第2話の6 そして…
ダビデ : 「…ぁ……」
メア : 突然の出来事で、把握しきれないで棒立ちしている…
シャキア : 「…」
池の水面に浮かぶ何かは、風に流され遠くへ…
青年の姿はハクラに似ているだろうか。そして、女はシャキアに似ているような気がする。
水面の何かはやがて、水の中へと沈んでいった。
男女は君たちに気付く様子もなく、その場を立ち去る。
ルタ : 「これは……記憶?」
GM : ふと、彼らの向かった先に小さな家があることに気が付いた。
GM : (すでに二人の姿は消えている)
ダビデ : 「ど、どうしよう…追いかける…?」
メア : 「ルタお姉ちゃん…」こわいので手を握りましょう…
ルタ : 「行きましょう。何があるか分からないから、気をつけて。私が先導するわ」
ダビデ : 「…うん…」シャキアにも手を差し伸べる
シャキア : そっとダビデの手を握り返す
GM : 家の扉は開いている。
中からは赤ん坊の声が聞こえてくる。
ルタ : (赤ん坊の声を聞いて、ちょっと警戒が緩む)
GM : 覗くと、中には血みどろで倒れる青年と女。
女の手にはナイフが握られている。
その向こう側、小さなベッドに赤ん坊の姿がある。
ダビデ : 「…!!」
ダビデ : シャキアの目をふさごうとします
ルタ : (びっくりして武器を持つ手に力が入る)
GM : 室内には、他に気配はなさそうだ。
メア : 青年と女性に息があるか確認して必要ならキュアウーンズを
GM : 近づけば、青年には息があるのが分かる。女はすでにこと切れているようだ。
GM : メアが魔法をかけ手当てをすると青年は目を覚ますだろう。
ハクラ : 「う…あんた、たちは…?」
ルタ : 「……冒険者よ。ただ事じゃない気配がして、駆けつけたの」
ハクラ : 「そう…ですか…う゛ぇっ」女に気付き吐く
ダビデ : シャキアをぎゅっと抱きしめる…見えないように…
ハクラ : 「ヒ・・・ラ・・・」
メア : 「ごめんなさい、じょせいのほうは、もう……」
ハクラ : 「あぁ、あんたのせいじゃない・・・」
ハクラ : 「これは俺たちの、いや、俺の問題だ・・・」
ダビデ : 「…なんで…」
ダビデ : 「…なんでこんなこと……!」
GM : そんな静寂を破るかのように
赤ん坊のか細い泣き声が再び聞こえてくる。
ハクラ : 「…シャ、キア」顔を上げ、赤ん坊を見る
ハクラ : 立ち上がり、ふらふらと赤ん坊へと近づいてゆく
ハクラ : 真っ赤な手をズボンのすそで拭い、赤ん坊を抱きあげ
ハクラ : 「俺の…問題だ…お前には何も…関係ない…」ぎゅっと抱きしめる
GM : 今まで貼り付けたかのように変わる事のなかったハクラの表情が少し
変わったような気がした
ルタ : 「……娘さんのこと、愛しているのね」
メア : 「……えっと……」 どうしたらいいのか、
何があったんですかと聞いていいのかとまどう…
ダビデ : 「………」自分の腕にいるシャキアの、確かに生きている感触を確かめる
シャキア : 「……」
ハクラ : 「すまない…」そのままふらふらと歩きだし、扉を出て立ち去って行く
GM : その後を追おうと視線を向けるとそこはもう、部屋だ。
ダビデ : 「…キア……」
ダビデ : 「…シャキア……」
GM :気が付けばそこは 広く殺風景なハクラの部屋。
さっきと違うのは、その部屋には今は何も見当たらないことくらいだろうか。
GM : ここで、危険感知判定をどうぞ。目標値は13
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