あれから一週間の月日が流れた。

流石に鼻のティッシュは卒業して私はお昼の運動の休憩地点である屋上でインビシブルミスミステイトー 略してイミテイトの練習をしていた。


 何度か試し打ちをして私は一つの仮説を立てた。

この技は私の想像力の影響を受ける。


 例えばきっかけだった壁穴事件、あのとき私はダーツをイメージしたため壁に似た大きさの穴が空き深さも私の想像するダーツが刺さったる範囲の深さでとどまっていた。

 その後ボールを想像すれば貫通力のない何かが出て、風をイメージすればかまいたちのようなものが飛んでいく。


 また理由は定かではないがこの技を打つと私の調子が良くなる気がする。

もしかすると屋上の研究が程よい運動になって体力が上がってるのかもしれない。


 有意義な休憩を終えそろそろ帰ろうかとドアノブに手をかけた瞬間。

私は人の気配を感じなんとなく隠れてしまった。


 見られると困ることはしていた性だろうが、今思えばこの時隠れていなければ事件はもっと簡単に解決していたのかもしれない。



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姉さんはめい探偵 Areimu @Areimu

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