クリスマス

〈エミ視点〉










今年のクリスマスは平日で通常通りに学校に来ていると

里奈ちゃん達からお願いがあると…

ある頼み事をされた…






サユ「・・・・あんまりもう残ってないね…」





「クリスマス当日だしね…」





沙優ちゃんに運転してもらい

ある物を買う為に慌ててDonkiに来たけど…




棚は所々に隙間が出来ていて

人気なデザインはほぼ在庫はなく

残っている箱を手に取って眺めてみるが…





「・・・・無理だよ!」





サユ「・・・・変なお店みたいだね…」





沙優ちゃんと棚の前で唸っていると

「今日は二匹なんだね?笑」とまたヒョウ先輩の声がした





「あっ…お疲れ…です…」




ヒョウ「クリスマスパーティーするの?」





私と沙優ちゃんの手にある商品を見て

「コスプレパーティー?」と聞いてきたヒョウ先輩の

後ろには他の先輩達の姿はなく少しホッとしながら

「そうです」と答えた





ヒョウ「二人にしては以外な感じだね」





サユ「里奈ちゃん達と皆んなで

  ちょっとふざけてみよう!ってなって…」

 




ヒョウ「あーハイハイ!あの二人ならしそうだね!

  そして断れなかった感じ?笑」


 




沙優ちゃんの話に納得しているヒョウ先輩に

安心しながら「はい」と俯きながら答えると

「楽しそうだね…俺らも行こうかな」と言う

ヒョウ先輩にギョッとして「えっ!?」と声を上げた






サユ「だっダメです!今年は女の子だけで…

  4人だけで楽しもうってなってるんですから!!」





「そっ、そうです!!女の子だけで過ごしたいんです!」





ヒョウ「女の子だけで……それも楽しそうだね?笑」





正直現れたのがヒョウ先輩で良かったと思いながら

「メリークリスマス」と言って帰って行く先輩の背中を見送り

二人でタメ息を吐きながらサンタのコスチューム箱をまた眺め出した




 

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