第2話知らん都市でもなんとかなるはずだ
俺は今困っているとてもとっても困っている
どのくらい困っているかと言うと夜ご飯のおかずを忘れていたので、とりあえずスーパー行って惣菜買ってきて、さぁ食べようと言う時にご飯が炊けてなかった時くらい困っている。
え?あんまり困ってねぇじゃないかって?
今からでも炊けよって?めんどくさいじゃん。
まぁそれはいいとして、
今私は何処にいるでしょう?
ここですよー、ここー
え?分からない?
しょうがないにゃー(需要皆無)
銀行です。
いやー初っ端金は引き出せるのか知りたかったし、その上近くに銀行自体あるっぽいし市役所は遠いっぽいし銀行来てみたのよ(オネェ)だけど間が悪かった、
そりゃもうとっても
まさか俺が入って番号札とった20秒後位にに銀行強盗が入って来るとは思わねぇじゃん?
しかもそいつら、魔法?能力?みたいなの使いやがる
なのに銃も持ってる.......と言ってもピストルだが、…もしかしてあれか?やっぱこの世界を見るに、転生〜とか憑依〜とかそういう感じか?なら俺にチートはあるのかな?とワクワクしたが正直に言うと検証してる暇がない、俺は元より慎重(?)だし何よりどんな奴でも流石に強盗が目の前にいる中で備わっているかも分からん能力に掛けるバカみたいな真似は現実的じゃないし相当楽観的だ。そういうのは創作の世界でやってくれ。
そんな事を考えている中でも事態と言うのは常に動くわけで、こっちの事情なんか知ったこっちゃないわけで、
もう人質をとって銀行からはおろか民間人の財布からも徴収している、不味いな俺はシャツの中に何があるかは全く確認していないし、バックなんかも無いので多分俺はびた一文持ってない。今思うとなんでこの状態で市役所よりも先に銀行に来たのは傍から見んでもヤバいのが丸分かりだ、
自分という人物の戸籍があるのか?
自分の身につけているものは?
等の最重要科目をめんどくさいという理由だけで真っ先に銀行に来たのか、俺やばいな。
よくこれで自分は慎重だと言えたもんだな。
ちなみに容姿や恐らく年齢は変わってないよ
☆(ゝω・)vキャピ
さて、穴に埋まりたくなっているうちに俺の番か
『おいお前財布出せ!』
どう返したものか。想像してみよう
「(´-ι_-`)ふっヤダね」
『じゃあ死ね』バンッ
「グァァァ」パタッ
ダメだなじゃあ、これならどうだ?
「はい」エア財布を渡すような素振り
『?おちょくってんのか?なんもねぇじゃねぇか!』 バンッ 「グァバ茶!」パタッ
こいつもダメか思ったより手強いな、てかもうダメだ。朝飯抜いてまでダウンロードを待ったせいで腹ぺこで頭が回んねぇ
「はァ」
もうなるようになるかもうどうにでもなれ⤴︎︎︎
覚悟を決めていやいや相手と目を合わせると
少しびびったような声で
『お、お前は話を聞いてなかったのか?!財布を早く出すんだよ!!』
いや、睨んだくらいでビビんなや
「財布ないです。」
『んな訳ねぇだろバックは何処にやったよ?なんも持たずに銀行来るなんてねぇだろ?しかもあんた身なりからして金持ってそうだしな…早くだしな?痛い目見ないうちに、な?』
「いやーそのまさかでして全くの正論なんで言い返せないっすけど」
俺がそういうと
後ろから声が聞こえた
若い女の声である
『ちょっとあなた早くは払った方がいいですよ!殺されちゃいますよ!』
「い、いや持ってたら是非とも差し上げたいんですけど」と首をそちらに向けることなくそう返す。
『てめぇマジに持ってねぇのか?』
「あぁなんも持ってない」
そうすると他のやつが
『んな訳ねぇだろ〜がさっさと出すもんだしな!!!!!!!』
今のセリフ高校時代の不良の友だちの今井君みたいだなと思って少し微笑んでしまった。
「ふふっ」
『な、なんだテメェ!?』
やっちまいましょうアニキと手下共が次々に最初に俺に話しかけた強盗に言う
笑うんじゃなかった
なるほどこいつがボスか。
『あ、アァそうだな!!
俺の筋肉増強の力をしれぇぇえええ』
と言いながら銃をその場に捨て殴りかかってきた。
周りはそれぞれの悲鳴を上げるが正直それに俺は笑ってしまった。幾ら能力(と思わしき術)を持っていてもソレは落としちゃいけんだろうとそしてオタクのノリでつい
「ソレは悪手じゃろアリンコ」
言って《イキって》しまった。
場の空気が固まる、ハズい、俺様は後悔したがそんな事を気にせず振り下ろされる拳このスピードは頭に当たれば不味いスピードをしている。
まぁ避けれるんだけどさ(イキリPart2)
スレスレで左側に避けて腹に向けて拳を打ち出そうとした瞬間ここで主人公に電流走る
あれ待てよこいつ『筋肉増強』っつってたよなぁ腹筋も強化されてる場合もあることね?じゃあこのまま打ったら不味くね?受け止められることね?そんでもって反撃食らっちゃうことね?元々身長も俺が170くらいなのに対してこいつ190位あるし…あっこれダメですね。
この間0.02秒
拳を放たずそのまま軽いこちらに隙を作らないくらいの軽いローキックを奴の足に命中させた。
『おいおい弱えじゃねーの?』
「硬ッた!硬ッた!」
『当たり前だァ俺の筋肉増強は全身のありとあらゆる筋肉が増え!さらに強くなるッ!』
「隙だ」
『は?』
カチャ 乾いた金属音が鳴る
筋肉(敬称)の目が限界まで見開かれる
『なっー』 バンッ バンッ
2度銃声がして筋肉(蔑称)が倒れた否、立ち続ける事が出来なくなった。
「足がお留守番ですぜ?」
『貴様ァァァ』
「何ですかね?」
『貴様拳で!「いやそんなルール聞いてないんで」ツツツ』
『お前ええ!!』『よくもっ』『アニキイイイ』
1人目は打たれる前に撃つ手首の骨ごと粉砕
2人目打たれたが1人目や3人目よりも距離がある上銃にあまり慣れていないようで急に狙ったからなのか後ろの窓ガラスに穴を開けた。その後こちらは相手の肩に狙いを定め2発
3人目の方を見ると銃が飛んできていた、銃弾ではなく銃自体が頭目掛けて飛んできていた
慌てて左手で防ぐ、体勢を少し崩しその隙に1番距離の近かった3人目はナイフを上段から振り下ろす形で突っ込んできた。
背中を丸める形にしながらさっきの飛んできた銃の威力を逆手に取り後ろに寝転ぶ形になりながら後転するようにナイフを避ける
ナイフは勢いそのまま床に刺さる。
床から抜けなくなったナイフを抜こうとする3人目に今度は前転しながら威力の乗った足で頭に向かってカカト=オトシして気絶させた。
ものの10数秒の早技である
「ふぅなんとかなるもんだな」
『あ、あのっ』
「ん?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
???視点
私は端的に言ってしまうとお金持ちの家に生まれたお嬢様だ。
今日はキャッシュカードがどうこうだのの話をするとお父様から聞いていた。
まぁお嬢様と言ってもわざわざ銀行に行くさいに送り迎えしてもらう程度で護衛なんてつかないくらいのお嬢様です。と言ってもショッピングの時は遠目に2人程いますがね。
だけど今日ほど護衛が欲しいと思った日はないだろう
なんと銀行強盗が入ってきたのだ
パニックになっていた私は
あっという間に財布を回収されてしまった。
そしていつもよりも長く感じる時の中で前方から声が聞こえる、強盗と前のお客さんの声だ
聞いてみると財布を持っていないと言っている。
ここでこの人が渡さず殺されちゃったら。
罪悪感を感じてしまうだろう。特にこの人の死に直接関わっていなくとも。
「ちょっとアンタ早く払った方がいいわよ!殺されちゃいますよ!」
「い、いや持ってたら是非とも差し上げたいんですけど」
はぁ!?まさか本当に無いんですか!?
リーダーらしき奴が切れる、あぁ何も出来ない私の能力を使うしかッ!
「え?」
気づけば決断する前に終わっていた。
私はどうやら根本的に間違っていたようだ手助けなんて要らなかったんだ。
訳が分からない、リーダー格の能力以外は知らないがそれでも今や人間の全てが能力者、その能力が強かろうと弱かろうと少なからず能力を持っている、それを1人で?
リーダー格の能力は『筋肉増強』、能力にもそれぞれ強さがあって、
能力のレベルを1~5で判断するとだいたい振れ幅は大きいがリーダー格の男は1〜3位までだろう。(戦闘をあまり見れなかったためLvがあやふや)
もっと詳しく予想するとリーダー格の男は銃弾がサクサク入ったからレベルは3くらいかな?そして他の奴らもおおよそレベル2くらいが集まっているように見える、
戦闘力としては個々としては弱いが、人数が集まれば人を襲うことは12分にできるだろう。
そんなヤツらを
「ソレは悪手じゃろアリンコ」
どんな能力なのだろう?
『ふぅなんとかなるもんだな』
あまり疲れてない様子の彼に思わず声をかけた。
「あ、あのっ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主人公視点
「何かな?」
夜を思わせる濃い黒色の黒髪、
見るものを引き込み魅了するような目、
造形が深く見るものを魅入らせる
そう、まるで夜を体現したようなそんな美人さんが居た。
羨ましいだろ?
『あっ貴方の名前は?』
「俺の名か?( ´-ω- )フッ語る様なものじゃねぇさ」
『そういうのいいですからっ!』
「えっあっそう?じゃあ改めまして俺の名は」
「【涙木羽 両】だ」
『では、私も名乗らねば行けませんね』
私の名はーー
『【夜神 凛】です』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やっと主人公の名前出た。
一応読み方をば
なみきばりょう
やがみりん
です。
書くの疲れた。
面白かったら
ここが面白かったぜ
ここが良かったよ
とコメントを貰えると嬉しいです。
モチベに繋がるし何より
皆様からの評価された点を増やしていけるからですね!
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