盲目探偵
@matukirin
第1話始まりの物語
これは、ある探偵と一人の少女の物語。
ポッポー
ガタンゴトン
けたたましく鳴る汽笛と共に私は生まれ育った故郷を後にした。
私は今年で17才、私の育った孤児院では17才になったら孤児院を出ていかなければならなかった。
少し名残惜しいけどくよくよしてもいられない、だって私はこれからロンドンに行って新しい家と仕事を見つけなくればいけないのだから、と少女は少しの不安と大きな希望を持ちながらロンドンへ向かうのであった。
〜一週間後〜
はぁ〜、
駄目だ全然見つからない
まぁ、なんとか家は見つかったけど仕事の方は…
面接中
え〜とっ、名前は、
ルーシーキーオルコットです!
そ、そうか、じゃあ長所は?
素直な所です!
他、他に長所は?
すごく運動神経がイイです!
いやーうちパン屋だから別に運動神経とか必要ないんだけどな〜、
で!私採用ですか?、採用ですか?
う〜ん、ま、また後日連絡するよ。
といった具合に全て不採用だったのである。
私の何が悪かったのたろうか、
と、落ち込んでいると…
ヒュー
バッ
何かが顔面に突撃してきた
私はその何かを顔から取って言った。
[もう、何なのよ]
その何か…紙にはこう書かれていた
探偵助手募集
仕事内容
探偵助手
給料
要相談
条件
運動神経がいい人…
と続いた後にこう書かれていた、
ただし、男に限る
と、
これは、運命の出会いかと思ったのか、ルーシーは最後の文を見ずその紙に書いてあった場所に向かったのだった。
[えーと、ローレンス探偵事務所、は、ここだ]
コンコン
[失礼します。]
[どうぞ、入りたまえ]
盲目探偵 @matukirin
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