第4話 さみしそうな声 その1
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·····助けて·····助けて·····怖いよ·····1人は嫌だよォ·····
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あれから1ヶ月後......
(凛音)『あれ?先輩がいないんだけど』
(凛音)『あの華月さん、先輩は?』
(華月)『え?あー、たぶん詩音なら屋上にでもいるでしょ?』
(凛音)『分かりました、行ってみますね。それじゃ』
(華月)『てかさ、俺も一応先輩なんだけどなぁ笑まぁいいけどさ』
華月がそう呟いた時にはもう、凛音はいなかった。
ここは学校、学校にも一応事務所を作った。
――――コンコン、チリンチリンッ
扉を叩く音と扉の鈴がなった
(華月)『いらっしゃいませ。こちら「夜神探偵事務所」です。ただいま、詩音がいないため代わりに僕が内容を受けます』
(女子高校生)『いえ、夜神さんがいないならいいです。ありがとうございました』
(華月)『え、あ、そうですか......分かりました、それじゃ詩音に伝えておきます·····』
(華月)『…ん?てか…あの子って確か…まぁいいか』
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〘屋上〙
(凛音)『いたいた』
(凛音)『先輩、こんなとこで何してるんですか?』
(詩音)『ここから飛べば楽になるかなぁーってさ……』
(凛音)『え……だ、だめですよ!先輩!』
(詩音)『噓噓、冗談だよ。少し考え事をしててね』
(凛音)『もう!……えっと、この前の件ですか?』
(詩音)『あぁ、まぁな』
(詩音)『凛音、とりあえず事務所に戻ろう』
(凛音)『はい!わかりました!』
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〘学校の事務所〙
(華月)『あ、そういえば、依頼来たんだけど、詩音がいないとわかった瞬間、いいですって言って帰ったぞ』
(詩音)『俺に?』
(華月)『うん、お前に』
(凛音)『·····』
(詩音)『どうした?』
(凛音)『別に』
(華月)『笑笑』
(華月)『あーそういえば、依頼に来た子、女子だったな』
(凛音)『ッッ·····』
(詩音)『女子?俺に?なおさらわかんねぇ』
(凛音)『··········鈍感』
(詩音)『ん?凛音、何か言った?』
(凛音)『何も言ってませんし、なんもありません』
(詩音)『???』
(華月)『笑笑』
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次の日·····
〘学校の事務所〙
コンコン、チリンチリン
(女子高校生)『失礼します、昨日も来たんですけど黒神さんいなくて、今日また来ました』
(凛音)『·····』
(詩音)『ようこそ、夜神探偵事務所へ』
(詩音)『で、依頼と内容は?』
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続く·····
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