第242話・お馬さんさせちゃった女の子への償い

 マミカがお馬さん歩きを始めると、やはり、ボクの両足を前に投げ出した乗り方では振り落とされてしまいそうなので、跨る乗り方に戻した。細い女の子のお馬さん歩きは、上下左右への揺れが大きいのは、全身を使って全力で頑張ってくれてるからのようだ。そう考えると、振り落とされそうな揺れも、女の子の頑張りがボクに伝わってくる肌感触であって、乗り心地は味わい深い。

 左右の揺れは、振り落とされることにつながりやすいのだが、上下の揺れは、細くて折れそうな痩身ギャルの背骨に跨らせてもらってる感が、贅沢な感触に変ってきた。こんな折れそうな女の子にお馬さんして歩いてもらえてるボクって、もしかしたら、歴史上の王侯貴族以上に贅沢な遊びをさせてもらってるんかも、と。

 ボクの70キロの体重を乗せて上下に揺さぶってくれてるのが、こんなに痩せすぎの細い女の子だっつー。マミカはたまたま痩せてるんではなく、ダイエットして努力して、この身体を創り上げてくれたのだ。マミカは誰のために、美味しい物とか食べるの我慢してダイエットしてくれたのかって? それはもちろん、このボクを萌えさせるためだよね。ボクのためではないとしても、マミカの痩身をもっとも肉感的に味あわせてもらってるのは、このボクだろう。

 そんなふうに考えると、ダイエットボディーの女の子の背中のラインが、ボクを乗せて上下にゆさゆさと揺れてる感じは、竹編細工の安楽椅子で揺られてる感でもあり、ボクは乗りながら、ゆさゆさと揺らしてみる。すると、骨皮なボディーであるがゆえにもそのゆさゆさに合わせて、マミカの身体全体が上下に動く。たとえば、ボクが全体重をマミカの腰一点に集中させると、その腰一点がグリッとたわんで低い位置になるのに対して、マミカの足先と頭がぴくんぴくんと持ち上がる。

 こんなことやって遊んでると、マミカは

「ゆさぶられると、背骨が痛いよー」と。

「あっごめんごめん、ついついあそんじゃってて」

「クロさん、わたしにこんな奴隷役やらせて、ちゃんと約束通り、償ってよね」

「うん、ソファーまでお馬さんしてくれたところで償うよ」

 その場所まで運んでもらったところで、ボクはソファーに移って座ると、マミカは「あーーっ疲れたぁ、身体のあちこち痛いし」とボクの前に座り込む。

 ボクはさっそく「ありがとう。乗り心地よくて楽ちんだったから、償うよ」と。

「どう償うっていうのよー」

「栄養ドリンクの飲ましてあげちゃうー」と言って、ボク大きくなってる股間のアレをマミカのおクチに突っ込んだ。

「えっ?うううぅぅ」と言いながらマミカは受け入れてくれた。お馬さんでびんびんになってたので出すまでは早かった。

「気持ちいいよーー、マミカー、ボクの栄養ドリンクいっぱい出すから飲んでぇぇ」

骨皮筋子って感じの鎖骨の浮き出てる女の子のおクチは柔らかく暖かったぁぁあ、

うわー気持ちいいーありがと。

「にがいよー」

「良薬は口に苦しぃぃぃってね」

 こんな償い方でよかったのだろうか・・。能天気な男にとっては、ただ欲望にまかせて気持ちいいことを女の子に求めてる、その行為が、女の子にとっては償いになり、栄養になるって・・・

「んなわけないだろ!!」

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