第2話の5 光の中へ

GM : そうこうしていると、そろそろ日が暮れてくる時間に。

メア : こうなるとあとは遠い酒場と夜の街…

 それかシャキアさんが家に戻っている、か?

ルタ : なるほど、一旦帰るのもアリかもしれませんね

ダビデ : そうですね、シャキアの家いってみますか


GM : 移動して、シャキアの家。

 窓から明かりが漏れていて、帰って中にいる気配がします。

ダビデ : コンコンとノック

シャキア : 「はーい」とことことこ

シャキア : ガチャ

シャキア : 「あ、どうも」ぺこり

ルタ : 「こんばんは、お仕事お疲れ様、よね」

シャキア : 「働かなきゃ食べていけないから」

ダビデ : 「…疲れているのに、ごめんね」

メア : 「こんばんは。お父さんの手がかりが家にないか、探しにきました」

シャキア : 「家に? 部屋は空っぽだったから何も・・・」

シャキア : 「あ、一応、机の中は見てないけど、そこくらいかな」

メア : 「きっと手紙以外にもなにか残していると思うんです。

ダビデ : 「できるだけすぐに終わらせるから、あがっても大丈夫かな」

メア:「調べてみてもいいですか?」

シャキア : 「、どうぞ」

ダビデ : ぺこりとお辞儀してお邪魔する

ルタ : では、お邪魔します。部屋を見せてもらいましょうか

ダビデ : 部屋には机だけある感じですか?

GM : 部屋はすでに使ってますよ。空のまま置いとくほど余裕もないので。

ダビデ : なるほど、もっともですね

GM : 部屋の隅に古びた机が置かれていて、それが父の机だと教えてもらえます。

メア : では机の中を調べてみましょう

ルタ : ではその机に近寄って。

 中が見られるということは引き出しか何かがあるんでしょうかね

GM : 確かに机には引き出しが付いてるのでそこかなと思いました。

GM : 引き出しには鍵が取り付けてあります。鍵開け(解除の目標値)は10

メア : かぎ・・・

ルタ : 鍵に心当たりがないか、聞いてみましょう

シャキア : 「わからないわ」

シャキア : 「あれば、あたしが開けているだろうし」

ダビデ : 「嫌じゃなければ、開けちゃうけど…いいかな?」

シャキア : 小さくうなづく

ダビデ : お姉ちゃんのために下がります

メア : ダビデお兄ちゃんと一緒にうしろへ

ルタ : では代わりに出て、鍵開けを試みますね

ルタ : 古い机とのことなので、慎重に作業を

GM : はーい


問題なく解除は成功


GM : カチカチっと鍵を外すことが出来ました

メア : ないす!

ダビデ : 素晴らしい!


反応が優しすぎるPLたち


ルタ : 「開いたわ、それじゃあ……」引き出しをスーッ

GM : 引き出しを開けると、中には布にくるまれた何かが。。。

ルタ : ゆっくり開けて中を見てみましょう

GM : と同時に、パァッと光が放たれ、あたりを包み込みます。

ルタ : 「!!?」

メア : 「まぶしい!?」

ダビデ : 「わ、」シャキアをかばうように覆いかぶさります

シャキア : 「わっ」

ルタ : 「何かの仕掛け!? とにかく気をつけて!」



光が収まるとそこは街の中の景色。

ぎこちない笑顔の少年

様々な姿で浮かんでは消えてゆく

少年の周囲には次第に大人たちが増えてゆく

だがそのどれも、顔のない人々

やがて少年は大人と子供の間へと成長してゆく


愛想のよい、優しい笑顔は

人々を引き付けてゆく・・・


やがて、彼は一人の女性と出会う

女は顔に痣があった

彼は女と体を重ねる

その身体にもいくつもの痣

気付かぬふりをしているのだろうか・・・


ドンドンドン

突然打ち鳴らされる扉

開いたその向こうには、憎しみに満ちた表情の男の姿

女と男(青年)は逃げ出してゆく・・・


景色が変わり、

池の前に一組の男女がたたずんでいる



GM : 君たちは彼らの後ろに立っている

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