第176話・透けたブラジャー女性のおんぶに乗った
電車内で座席に座っていると、薄いクリーム色のスカートとブラウスで統一した上品そうなスレンダー女性が、ボクのななめ前方、ドア付近に、こちらに背を向けて立ってくれた。5~6センチと低めではあるが、ハイヒールでもある点、そういえばここ最近、ハイヒール女性のおんぶに乗ってなかったなぁ、と。
女の子におんぶしてもらいたいフェチのボクは、女性の後ろ姿フェチでもある。女性の後ろ姿を眺めながら、この女の子におんぶしてもらえたら、どんな感触の幸せを味わえるのかな、などと妄想しちゃいながら、あれこれと思いを巡らして。
今回ボクの斜め前に立ってくれた女性には、吸い付くような感触のやわらかみというか親しみというか、女性の受け入れ心の広さ深い慈しみみたいなものをかんじてしまったりは、なぜだろうか。ここまでボクの妄想の幅を広げてくれた、いま目の前に立つ女性の後ろ姿はなぜ・・
それは、女性のクリーム色のブラウスの下に透けて見えるブラジャーのラインだった。後ろ姿なので胸の出っ張りや形とかは見えてないのだが、背中のところに透けて見えるブラジャーのラインから、その女性の胸を妄想しちゃってるのだろうか。このように下着のラインが見えることは、その女性の体温をも感じさせ、体温を感じるということは、ボクの性癖としては、ボクがおんぶで乗ったとしたらその女性のかく汗をも感じてしまうという変態・・。
こうまで妄想の連鎖が進んでしまうと、ボクはもう、その女性に声かけをせずにはいられなくなってしまうのだが、揺れる電車内で立ってる女性に、座って楽してるボクが「おんぶしてください」なんて言っていいものだろうか、と、そんな些細なことが気になってしまう今日の自分、なんかヘンだぞ。これも、彼女のブラジャーライン効果だろうか。透けて見えるラインってとこが、なんともいろいろな妄想を・・
「あのー、すみません。貴女の後ろ姿を見ていたら、こんな優しそうで暖かそうな女性におんぶしてもらえたら、ボク、幸せになれるだろうな、と感じてしまいまして」
「えっ、おんぶ? 私があなたを?」
「ハイ、そうです。次の駅でいいですか?」
「えーまぁ。私も次の駅で降りるんで。。でもおんぶって・・」
次の駅に着くと、女性は降りたのでボクも続き、改札を出て階段を下りたところの駅前広場をやや急ぎ足で歩いてゆこうとする上品女性の肩にボクは手を掛けて
「じゃあ、ここらあたりから、おんぶ、いきますよ」と言いながら、身長162前後とおもわれるスレンダー女性のおんぶに飛び乗ると、彼女は
「ええっ、ほんとに乗ってくるんですか」と言いながらも、ボクの両足を両手で支えて、正しいおんぶ姿勢で、ボクの全体重を受け止めてくれた。乗ったあとに気づいたのだが、そういえば彼女はハイヒールだったんだ、妄想興奮しすぎて、ハイヒール女性に飛び乗りなんかしちゃってゴメンなさい、足をくじかせなくてよかった、と、
おんぶ上からホッとしてる能天気なボク。
電車の中で感じていた「吸い付くような肌感覚」は、まさに大当たりだった。薄いブラウスの布の質感だろうか。イイ感じで吸いつくような乗り心地。この感覚は、彼女の身体のほどよい柔らかさからなのか、ボクの身体と彼女の身体の形状の相性良さからくるフィット感か。いずれにしても、最高の相性と感じた。
162という身長相性の良さは、彼女のウェーブのかかったロングヘアーとボクの唇の位置関係。女の子の髪にクチと鼻を埋め込んでくんくんするのにいい高さ。ブラウス越しに透けて見えたブラジャーの縁もじっくりと視覚確認したうえで、指でそこの段差を確認していると、萌え萌え指数がドックンと一気にアップ。
こうなってしまうと、もうボクの股間のあそこはちょー元気びんびんになってしまい、もう誤魔化しは効かなくなってしまった。おんぶしてくれてる女性は、ボクの勃起を、彼女の敏感な背中で感じたようで、その感じてからの反応が、女性らしくて、しおらしかった。
「そういうことなら、仕方ないっかぁ」との諦めというか、現実の受け入れというか、無言のままボクをおんぶしたままカツカツっと歩き始めてくれたのだ。ひさしぶりのハイヒール女性のカツカツ歩きに乗れている幸せ感も極上。
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