第105話・おんぶで走る女性にもっと速くと言ったら
ボクからの会いたい会いたいコールにやっと応じて会ってくれることになった身長164センチのエツコは、第9話でボクをおんぶして、カツカツとショッピングモールを歩いてくれた女性である。エツコは、、ボクの会いたいコールには「おんぶしてまたカツカツ歩いてほしい」が含まれていることは知ってる、というのは、ボクは、こういうホンネは包み隠さず、会いたいコールの中で伝えているから。
そんなワガママな「おんぶしてほしい」を承知でも、会ってくれることに同意してくれたエツコが、待ち合わせ場所に来てくれた姿を見ただけで、おんぶフェチのボクは萌え萌えをドックンドックンと感じてしまった。
「まったくもう、おんぶしてほしいから会って、なんて、クロはよくそんな誘い方を女の子にできるわよねー」
「誘い、だなんて・・。お願いだよ」
ボクはもう萌え萌え心を抑制できなくなってしまい、会ってそのまますぐに長身エツコの背中に飛び乗る。164センチの姿勢のカッコイイ女の子のおんぶに、ぴったりと飛び乗るためには、やや高めにジャンプしたほうがいい。ただ、高めにジャンプすることで、ボクの飛び乗った衝撃による反動で、女の子が2~3歩トントンと前へ出てしまう、その動きを見るたびに、もっとおんぶへの乗り方うまくならないとなぁ、と反省の心を感じてしまう。
エツコの背の高いおんぶは、相変わらず、その高い目線から得られる爽快感もあり、格別だった。エツコはスタイル抜群で足も長いために、ボクのおんぶ乗り位置が高いってのもある。それは、エツコが両腕で持ってくれてる、ボクの両足の宙ぶらりんとしている位置の高さからもわかる。
女の子におんぶしてもらってるときの、ボクの「感じるビジュアル」効果のひとつとして、この「宙に浮いた自分の足を上から眺める」というのがある。自分の両足が宙に浮いていることを視覚的に確認することによって、自分の全体重が女の子の上に乗ってることを再確認し、性的に感じれるのだ。エツコのおんぶでは、その宙ぶらりんの足が、より高い位置にあることで、高級なサービスをされてる極上感。
「エツコ、その交差点は渡らないで、左に曲がって。で、走らなくていいから、大股で、カツッカツッって早歩きして」
「なんで、クロって、そんなこと女の子に平気で指示できる性格なの?」と語尾荒くいいながらも、エツコは歩みを速めてくれた。足の長いエツコの
大股の早歩きからくる揺れの「じゃじゃ馬を乗りこなしてる」感は最高に、乗ってる満足感を満たしてくれる。大股歩きによる上下振動のおかげで、ボクの身体はズリオチせず、ポンポン跳ね上がる。その跳ね上げ振動が、ボクの股間に性的刺激をリズミカルに与え続ける。
エツコの歩が速度を上げたので、ボクの頬にあたる向かい風が気持ちいい。女の子におんぶで歩いてもらって受けるこの向かい風の感覚は何度体感しても、その贅沢感にこころよいしれる。
「風が気持ちいい、エツコもっと速くスピードアップ」と言うと
「走れってこと?」と言いながらも、速度アップしてくれた。
こんなカッコイイ女性に乗って、しかもその女性を走らせるなんていう男のロマン天国を実現させてしまえている男って、世界でも、それほど多くはいないだろう。
ボクは、いろいろな女性のおんぶに乗ってきているが、このエツコのおんぶほど
「勝ち組男のロマン」を感じさせてくれるおんぶは稀だ。
そんな勝ち組感もあるためか、ついついボクは、エツコの上に乗ると、お願い口調から、命令口調になってしまう。
「エツコ、もっと速く!!」
「なんで、そんなこと命令されなきゃなんないのよっ」
「ごめんなさい、つい・・・・」
「もうムカついた、おわり。降ろすよ」
「ハイ、、」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます