第2回:強い人は2つの事ができている

 さて、第2回をはじめます。

人狼ゲームをするにあたってルールや役職を理解した次にやることはなんだと思いますか?


 大半の人は各役職の立ち回りを説明すると思います。役職ごとにそれぞれの立ち回りがあり、パターンに乗っ取って動くやり方があります。でも筆者はそんなことをやりません。


 なぜかというと3つの理由があるからです。


・全パターン覚えるのめんどくさい

・パターンに則っても役職の貢献率は最大50%

・様々な動きに対応できない


 でも筆者の描く立ち回りだとワンパターンですし役職の貢献率は70%程に上昇します。そしてイレギュラーな動きにも対応できます。


 嘘かと思うかもしれませんが本当です。しかしその動きを伝授する前に2つほど身につけなければいけない事があります。


 先に答えを言っておきます。


・村の状況をいち早く理解すること(用語:盤面理解)

・自分の意見を理由づけて伝えること(用語:思考開示)


の2つです。


 え?これだけですかと思うかもしれません。本当にこれだけです。しかしこの2つは生半可では身につきません。最低身につけるのに半年はかかります。実を言うと人狼ゲーム経験者でもこの2つを身につけてる人は極小数です。


 理由は単純です。習得するのに時間がかかるからです。特に村の状況を理解するためには発言を素早く頭でまとめる技術が必要です。

 

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 筆者はよく村の役職をまとめます。ある人にはコピー機とまで言われました。なぜそんなことをするのか。答えは単純に村の状況をいち早く発信してるというアピールをするためです。


 人狼ゲームでは様々な発言が飛び交います。そのうち誰が役職発言したっけ? と困惑したことは経験者なら誰しもあると思います。


 その状況に対してまとめ役を買って出て、上手くまとめることで全員から「あっ、この人は混乱している状況をスッキリさせようとしている」と思わせることができます。ガチ勢の集う村でなければまとめ役をするだけで【村人っぽいな】と思わせることもできます。


 まずはまとめることからやること。これが状況を理解することへのスタートラインです。


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 皆さん、夜の時間は何をしていますか? 役職持ち以外の場合大抵の人は暇だな〜と思いながら朝まで過ごしているはずです。筆者は違います。夜時間ギリギリまで【考察】を書いています。


 夜時間は発言が全てストップしています。ということはつまり状況を理解することにもってこいの時間という訳です。


 その間に発言をまとめていくうちにこの人の発言怪しいな?と思うのが少なからず見つかると思います。それを文章化したのが【考察】です。これがあるだけで議論の進行が促進され、全ての利点になります。


 あれ?得するの村人陣営だけなのでは?と思われるかもしれません。人狼陣営にも利点があります。1番最初に処刑されるのは発言しない人です。考察は1つの要素です。あるだけで処刑を先延ばしにすることだってできます。大幅にズレてたって構いません。ちゃんと理由さえあればの話ですけどね。


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 人狼ゲームは推理ゲームです。大抵の経験者はそんなことを忘れています。雰囲気だけでやっていてはいつまで経っても上達しません。タイトルにもありますが人狼ゲームは議論9割ですからね。


 まとめですが人狼ゲームで強い人は


・村の状況をいち早く理解すること

・自分の意見を理由づけて伝えること


 この2つがしっかりできています。この2つが出来れば筆者が本気になっても戦えます。いや、嘘です。筆者は武器を持っていますが皆さんは持っていません。


 次回は皆さんに武器を与えます。武器の正体を先に言っておくと【殴り合いのスキル】です。正式には議論で怪しい人を問い詰める方法です。(殴り合いは人狼用語です)


 この中で【人狼デスゲーム】をちゃんと遊んだ人は何人いるでしょうか? 遊んだ人は矢継ぎ早に誰かを問い詰めたりするような動きがあったと思います。


 ガチ勢は結構好戦的です。村人側は人狼を探すために、人狼側も処刑先を探すためにそれぞれ必死で議論しています。仮面ライダーのあるシリーズの言葉を借りればガチ勢の人狼ゲームは「戦わなければ生き残れない! 」です。


 胃がキリキリしませんか? 筆者も人狼ゲームでいつもしてます。ガチ勢の沼にはまればこうなります。だからこそ初回で2度とエンジョイ勢に戻れなくなると警告しました。


―――――――――――――――――――


 今回はこれで終わりです。1500文字以内の約束を守れませんでした。本当にすみません。


 次回は皆さんに【殴り合いのスキル】を伝授します。楽しみにしてください。意見や質問等ありましたらこのエッセイの感想欄に書いてください。筆者がお答えします。


 次回も見てくださると嬉しいです。

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