第114話・女の子の上に乗って幸せな男の演劇脚本作り
女子高生たちはその中のひとりの女の子の家へ、みんなで行って、そこで演劇のストーリーを話し合うことにしたと言ってきた。
「女の子の上に男が乗って幸せになるストーリーも使うの?」
「うん、それも含ませようかとおもって・・」
「うれしい。じゃあボクもその話し合いに行きたい」
「いいよ」
ということで、ボクは女子高生8人とぞろぞろと、閑静な住宅街の道を歩き始める。で、しばらく行ったところで提案した。
「家まで、騎馬戦で行こうよ、また、キミたちに乗りたくなっちゃった」と言って、騎馬にする3人をボクは、ササッと抽出した。公園でのとき、騎馬組みに参加しなかった2人を後方左右に、先頭役には、公園でのときボクの左側でボクが感じちゃってるのに気づいて「イヤだった」と言ってた女の子を据えた。
せっかくの機会だから、嫌がってる女の子を先頭にしたウマに乗ってみたい、という気持ちが湧いてしまった。ボクが3人の女子高生がしゃごんでるウマに跨ると、左右の女の子がボクの靴を脱がしてくれ、いいよー」との合図とともに、3人はスーッと立ち上がり、このときの浮遊感は、何度味わっても、王様気分の悦楽だ。
マンション群の並ぶ住宅街の直線道を女の子の上に乗って進んでゆくのは、なんとも最高のいい気分で、乗り心地としては、おんぶよりも心のゆとりをもって楽に女の子の腕の上にゆったりと座っていられて。
ボクを乗せてくれてる女の子たちも、3人でだから、ずっと歩かせててもバテないので、おんぶに比べると、か弱い女の子に重労働をさせている罪悪感は小さい、とはいえ、ボクを左右で支えてる後方2人の女の子の顔は乗ってるボクの目線から見下ろせる角度なので、2人のツラそうな顔が見える。
おんぶや肩車に乗ってるときは、女の子のツラそうな顔は見えないので、能天気に女の子の体力の限界まで乗っていられるが、騎馬戦ウマでは見えてしまうので、小さいとはいえ罪悪感を意識。で、その罪悪感が、萌え感情になるのかというと、女の子の顔を直視してしまうと、萌えにはならず罪悪感のほうが強くなってしまったので、後方2人の顔は直視しないことにした。
そんなこんなを妄想しながら女の子たちの騎馬に揺られていると、さっきまで歩いていた女子高生たちが、騎馬を1組作って、ボクの乗ってる騎馬を小走りに追い抜いて行った。そちらの騎馬で上に乗ってるのは、公園でボクをおんぶしてくれてたアキだった。
アキの騎馬に追い抜かれたことに反応して、ボクを乗せてる女の子3人も走り始めたが追いつけるはずはない。もうすでに公園からの長い距離ボクを乗せて歩いてきてるし、上に乗ってるのが男のボクだから、たぶんアキよりも20キロ以上は重い。にもかかわらず、女子高生同士の競争心だろうか、走ってもらえているのは、上に乗ってるボクとしては、すごいお得感で嬉しくて、感じてしまった。
こうして極上の女子高生サービスに乗せてらってボクは、女子高生の家まで連れてきてもらった。女の子3人がしゃがんでボクを降ろしてくれたが靴を履かねばならず、履いてすぐにまた家に上がるときに脱ぐのも面倒なので、騎馬の先頭をしてくれてる女の子におんぶしてもらって、玄関口まで運んでもらうことにした。
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