第104話・髪を大切にしてる女性におんぶしてもらって雑談

 女の子と喫茶店に入って今回は、髪の毛について、いろいろと女の子がわの思想を聞いてみたかった。第14話では、髪の綺麗な女性におんぶしてもらった件を記したが、このときはあまり落ち着いて喋れなかったので、今回こそは・・と。

「ボクは、女性の外観好き好きポイントのひとつとして、髪の毛はかなり上位なんですよ。だから、髪の毛を触られたくない女性がいるのも、よくわかるんです、大切なものですからね。でも好き好きポイントだから触りたいし、クンクンしたくなっちゃう。貴女のように、髪を大切してる女性にとって、ボクみたいな髪フェチな男って、迷惑な存在なんですか?」

「でも、髪に無関心で、女の子が手間暇お金かけてケアーしてることに価値を感じない男性よりは、わかってくれてる人だという嬉しさはあるなぁ」

 ボクが、女性の髪を重視するのは、髪型や髪のケアーは、その女性の表現であり努力だから。顔は生まれつきのものだから、本人の望む顔でない人も多いことでしょう。顔や胸や身体の大きさや肌や・・そういった身体のほとんどに比べれば、髪は

自分の意思で表現を変えれる自由度が大きいので、その人の内面が現れていると思う。色も変えれるし髪型はもちろんで、手入れしてるかどうかも、内面の表れ。

 それと、もうひとつは、多くの女性にとって、髪の占める面積は顔よりも広いので、イメージ素材として存在感が大きい。触ったときの感触も好き。他にもいろいろあって、ボクは髪フェチというほど、髪にこだわりがあるわけではないけど、髪型には、その女性の「私は、こういう女でありたい」という内面表現を感じているので、見ていて楽しいんですよ。特に、街ゆく女性を眺めて楽しむケースでは、髪型は大事。髪型は、後ろ姿や横からのほうが、グッとくるものありますね。

「へーー、街中を歩いてるだけでも、知り合いじゃない男性から、そんなふうに観られてると思うと、美容ファッションやりがいあって、かなり嬉しい」

 髪の綺麗な女性の髪を間近で見て堪能し触って堪能し、くちづけしてクンクンしてってできる一番よい体勢って、女の子におんぶしてもらうことで。

「そのおんぶしてほしいっての、どうにかなんないの? 女の子にとって、男の人をおんぶするって、すごく大変なことなのよ」

 その大変なことを女の子がしてくれるから、萌えちゃうし感じちゃうし嬉しいんだよ。キミみたいな華奢な女の子のしてくれるおんぶには、こんな華奢な女の子が、ボクの幸せのために・・、って思うと、もう愛おしく愛おしくて。

 おんぶしてもらってるボクは、大好きな女の子の髪に口づけしてクンクンしてて、もううっとり。このうっとり幸せな時間は、女の子がボクの全体重を重い重いといいながら支えてくれてるからこそ成り立っている。女の子の頑張りによって実現している幸せってのが、とろけちゃうほどの幸せで。

 女の子が「もう、やだ」って投げ出したら簡単に崩れ去る幸せ、そんな幸せが短い時間でも成り立っているのは、女の子のがわに、こんなワガママな男だけど、私の努力で幸せになれてるなら、幸せにしてあげてもいいっか」という心が生まれているから。そんな、女の子の優しさに、性的に気持ちよくなっちゃうんです。

「性的に感じてアレが大きくなってるのわったときには、女としての役割っての、なんとなく感じちゃったのよ、実は・・」

「私が重労働してる上に乗って性的快感なんてムカつく、でなくてよかったぁ」

「そのムカつきもあってのことよ」

「ありがとね、ホントに、こんなワガママなボクを」

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