第209話・1人目女の子と2人目女の子の感触余韻おんぶ
身長150センチほどと小柄なチヒロには、ボクは飛び乗らず、彼女の背中に抱き着くように体重を乗せ、ちょっとだけチヒロに屈んでもらって、お互いの高さ的に
いい位置になったところでボクは、両足をチヒロの腰のクビレに乗せ、その両足をチヒロの両腕でホールドしてもらう。
「うわっ、やっぱり重いよ、クロさん」
「チヒロは、小さいのに、乗り心地のいいおんぶしてくれるよね、キヨカのおんぶで感じてた気持ちよさの余韻が途切れず、そのまま続いてるよ。ああぁぁ~
気持ちいい。なんか、キヨカの身体の気持ちよさを感じながらチヒロのおんぶに乗ってるって、申し訳ない気もするけど、どっちに対して申し訳ないんだろ」
さっきまでボクが乗っていたキヨカは、身長162はありそうな体格だったので、150のチヒロとは、乗り心地感触がまったく違う。最も大きなちがいは、小さい
チヒロのおんぶでは、チヒロの頭の位置が、ボクの顎よりもずーっと下になること。で、キヨカの頭は顎に髪が触れるくらいの近いところ、これが、小さい子のおんぶと160以上の子のおんぶの明確な違いだ。
ということは、キヨカにおんぶしてもらっていた感触のまま小さいチヒロに乗ってると、錯覚のような二重感覚になる。ひとつは、キヨカのショートヘアを顎で感じながら、チヒロに乗ってるという、凄くお得な感じ・・2人の女の子の感触を同時に
ダブらせてなのだ。
もうひとつは、小さい女の子のおんぶでは、歩く振動の刺激が効いてくるところ。歩幅も小さい女の子は狭いので、振動と揺れの回数も多くなる。しかし先刻まで乗っていたキヨカのゆったりとした揺れがまだボクの身体の中に残っている。だからここで2人の女の子の揺れを感じるのだ。キヨカに乗っていた時間は約20分とけっこう長かったので、ずーっとボクの体内に残り続けている。
あとは、なぜだか理由ははっきりとはわからないのだが、小さい女の子のおんぶの方が、ボクの股間のアレに伝わる女の子の体温を高く感じるのだ。同じ70キロのおんぶでも、やはり小さい女の子にとってのほうがオーバースペック・オーバーヒート気味ってことだろうか。
そう考えると、小さい女の子頑張ってくれてるんだな、でもキミのそのオーバースペックな頑張りは、ちゃんとボクを気持ちよくしてて、無駄にはなってないよ。ボクの股間のアレを高い体温で包んでくれてて揺らしてもくれてて、すごく気持ちいい。この暖かみの快感は、ボクのアレが女の子に大切に愛されているような感触。
おんぶしてもらう醍醐味のひとつに、自分の目線が高くなるのがある。当然ながら、背の高い女の子のおんぶの方が目線は高くて景色は快適爽快なのだが、今回、162の女の子のおんぶからすぐに150の女の子に乗り換えて発見したことがある。
それは、小さい女の子のおんぶでは、先で述べたように、女の子の頭の位置が、ボクの目線よりぐーっと下になるため、自分の位置を高く感じれるって点。これは、
今までにも何人もの小柄な女の子に乗ってきてるのに気づかなかった。
そんなな比較感覚を妄想のごとく楽しんでいると、「もう私ムリ」と降ろされてしまった。
「キヨカは休み挟みながらとはいえ、20分くらいおんぶしてくれたのに、
チヒロは6分しかおんぶしてくれないの?」
「半日ハイキングしてきたあとなんだから、疲れてて意外と私ダメだあ」
仕方なしにボクも自分の足で歩くことにした。とはいえ、やはり20分もおんぶしてくれたキヨカの歩く後姿には、ただならぬ愛着というか萌えを感じてしまう。
「やっぱり、キヨカ、お願いっ・・」とボクは、さっきヒザを着いてしまったキヨカのおんぶに飛び乗ってしまった~我慢できずに
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