第10話
「クッソ。こんなんありかよ」
龍牙はそんなことをつぶやきながらさっきから知らない廊下を歩いていた。
「何だあの男。連れてくだけして放置とか、マジ意味わかんね」
龍牙は鍵を取りに行きたかったが、現在地がわからないために断念せざるを得なかった。
しかし、どこの教室にも入れないとなると、一日ほっつき歩くことになりかねない。
龍牙はそう考えながら歩いていると、急に腕を捕まれ、そのまま近くの教室に引きずり込まれた。
「うをっ」
龍牙が声を上げると、急に口をふさがれ、なにかを注射器で投入された。
龍牙は、何が起こっているのか理解できなかった。しかし、急な睡魔が龍牙を襲い、そのまま龍牙は息絶えるように眠ってしまった。
「……おやすみ、私の龍牙」
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