第四章・一幕
第149話 情報ゼロの感覚派プレイヤー。
今日は日曜日。俺は朝から
「今日は、
「暦に〝
「これで残すは、〝シルバープリンセス〟だけか……早く実装来ないかナー」
「噂では、『五色の古代獣』をすべてトリプルオーバーキルで倒すと、
「わかんない。こればっかりはなんとも。だって
「そりゃ教えてくれるわけないですよ。社外秘でしょうから」
「ま、そーなんだけどねー。あのふたり、あー見えて意外と口が堅いんだよなー。ブツブツ」
(〝コジロー〟の3Dモデルを作成してVtuberもやりはじめて人気がさらに爆発した)
そんなインフルエンサーに、
リビングから、母さんの声が聞こえてくる。
「
「りょーかいのすけ!」
「わかったー」
「そういうわけで
「オッケー! ボクも明日は早いから、そろそろ落ちよっかナ」
「あ、そういえば、明日は8時入りでしたっけ」
「そーゆーこと。そーゆーわけだから
そこまで言うと、
「明日はテレビ局に8時入りです。くれぐれも夜更かしをしないように」
「りょーかいのすけ!」
「……
「バレたか!!」
「はぁ……。
「わかりました」
「よろしくお願いします。では、明日、6時半にはお宅に伺いますので。お食事楽しんでください」
そう言うと、
俺は、ゴキゲンな
結局、あの日以降、〝
グランピング施設で、フレンチトーストを食べながら、朝6時に観客モードで、
・
・
・
キャンプからかえって早々、俺は、
「知らにゃい。ひとりで遊んでたら、いきなりフレンド申請と共闘申請がきたのだ」
「共闘後にいろいろ話さなかったんですか?」
「うん。だって〝
「あ、やっぱり、海外ユーザーだったんですね」
予想どうりだ。あんな朝早くから日本でプレイしているユーザーはめったにいない。観客モードの観戦ユーザーもいつもの10分の1くらいだったし。
(あんな朝早くから観客モードにいた人は、普段何をやってる人たちなんだろう……)
「でも、
「エッヘン! フーちゃんは、ボディランゲージ派なのだ。英語は身体でしゃべる言語なのだ!」
「あ、そうなんですね……」
そんなんでよくあの神がかり的な共闘プレイができたな……と思いつつ、俺は口にはしなかった。
きっと〝
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