第105話 100点満点のきくばりトーク。
はやくこいこいと、待ち望んだ救世主の
「今日から、スーちゃんと一緒に保健室登校をすることになった、新入生の
「アタシは
そして、そのままグググイと顔を近づけて、
「いーなー。くっきり二重となみだぼくろ。せっかくこんなにカワイイのに、前髪で隠したらもったいないよ!」
そう言うと、
「……………………!」
「あ、ひょっとして、おでこ出すの嫌いだったとか? ごめん。アタシ、デリカシーなかった」
「…………そ、そんなこと……ないです」
「そう? だったらだったらぁ、ちょっと髪型かえてみてもいい??」
「…………はい…………」
「いいなー、髪質サラサラ! アタシ、けっこう頑固な直毛だからさー、うらやましーよ。おでこもキレイ。ひょっとしたら、ニキビを気にしてるのかなって思ったんだけど、これならぜったいおでこ出したほうがカワイイって!」
そういいながら
「じゃーん! どう??」
「…………………………」
返事がない。
え? どういうこと??
「し、
「わー、ごめんなさい! アタシ、ちょうしに乗っちゃった……」
「…………うれしいの…………」
「本当? そっかー、良かった!!」
「うんうん。わたしもー、
「…………ありがとう……
って、消え入りそうな声で返事をした。
「えへへ、どういたしまして!」
そっからの、ふたりの打ち解けるスピードはめちゃくちゃ速かった。
「
呼び方もいつのまにか、「ちゃん」づけになっている。
「……北第三です……」
「えー、結構遠いよねぇ」
「……バスで30分くらい……」
「以外! 結構近いんだ!! 自転車通学のアタシとあんま変わんない!」
「……でもバスの本数が少なくて……」
「あ、そっか、それを考えるとやっぱ遠いよねー。なんでそんな遠く……あ、なんでもない!! 今の質問はなし!!」
さすが、保健室登校をしている、ぼっちな幼馴染を持つ
「
と、別の質問を浴びせかける。
「……ゲ、ゲーム……です……」
あ、
ゲームとなると、俺も、がぜん興味がわいてくる。
「あ、
ちょっとどころじゃない。
俺は、もくもくとご飯を食べながら、
「……ピ、PCゲームです……
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