼されている。

行動の自由が少ないパメラのために、陰で行動したり、あえて心配するような事を言って身の安全を考えてもらえるように立ち回っている。

実はルーカスの事を悪からず思っているが、その思いは口には出していない




アルヴィン・レーマン伯爵。


エリアスの友人。

ウィルメンテ侯爵にとっての、カニンガム男爵のような存在。

立場上、動けば目立つエリアスの代わりに裏で動いている。

友情と忠誠心は一級品。




マギー・アダムス。


ジョン・アダムス伯爵の妻で、チャールズの母。

宮廷貴族ながら、夫が事務次官にまで昇りつめた事を主婦友達に自慢したりしていた。

しかし、チャールズの一件以来、子育てに関してジョンと口喧嘩が絶える日はない。

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