第4話 固有スキルのレベルアップ

朝、ランニングと素振りを済ませ朝食をとる。今日は特に腕の筋肉痛と腰が酷かった。

重いもの、ツライ…。

さて、気を取り直し今日は昼から魔物討伐に向かう。

安全マージンは確保しておきたいため、一番弱い部類のホーンラビットの討伐に向かう。

ホーンラビットは角が生えているうさぎで、お肉が美味しいらしい。

鍛冶屋で剥ぎ取り用の短剣、道具屋でマジックバック(小)、錬金術師のところに行きポーションを購入する。

ポーションは高いがいざという時のために使えるので持っておきたい。

マジックバックも今は小の2メートル四方しか入らないものだがいずれは大、もしくはダンジョンで入手できるユニーク級も欲しいところだ。

冒険者ギルドでホーンラビットの討伐の依頼を受け魔の森に向かう。

昨日薬草採取で行った場所の少し行ったところらしい。

幸い剣術は今はレベル3ということで簡単に討伐することができ、素材を回収し冒険者ギルドで報告を行った。

その後素材を買い取ってもらい宿に戻った。

お金もある程度今はあるので明日は聖魔法を覚えに行こうと思う。

お布施として金貨1枚(10万円)必要なのだが、聖魔法を覚えれるなら安いものだ。

次の日から1ヶ月間、朝のランニングと素振り、簡単な魔物の討伐と教会での勉強や祈りにより自身のレベルは15に、冒険者ランクはDに、剣術のレベルは4に、さらに聖魔法を覚え、ヒールを使えるようになった。聖魔法のヒールの練度を上げればハイヒール(上級回復)やキュア(解毒魔法)、さらにエリアヒールや浄化魔法などにも派生するため非常に便利だ。

ただそもそもヒールを覚えるのはある程度の学力や文字が読めないといけないので、ある程度実力がついて余裕がある冒険者や貴族上がりの俺みたいなやつじゃないと覚えるのが大変なので冒険者でハイヒールなどに練度を上げれたものは非常に少ない。

さて、ステータス見てみるか、、

ステータス!!


アルト Lv.15 12歳

攻撃力 33

防御力 24

俊敏性 29

知力  24

器用さ 27

運   78

スキル 剣術Lv.04 回復魔法Lv.01

    体術Lv.02

固有スキル

ステータス調整Lv.1


酷使していた攻撃力と俊敏性が大きく上がってるな、、って、ステータス調整にレベルが!?

レベルがついていることに注目していると下に説明文が現れる。

ステータス調整Lv.1

…固有スキル、最大レベルは3まで

現在、ステータスの割り振り、鑑定が行える


さらに薄暗い文字でこう書かれている


無詠唱、能力解放


無詠唱はわかる、能力解放だって…!?

これは固有スキルの成長が楽しみだ

しかも現時点で鑑定も使えるようになるなんて。

鑑定があれば未知の魔物の強さや、武器の性能、敵の強さなども分かるため非常に便利だ。この世に鑑定士っていう職業もあるくらいだから、冒険者を引退したらまったり鑑定士として暮らすか、、、などと考えその日は終了した。

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無能と言われ追放されたスキル「ステータス調整」が最強すぎた件 おざごん @Ozagon

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