第49話 匂いだけならカロリーゼロ。
俺と
剣の刺さったお肉を強火の遠火にかけている。
それを父さんがナイフで器用に切り取って、
「よかった。
俺が言うと、返事をしたのはパパだった。火加減を見ながら剣にささったおっきなブロック肉を、くるくると回している。
「ああ。
量さえ適量なら、問題ないよ」
パパはそう言いながら、ウイスキーのロックに舌鼓をうっている。顔は既に赤ら顔だ。
「スーちゃんと、
俺と
「やわらかくて美味しい!」
「うれしーどんどんたべてー」
「頑張ってお料理したかいがあったわ」
「シェフ、おかわりをお願いするのだ!」
あっという間にお肉を平らげた
するとそのお皿を「ひょい!」とパパがとりあげて。大量のささみとゆでたまごの白身を乗っけた。
「はい。
「うえー」
「けほけほ! 匂いだけなら、カロリーゼロなのだ!」
その後、俺は、お肉をたらふく食べた。
「さあさあ、どんどん食べてー」
「い、いや……さすがにもう限界です」
「そんな、ひどい。わたしの手料理がたべられないのー?」
「だから、限界ですってば……」
「そんな、ひどい」
「……………………」
うん……
俺は、
すると、ママが声をかける。
「
それを聞いた
「なにー! フーちゃんも、ミーちゃんと一緒にはいるのだ! 美少女高校生と一緒にお風呂に入って、ボディチェックをしたいのだ」
と、
「わあ、光栄です!!」
感激する
「まあ……そんなバーベキューの煙が染みまくった身体でリビングにいるのも問題よね……
「りょーかいのすけ」
そっからの俺は、そわそわとドキドキがとまらなかった。
「はずかしがっちゃダメだのだ! もっと思い切り「くぱぁ」と開くのだ!」
「こ、こうですか!?
バスルームから、
「ふ、
「よいではないか! よいではないか!」
……これ、健全なんだよね、大丈夫なんだよね。
しばらくして、顔を真っ赤にしている
「す、すごい体験しちゃった」
「あーさっぱりしたのだ。スーちゃんも、お風呂に入りなよ!
そしたら、
ふたりの声に、変な妄想をしてしまった俺は、落ちつきなくお風呂をすませると、俺と
「それじゃ、今日はこれくらいで……
朝が早かった
「りょーかい。フーちゃんはその間に、イーちゃんの素材集めをしとくのだ。スーちゃんも、欲しい素材があったら言ってちょ」
「
「そーなのだ。イーちゃんは色々忙しいから、フーちゃんが集めてあげるのだ! だってフーちゃん、自宅警備員だし!」
俺は、
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