第264話・ふっくら柔らかエストロゲン女性におんぶ

 時折り強い風が吹く5月のビル街。広めの歩道に立って信号待ちをしている女性の

ボディーラインが際立っていたのは、彼女の着ているベージュ色のワンピースと強めの風のせいだった。ボクのいる側から、その女性の方角に風が吹いていたので、

ワンピースの生地がピタリと女性の身体に張り付いていて、初夏の薄い生地のワンピということもあって、女性のボディーラインが明確に再現されたのであった。

 とくに気になったのは、お尻の柔らかく暖かそうな丸み、エストロゲン(女性ホルモン)をびんびんに感じさせるイイ感じのカーブ。ワンピの生地が風でバタバタバタッとなってる中、ヒップラインを浮きだたせるように、ここは、ワンピがピタリと

張り付いている。ワンピの色がベージュってとこ、肌色に近いので、女性の肌を感じさせてくれ、なまめかしい。

  そんなこと考えながら見つめていると、突然振り向いた彼女と目が合ってしまった、ボクの視線、いやらしかっただろうか・・

「つい見つめちゃって、すみません。。強い風のもと、そのワンピース、貴女の色気を引き出していて、なんかすごくステキな色っぽさですよ」

「えっ?、こんな格好に色気?? ですか?」

「そうですよね、いきなり変なこと言って、すみません。ボク、子供みたいなフェチ持ってて、それが今の貴女に、ツボにハマってしまいまして・・」

「子供みたいなフェチで?」

「ハイ、おんぶフェチなんです」

「おんぶフェチって??」

「ステキな女性を見ると、こんなステキな女性におんぶしてもらえたら、最高に気持よくてしあわせだろうなぁぁって妄想してしまって。貴方の今のそのワンピースで

創り出すボディーラインが・・・」

「えーーっ、私なんかそんなにスタイルいいわけでもないのに・・」

「放つ色気が抜群なんですよ。。実際に、おんぶで乗ってみますね。貴女の体つきは、おんぶフェチの男にとっては、最高のフィット感というか、最高のバランスなんですよ」と言うと同時に、ボクは女性のまろやかなラインの背中に飛び乗る。

「えっ、おんぶするなんて言ってないのに。。」と言いながらも、女性はしっかりとボクの両足を両手でホールドしてくれてる。これはボク的な勝手か解釈としては、

女の子がおんぶをオーケーしてくれたサインだ。

「こういうことって、言葉でグダグダ説明するより、まず実際にやってみちゃうのがいいんですよ」

 その女性の身体の柔らかさの感触はなんともいえない気持ち良さで、スタイル抜群系の細いクビレくっきり女性には無い女性ホルモンに包まれた安らぎ。ボクの股間のアレはびんびんに大きく堅くなっているのだが、それを女性の柔らかくまろやかな

身体にグイグイと入り込んでゆき、それを暖かく受け止めてもらえてる感触。

「これぞ、女性の身体、エストロゲン。。」

 最近のボクは、スレンダー女性乗りに偏りがちだったが、この柔らかさと暖かみに包まれるようなしっとり感こそが、「女性におんぶ」の醍醐味の大切な面だったはずではある、と、過去のふっくら女性おんぶの記憶を掘り起こしてみたり。女の子の

おんぶの上に乗って他の女の子のおんぶのことを妄想するなんて、今おんぶしてくれてる女の子に申し訳ないとは思いつつも。

 そんな瞑想に浸っていると

「信号青になったので、向こう側に渡りたいんです。おんぶ終わりにして降りてくださいな」という女性の優しい声で我に返る。

「えっ、ボクも向こう側行くから、このままおんぶしてってよ」

「そんなぁ。男の人をおんぶでなんて。重すぎます」

「女性にしてもらうおんぶはね、歩いてくれる揺れと振動が気持ちいいの。だから、おんぶしたら歩いてほしいんだ」

女性は無言で歩き始めてくれた。その一歩目の揺れから、ボクの堅くなったアレを女性の柔らかい身体が優しく包み込んでくれ、こりゃたまらない・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る