第177話・肌の吸着感最高女性のおんぶ上でうっとり

 吸い付くような肌感触のおんぶには、もう離れられない宿命の2人っていうような一体感を感じ、乗り心地の良さとフィット感も併せ、まるでボクをおんぶするためにこの世に生み出された女性ではないか、と感じてしまうほどの安心感というか。この安心感を得られるおんぶしてくれる女性のおんぶからは、もう永遠に降りたくない、このまま二人の身体がくっついちゃって、一生おんぶ上で暮らしたい。。

 こうまで、安心感というか一体感というかを感じさせるおんぶを、知り合いでもない初対面の女性がしてくれてる、ってとこが感動的。これは身体の相性だけでなく、心の相性もバッチリなんではないだろうか。この「知り合いでもない初対面の女性がしてくれてる、」の点に価値を感じてしまうボクの感性には、痴漢性があるのだろうか、と意識しながら、日々、街ゆく女性の姿を楽しんでいる。

 そんなたくさんの相性ピッタシの中でも、特に感じたのは、肌感覚のしっとり感。女性のブラウスをほんのりと湿らせてる、ほどよい汗。女性の汗と香水の匂いのミックス具合が、これまた「ボクを気持ちよくさせるために、こんな重労働してくれてる優しい女性」感を、嗅覚に感じさせてくれて夢心地。

 女性は、ハイヒールをカツカツっといわせながら歩いてくれている。ハイヒール女性に乗せてもらうのはひさしぶりなので、ハイヒールでのおんぶって大変

なんじゃないだろうか? ・・・それともイイ女はハイヒールなんか日常だから平気なんだろうか、なんて想像してみたり。

「ハイヒールの女性におんぶしてもらえるって、すごい高級感というか嬉しいです。特にこのカツカツッていう靴音とボクの身体まで伝わってくる振動が、素敵な女性に乗せてもらってるんだな、ということを感じさせてくれて、もうとろけちゃうほどの幸福感ありがとう」

「ハイヒールだから、足が痛くなってきました、もう降りてください」といわれ、彼女は立ち止まってしまった。

 立ち止まってる女性のおんぶでも、彼女とボクの身体のフィット感ゆえ、乗ってるだけでも気持ちいいので、ボクは、彼女の背中から下りなかった。そうすと、彼女の上半身からは噴き出るように汗が出てきて、ボクの身体と彼女の身体は、白いブラウスを挟んでびしょ濡れの吸着感。透けて見えるブラジャーの輪郭は、このびしょ濡れによってクッキリと、その触り心地も。

 ボクはおんぶ上から女性の胸に手を伸ばしてブラジャー越しに胸に触ってみると、その胸のカップのあたりも、かなり汗で湿っていた。ついさっきまでは、ほんのりとブラウスが湿るていどの濡れ方だった女性の身体は、今はもう、汗が雫となってしたたるほど。いずれにしても、ボクたち2人の身体の吸着感は、違う吸着感なのだが、どちらの吸着感も、女性の魅力をボクの体内の芯まで伝搬させてくれる。

 それほど汗をかいていたわけではない女性に、ボクの70キロの全体重をおんぶさせて、汗まみれにさせちゃってる、この使用前・使用後の差、、これが、汗まみれ女性のおんぶの、たまんないところ。ボクは、身体の吸着感を堪能するために両腕と両足でギューッと抱きしめると、彼女の汗がボク体内にも浸透してきた感。

 香水の混じる匂いの女性の汗の香りは、男心を刺激したうえで包み込む。それが、包み込まれただけでなく、その魅惑の香りの女性汗が、ボクの体内に浸透してきてくれる感じがする一体感。

 そんな感じで乗り心地高級感な女性のおんぶにうっとりしていると

「いつまで乗ってるんですか、もう降りてください、ハイヒールなんで、足痛いし、汗すごく出ちゃって、もうメイクとかも台無し・・」

「ごめんなさい、すぐに降ります。こんなになるまで、ボクを気持ちよくするために頑張ってくれて、ありがとう。貴女のようなステキな女性の汗にボクもまみれることができて、今日はこれから一日最高に良い日になりそうです」

「私は、こんな力仕事させられて、びしょ濡れで最悪の日かも・・」


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