このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(180文字)
タグには「付喪神」とありますが、可愛らしいモチーフとしてではなく、あくまで人とは異質で奇怪なもののように描かれていて面白いです。なんだか腑に落ちないとか、妙に不安を煽られるとか、そんな奇妙な話が好きな方におすすめしたい作品です。
謎のままの部分とそうでない部分のバランスがとても良かったと思いました。すべてを語りすぎると野暮になりますが、かといって情報を出さないのも限度があり、配分が絶妙です。謎の女と傘とマスター、そして主人公のその後。あれこれ想像しました!