第17話 ゼロ距離おねーさんのLINEスタンプ
「ちょ、ちょっと待って、
「お願い!!」
俺はポケットからスマホを取り出した。そして家のグループラインで質問してみることにした。
よくよく考えたら、
俺は、生来の事なかれ主義な、
すると、
母さん『え!?
パパ 『誰だい?
父さん『前の家のお隣さんです。
って、ものすごい勢いでコメントが帰ってきた。そして、最後に、家のカーストの最上位にいるママから返信があった。
ママ 『なるほど……
ママ 『
パパ 『大丈夫だ、問題ない』
知らない人から見たら、さっぱり意味のわからない怪しい会話がやりとりされている謎のグループラインは、最後に
そのスタンプは、金髪ロン毛の男の顔面ドアップで、「大丈夫だ問題ない」と自身満々に言い切っていた。
うん。悪い予感しかしない……。
俺は、そのまったく安心できないスタンプに、背筋をゾクゾクさせながら、
俺は、この長い長い下り阪を、ブレーキをほどよく握りしめてくだってく。そしてそのまま安全運転で自転車を走らせて帰路についた。
「ただいまー」
俺はおそるおそる声をあげる。すると、トントンとリズムカルな音を立てて、階段をおりる音が聞こえてくる。
「スーちゃん! おっかえりー!」
体のラインがハッキリとわかる、セクシーなノースリーブのトップスとタイトなパンツルックだ。セクシーだけど、とっても安心できるとってもおしゃれなファッションだ。カッコイイ。
「は、はははははは初めまして! ア、アタシ、
「なんじゃこりゃー! なんだこの可愛すぎる美少女は! 今すぐお持ち帰りなのだ! お持ち帰りでおもてなしなのだ!!」
「は……はひ?」
あこがれの人物に抱きつかれた
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