第12話 地獄の門番 獄卒と特級呪霊 その1
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ドスッドスッ
詩音達が出口を探していると、何かが歩く音が聞こえてきた。
(詩音)『なんの音だ?』
(華月)『この音って··········まさか··········』
(瑠花)『え?』
(彩乃)『え?』
(玲於)『だとしたら相当やばいんじゃないのか?』
(楓雅)『俺もそう思う』
(詩音)『どうするかなぁこの状況·····』
そして次の瞬間、ものすごい音がなり、すぐにその音の正体がわかった。
ドンッッ
(牛頭)『誰だおまえらは』
(詩音)『ッ·····マジかッ』
(華月)『どうする?詩音』
(詩音)『··········』
(詩音)『··········倒す·····しかないよな·····』
(牛頭)『待て待て、お前ら、何勘違いしてないか?』
(詩音)『·····?』
(詩音)『どういうことだ?』
(牛頭)『俺らは良くわからないやつに呼ばれて暴れろ、殺せって言われたんだよ。でも俺たちは戦うつもりは無い、むしろ詩音ってやつ興味がある、俺と馬頭は詩音ってやつに協力してもいいって思ってるんだ。興味もあるしな』
(詩音)『··········?·····俺が詩音だけど··········』
(詩音)『でもなんで、地獄の門番が俺に協力してくれるんだ??』
(牛頭)『それはな、俺達は奴らが気に入らないからだ』
(詩音)『ふん、面白いなお前たち、でも協力ってどんな風に?』
(牛頭)『卒業生って知ってるか?』
(詩音)『あぁ、一定以上の怪奇を仲間にしたり手懐けて式神以上の存在にすることを卒業生って言うんだろ?』
(牛頭)『あぁ、正解だ』
(牛頭)『馬頭、来い』
(馬頭)『なんだ?』
(牛頭)『契約成立だ』
(馬頭)『·····そうか、わかった』
そして、詩音は牛頭と馬頭を仲間にして上に上がった。
だが、そこで見てしまった、1度倒したはずの、牛豚が凛音と鏡花を襲っているのを。
(詩音)『てめぇ倒したはずだろなんでいるんだよ』
(牛頭)『そうか、やつも獄卒の一体なのか.........』
(馬頭)『さて牛頭、やつを殺そう.........そして食おう』
(牛頭)『あぁ、当たり前だ、俺らの縄張りで暴れたらどうなるか教えてやるよ、牛豚』
(詩音)『まて、こいつは俺がやる。後悔させてやるさ凛音を襲ったことをさ·····』
詩音は笑っていた、その場いたもの全員が詩音の笑顔にビビっていた、1人を覗いては。
(華月)『詩音、久々に本気出すか?手伝うぞ』
(詩音)『あぁ、そうだな痛みつけたいからこいつを捕まえといてくれ......』
(華月)『(´꒳` )りょーかいっ笑笑』
(華月)『こい、獄縄·····』
華月がそうとなえると、次の瞬間......
牛豚が縛れたのだった。
(牛豚)『な、なんだこれ、と、とれねえ』
(華月)『当たり前だ、地獄の縄なのだから』
(華月)『やれ、詩音·····』
続く·····
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