第14話
「ふざけるな…」
龍牙は身動きが取れないため目の前のアリスのことを睨むことしかできない。しかしアリスはにこやかに笑っている。
というか、頬が少し硬直している。
「いいですねぇ、その眼。ゾクゾクします」
「おまっ、ただの変態クソ野郎じゃねえかッ」
「変態?私が?そんなわけ無いですよ」
アリスはそう言いながら優雅に足を組んだ。
「私が変態だったら君がさっき一緒にいた方のほうがもっとすごいですよ」
そう言いながらアリスは笑いをこらえるような仕草をした。
「さっき…?あ、あいつか」
「忘れてたんですか?」
アリスは信じられないとでも言うような顔をする。
「うるせー、覚えられないんだよ、お・れ・は」
「まあいいでしょう。とりあえず質問を始めます」
アリスはため息をつくような仕草をすると気を取り直したのか龍牙のことをじっと見つめて来る。
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