第175話・真新しいセーラー服女子高生のおんぶ
100円ショップから出てきた女子高生のセーラー服は、初めて見るシックな落ち着いたデザインで、その女の子の着る制服そのものも、真新しく、パリパリッ感があった。セーラー服には、パリパリ感を強調する、背中側へ垂れたあの後ろ襟のピンッと張った感じが・・。制服には真新しい感があるのだが、女の子の感じはピカピカの
1年生ではなく、3年生かなと思わせる世慣れた感じ。
制服の真新しさと、着てる女の子の世慣れ感とのミスマッチ、というギャップ萌えをボクは、してしまった。
「新しい制服ですか?」
「はい、この4月からの新しい型なんですげと、それが?」
「ちょっと5分くらいでいいんで、時間いいですか?」
「はいっていうか・・なんでしょうか?」
「あなたのそのパリッパリの真新しい制服姿を観てたら、こんな女子高生に、おんぶしてもらいたいなぁ、と感じてしまって・・、ボクをおんぶして、ちょっとでいいんで、そのへん歩き回ってみてほしいんです」
「えっ、私が、あなたをおんぶするんですか? 男の人をおんぶなんてしたことないです。そもそも新しい制服とおんぶに、どういう関係が?」
「その関係とかは、乗ってから説明します。じゃあ、乗りますよ」と言いながら、ボクは、女子高生の両肩に自分の両手を掛けると、真新しいセーラー服の生地のパリパリ感が手のひらに、そして脳に・・・。ピカピカの新しい女の子に、ボクはこれから乗るんだ感が、妄想脳を直撃。
158~159センチと思われる女子高生の背中にボクは飛び乗ると、彼女は、ボクの飛び乗り衝撃で2~3歩トントンと前に歩み出たものの、しっかりとしたおんぶで70キロのボクの身体を受け止めてくれた。
「うん、なかなかイイおんぶしてくれるね、初めてなんでしょ」
「イイおんぶって・・。男の人をおんぶなんて重いです」
「でも、少しなら歩けるでしょ。そのへん歩いてみてよ」
「はい、でもなんで、おんぶを?」
「女の子におんぶしてもらうのって、気持ちいいんですよ。上に乗ってる男は、おんぶしてる女の子が思ってる以上に幸せに浸れてる。で、せっかくおんぶしてもららうのなら、キミのようなかわいくてセクシーな女の子にしてもらうのがいい」
「知り合いでもない貴方を幸せにするために、私がこな大変な力仕事を、させられるんですか?」
「キミがかわいくて魅力的な女の子だから、キミにおんぶしてもらいたいわけで。女の子って、かわいいと大変だよね。かわいくなければ、ボクみたいな男からなにも頼まれないのに、かわいいがゆえに、あれしてこれして、と頼まれちゃう」
女の子は「うん」と言いながらも、トコトコと歩き始めてくれた。この女子高生のおんぶ歩きからの揺れと振動のたまらない点のひとつが、真新しい制服のちょっと堅めな布感触というか、ザラザラ感の肌感覚。真新しいセーラー服を着た女の子が、その真新しい衣装で、ボクの身体と欲望を、もてなしてくれている。
5月に入ったこの春の気温のため、すぐにうっすらと、女の子の身体は汗ばんできてる。特に、ボクの身体と密着している部分の汗は、その汗の湿り気によって、パリパリッとしていた真新しい制服の生地が、柔らかくヨレヨレになっているのが、
「真新しい綺麗な女の子が、ボクの欲望のために、尽くしてくれてる」ってなシアワセ感をびんびんに感じ、おんぶ上から、女の子の身体や頭をギューッと抱きしめてしまう抱きしめることによって、女の子とボクの身体の密着力が強まる一体感。
だが、欲望を抑えきれず抱きしめてしまうこの行為によって
「ギューッとされると苦しいんですよ」と女の子から、かすれるような声で、言われてしまった。そのかすれる声が、これまた色っぽい。
「あっ、ごめん、キミのおんぶ、あまりにも気持ちいんで、力入れて抱きしめちゃってごめんなさい。もう抱きしめないので、今のペースのまま歩いてて」
「歩いててって・・。おんぶで歩かされてる私は、大変なんですから、もう・・」
「今の、大変なんですからもう、っての言い方がかわいい、萌えちゃうぅぅ」
今日はこんな素敵な女子高生におんぶしてもらえて、いい日だ。真新しい制服が、ボクの欲望によって、しっとりと柔らかくなって、さらにびしょ濡れになってゆく、その経過から、女の子の身体との密着にによる肌感覚で堪能できたのも新発見。
「もう、歩けません、限界ぃぃぃ。降りてもらっていいですか?」
「ヤダ、気持ちいいからりたくない、けど、降りてあげるよ」
ボクが降りると女子高生ちゃんは
「ああーっ、解放されたって感じー」と汗まみれのセーラー服で、ぴょんぴょんと跳ねていた。この、ぴょんぴょん跳ねにボクはまた新しい萌えを感じてしまった。
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