アル中なわたしは実は下戸なの
よろしくま・ぺこり
おかしな話だね
こんにちは。こちらは単なる文章の練習です。
わたしは朝起きます。すぐにジントニックを三杯呑みます。布団に戻ります。そして午後二時まで寝ます。仮にその前に起きても酔っ払っているので身体が動きません。ジタバタしても仕方がないので寝ます。
昼は呑みませんが夜、寝酒をします。しかし、睡眠薬も満量服用します。そうすると三十分くらいで眠れます。ただ、翌日に予定があったり、精神的ストレスがかかったり、単純にイライラすると全く眠れません。それでも、以前よりは完徹する夜は減ったかな?
一番の問題は精神的ストレスですが、最近は誰もわたしにちょっかいを出してこないのでいい感じです。隣の部屋にいたクソガキがつい最近、引っ越したのも精神的に良いことです。次に若くて美しい女性が入ってくれれば天国ですが、木造のボロアパートの一階にそういう女神は引っ越して来ないでしょうね。万が一、ヤンキーが来たらかなりのストレスで眠れない夜が来るでしょう。
ああ、わたし実父は下戸でして、亡母はウワバミでした。
わたしは実父のDNAを強く受け継いだので、若い頃はお酒というか飲み会、忘年会などが大嫌いでした。
さらにわたしは液体というか冷たい飲み物をちびちび飲むことができず、どんなものでも一気に飲んでしまう悪癖があるので、二十代前半はしょっちゅうお手洗いでリバースしていたので、あだ名がリバー・フェニックスなどと呼ばれたことは一回もないですねえ。
それに若い頃はビールとウーロンハイ恐怖症で、日本酒とワインは自殺するときの毒薬だと考えていました。
仕方がなく飲み会に出る時はカルピスサワーや巨峰サワーという甘い酎ハイを呑んでいました。甘いと口中が爽やかなのでリバースしないのです。故にカルピスサワーのぺこりさんと呼ばれたことはあります。初恋の味ではないです。
そうやって下戸な人生を歩んでいたわたしがアル中になったのは、数年前のある日にゴミを捨てに収集場まで行って、さあ帰ろうと振り返った瞬間に突然、体全体の力が抜けてなくなり、さらに目も見えなくなってしまったのに意識だけははっきりとしている状態になり、数人の男性にアパートまで抱えて来て貰ってからです。なにかがここで変化したようです。ただ、原因はわからないままです。脳外科でMRI検査をしたのですが「なんの問題もないです」と言われました。
それ以来、なぜか妙にお酒が呑みたくなり、居酒屋などで中ジョッキ六杯くらい平気で呑んだり、それまで忌避していた日本酒も五合を一日で空けたりしました。
一番のお気に入りは『ほろよい』シリーズで「数日用に」と何缶も買いだめしたのに一日で呑み干してしまう有様でした。
おかげで、血糖値や腎臓、肝臓の値が劇的に悪化してしまい「このままだと死ぬ」と思って禁酒したのですが、一年半くらい過ぎた現在、また毎日なにかしらのお酒を呑んでおります。休肝日ですか? わたしは新聞とってませんから。
でも、下戸は下戸なのでリバースこそしませんが、呑んじゃったら、もはやなんの人間活動もできずに寝てしまいます。
「なぜ亡母のウワバミ遺伝子を受け継げなかったのだろう」と、とても残念に思いますが、代わりにしっかり亡母の病弱な体質は受け継いでいます。今、生きているのは結構な奇跡なのですよ。マジでね。
今回は、これでおしまいです。さようなら。
アル中なわたしは実は下戸なの よろしくま・ぺこり @ak1969
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